/
インドの国民栄誉賞受賞アーティスト「バッジュ・シャーム」氏の日本初となる個展「Bhajju Shyam KYOTO(バッジュ・シャーム・キョウト)」が、8月11日(金・祝)〜29日(火)に、東寺・食堂(じきどう)にて開催される。
「Bhajju Shyam KYOTO」は、“森の民”とも呼ばれるインド中部の少数民族“ゴンド族”のアーティストであるバッジュ・シャーム氏の日本初の個展。
トライバルアートでありながら現代的なフィーリングを併せ持つ“現代ゴンド・アーティスト”として進化を続けるバッジュ・シャーム氏の作品を、真言宗が立教開宗されて1200年の節目となる2023年、総本山である東寺・食堂にて展示する。入場は無料。
バッジュ・シャーム氏は、ゴンド族に伝わる表現や物語を受け継ぎながら自身の視点で昇華し、現代的な感覚やシンプルなストーリーテリングを交えて表現することで、師匠であり叔⽗であるジャンガル・シン・シャーム氏が確立した現代ゴンド・アートの表現を拡張し続けている。
2008年の「ボローニャ・ブックフェア」で、優れたデザインの本に贈られる「ラガッツィ賞」を受賞し、現在は世界8カ国語に翻訳されている『The Night Life of Trees(夜の木)』の共著をはじめ、工芸品のようなハンドメイド絵本/アートブックで世界中から高い評価を受ける南インド・チェンナイの出版社「タラブックス」からの作品出版で知られるアーティストだ。
欧州の美術館やギャラリーなどで頻繁に個展が開催されているほか、2018年には日本の国民栄誉賞に相当する「パドマ・シュリ賞」をゴンド・アーティストとして初めて受賞するなど、インド国内外で目覚ましい活躍を見せている。
今回の個展開催に伴い、バッジュ・シャーム氏も初来日し、京都に滞在しながら作品制作などを行う。
「Bhajju Shyam KYOTO」では、同展のための描き下ろし作品や、最新作となる大型キャンバス作品など世界初公開となる作品を含む約40点の原画を公開。
驚くほど緻密なパターンや大胆なコンポジション、ユニークなモチーフと鮮やかな色彩のコンビネーションなどを、作品内で表現されているゴンド族に伝わる神話や伝承、そして同氏自身の物語とともに楽しむことができる。また、貴重な原画作品は、一部を除き販売も行う。
複製原画や図録のほか、オリジナルグッズを販売するポップアップショップも食堂内に同時にオープンし、アパレルブランド「BRÚ NA BÓINNE(ブルーナボイン)」と同展とのコラボレーションTシャツも登場する。
そのほか「A4クリアファイル」各550円(税込)、
「シルキー缶バッジ“Motif”」各440円(税込)、
「ミニ缶バッジセット“Patterns”」各550円(税込)、
「トートバック」3,960円(税込)、
「バンダナ」各2,200円(税込)や、
京都の現代アートホテル「KAGANHOTEL(河岸ホテル)」とコラボした「河岸ホテルコラボキーホルダー」1,320円(税込)などを販売する。
期間中は、「KAGANHOTEL」B1ギャラリーでも同氏の作品の特別展示を実施し、宿泊者以外も土日祝12時〜17時に見ることができるので、こちらもチェックしてみて。
■Bhajju Shyam KYOTO
会期:8月11日(金・祝)〜29日(火)
会場:世界遺産 真言宗総本山 東寺 [教王護国寺]・食堂
住所:京都府京都市南区九条町1番地
開館時間:9:30~16:30
HP:https://bhajju-shyam.jp
(山本えり)
この記事のライター
STRAIGHT PRESS
775
ストレートプレスは、トレンドに敏感な生活者へ向けて、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、モノなどの最新情報を“ストレート”に発信します。
グルメ・おでかけの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント