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チェック柄とは、縦縞と横縞が一定の間隔で交差している格子模様になった柄のことをいいます。ギンガムチェックやタータンチェックが有名ですが、市松模様などもチェック柄と呼びます。また、英語では、「check」ではなく、「plaid」という表現が一般的なようです。
チェック柄は、その土地の歴史や伝統から誕生して広まったものが多く、他の柄と比べて圧倒的にたくさんの種類が存在します。さらにファッション性がプラスされていったことで、その数は、無数に増えています。その中から上記のチェック柄をピックアップしてご紹介します。
タータンチェックとは、2色以上の糸を使用した格子模様のことを指します。日本ではタータンチェックと呼ばれていますが、海外ではタータンと呼びます。スコットランドに古くから伝わる柄で、氏族を表す家紋のような役割として用いられていたそう。
ギンガムチェックとは、縦横同じ幅の線で、白地ともう1色のカラーで構成されたチェック柄のこと。名前の由来は諸説ありますが、「縞模様」を意味するマレー語の「Genggang」からきているとされています。
アーガイルチェックとは、「ダイヤ柄」と呼ばれるひし形と、斜めに交差したラインから構成された柄のことを指します。スコットランドのアーガイル地方の氏族・キャンベル家が発祥だといわれています。日本ではその見た目から「そろばん柄」と呼ばれることも。
インドの南東に位置するマドラス地方で生まれた、黄色、オレンジ、緑などの極彩色を使用したチェック柄を、マドラスチェックといいます。もともとは草木染めの糸を使った手織りの綿織物だったので、淡くにじんだ色模様が特徴です。
グレンチェックとは、千鳥格子とヘアラインストライプを組み合わせて大柄にしたもののこと。スコットランド発祥の柄で、グレナカート家を表す柄だという説と、アーカートという地の峡谷(グレン)で織られていた、という2つの説が存在しています。
イギリスで誕生した、千鳥格子柄。日本では、千の鳥が飛んでいるように見えることから千鳥格子と呼ばれています。ハウンド(猟犬)の歯にその形が似ていることから、英語ではハウンドトゥースチェックと呼ばれているのだそう。
正方形が交互に並んだ格子柄のことを、ブロックチェックと呼びます。日本では「市松模様」とも呼ばれ、これは、江戸時代の歌舞伎役者、初代 佐野川市松がこの柄の袴を履いて注目されたことに由来しています。
単色の縦横の細い線が交差して、四角形を形づくっている格子柄のことをいいます。見た目が窓の格子に似ていることから、その名が付きました。 シャツやスカート、パンツ、ジャケットなど多様なアイテムの柄としてよく使われています。
同じ色相で明度差を変化させた、2色以上の色を重ねて使ったチェック柄のこと。同系色で濃淡をつけた柄なので、全体的に統一感が生まれ、落ち着いた印象になるのが特徴です。
ピンで刺したような小さな格子柄のこと。遠目で見ればほぼ無地のように見えます。日本では、微塵格子(みじんごうし)とも呼ばれています。スーツなどでよく使われるチェック柄です。
ひし形の模様で構成されたチェックのことをいいます。ハーリキンとは「道化役者」のことを意味し、道化師の衣装でよく使われることが多いことから、名付けられました。
黒と白など対照的な2色の色糸を斜文織りした格子柄のことです。日本語では小弁慶ともいわれます。シェパードとは、「羊飼い」の意味で、スコットランドの羊飼いがこの柄をはじめて着用したことから、この名称になったといわれています。
明度差のある同系色、または、色違いの2種類のシェパードチェックを組み合わせた、小格子柄のこと。名前の由来は、アメリカの狩猟クラブ「gun club」が好んでこの柄の服を着ていたことから付いたといわれています。
かご・バスケットのように経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を織り込んだ格子柄のことで、籠格子、網代格子と呼ばれることもあります。もともとは織り組織でこの柄を表現していましたが、最近では色の濃淡で籠目を表現するものも増えています。
バッファローチェックとは、黒ともう1色を組み合わせ、交差する部分を濃い黒にした格子柄のことをいいます。1830年創業のアメリカのアウトドアアパレルブランド「ウールリッチ」が、人と獲物を誤認するのを防止するため、視認性の高い赤×黒のチェック柄を開発したという話が、そのルーツとして有力です。
minneで見つけたおすすめのチェック柄ファッションアイテムをご紹介します。
シックなチェック柄アイテムをお探しの方はぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。
コーディネートの主役使いにぴったりなチェック柄のパンツ。モノトーンカラーを選ぶと、トップスが選びやすくなるはず。
ウールでつくられた温かいパンツ。ワイドパンツで動きやすく、ウエストはゴム使用になっているためストレスフリー。着脱もしやすさも魅力的ですよ。
丈がオーダー可能で、自分にぴったりと合ったサイズに仕立ててもらうことができるバルーンパンツです。股下が深めになっているのでサルエルのようなシルエットが特徴的。綺麗なラインを楽しめる一着です。
シンプルなコーディネートにさらりと羽織るのがおすすめ。1着持っていると着こなしの幅がぐっと広がりますよ。
どこかレトロな雰囲気を醸す、オーバーサイズのコートです。後ろにたっぷりプリーツがほどこされていることで、中に着込みやすいつくりになっています。
さらっと羽織って日常使いできるガウンコートです。ゆるっとしたシルエットで、大きなブランケットを肩に掛けたような見た目の襟元が特徴です。
1枚でも重ね着でも楽しめるチェック柄のシャツは王道の人気アイテム。ちょっぴり個性的なデザインのものを集めてみました。
綿100%の生地でつくられた、爽やかな一品です。裾の曲線ラインがポイント。色違いのブラックも販売されていますよ。
ぽわんとした袖の形がかわいらしいブラウス。上品な輝きを放つシェルボタンが使われています。袖丈の変更が可能な作品です。
秋冬のコーデにプラスしたい、チェック柄スカート。靴下のカラーで遊び心をプラスしてみるのもおすすめですよ。
色味がかわいらしいギャザースカート。細かいギャザーがきれいめな印象を演出しています。ウエスト部分は、ゴムになっていて着心地がよいアイテムですよ。
生地にボリュームがあり、見た目にもほっこりとした温もりを感じられるチェックスカート。短すぎず長すぎない丈感もバランスがよく、コーディネートの幅を広げてくれますよ。
カジュアルな着こなしにぴったりなチェック柄のワンピース。ベルトなどを取り入れて、着こなしに変化をもたせるのもいいですね。
360度ぐるりとあしらわれた襟やウエストのリボンなど、細部までこだわりが詰まったワンピースです。冬のコートとも相性抜群ですよ。
ブリティッシュさを残しつつ、カジュアルダウンさせたローウエストのタータンチェック柄ワンピース。生地はレーヨン100%でとろみのある着心地です。
チェック柄のバッグはコーディネートのポイント使いにぴったり。しっかりした素材のものを選べばかっちり感もプラスできるので、かしこまったシーンなどにもおすすめです。
さりげなくラメが輝く、イタリア製の上質なファブリックが使われています。手持ちでも肩掛けでも使える2way仕様。
ふっくらとした立体感のあるシルエットがかわいいキューブバック。同じ柄でつくられた巾着がセットになっているのも嬉しいポイントです。
シーンを問わず活躍してくれる、チェック柄のアクセサリー。今回は、華やか度をアップしてくれるアイテムを集めてみました。
フリンジが付いている豪華な印象のイヤリング。コーディネートのアクセント使いにおすすめです。綺麗目な服装のときにも大人かわいいを演出できますよ。
リボンやビジューなどを使った、ラグジュアリーなデザインが目を惹く耳飾り。日常からフォーマルまで、幅広いシーンで活躍してくれそう。
チェック柄初心者の方は、ストールやネイルからはじめてみるのもおすすめ。落ち着いた色味で取り入れやすい作品をご紹介します。
シンプルな装いにプラスしたい、ウールガーゼのストールです。薄い生地でつくられているので、使わないときはバッグに収まるのも嬉しいポイント。
ニットの編み目をリアルに再現したデザインがかわいいネイルチップ。ゴールドのラインが華やかなチェック柄と、差し色のボルドーが素敵なデザインです。
minneには他にもおしゃれなチェック柄のアイテムがたくさんあります。ぜひ秋冬のファッションに取り入れてみてくださいね。
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