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日常的に体罰をするという人が26%に上る、その要因とは?<親を対象にした体罰の意識調査>

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目次

家庭内での子どものしつけの状況や体罰の有無については、なかなか外からではわかりにくいものです。そこで、厚生労働省が行った「体罰等によらない子育ての推進に向けた実態把握に関する調査」をもとに、実際に現在、15歳以下の子どもを養育している人たちのしつけにおける体罰の意識や実態を見ていきます。

18歳以下の子どもがいる親に対する体罰の意識調査

「体罰等によらない子育ての推進に向けた実態把握に関する調査」は、厚生労働省が体罰を用いない子育てを推進するという目的の下、実際の子育て現場における「体罰」の状況を把握するために行ったものです。全国の15~79歳までの男女、および18歳以下の子どもを現在養育中の親を対象にしたアンケートとなっています。

本記事では「18歳以下の子どもを現在養育中の親」の回答から、親たちの体罰に対する容認度はどうなっているのか、ご紹介していきます。

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約4割の親は「場合によって体罰は必要」

まず、「子どもに体罰を与えることは場合によっては必要だと思うか」について、回答を見てみましょう。

「あまりそう思わない」が最も多く30.5%でしたが、次に多かったのが「ややそう思う」で27.4%でした。これに「そう思う」(10.3%)、「非常にそう思う」(4.0%)を足すと、体罰を容認する親の割合は4割強となっています。

これは、全国の15歳~79歳の男女に聞いた結果とほぼ同様です。【参考記事▶「体罰は子どもに良い影響がある」と考える人は1割以上!体罰を与える場面で最も多いのは?

また、年代別ではバラつきがあり明確な傾向は見られませんでしたが、まだ幼い子どもを養育していると思われる20代の親では「非常にそう思う」と回答した人が多くなりました。

Fig01

⼦どもに体罰を与えることは、場合によっては必要だと思うか(n=5,000)「体罰等によらない子育ての推進に向けた実態把握に関する調査事業報告書」より

体罰を容認する人ほど体罰を行いやすい

次に体罰の容認度と実際に体罰を行った頻度の関係を見てみると、体罰の容認度が高い群はそうではない群に比べて、体罰の行使頻度が比例して高くなっていることがわかりました。

とくに「体罰を行うことが場合によって必要か」という設問に「非常にそう思う」と回答した人のうち、過去6ヶ月の間に体罰が「日常的にあった」と回答した人は26.3%、「ときどきあった」は23.7%。容認度が高い親の中には常態的に子どもに対して体罰を行っている人が3割近くいるという結果でした。

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体罰の容認度×過去6ヶ月の体罰行使の頻度 クロス「体罰等によらない子育ての推進に向けた実態把握に関する調査事業報告書」より

しつけのための罰で具体的な行為による違いは?

Fig02

しつけとして次のようなことを⾏うことは、場合によっては必要だと思うか(n=5,000)「体罰等によらない子育ての推進に向けた実態把握に関する調査事業報告書」より

しつけのための具体的な行為ごとに、場合によっては必要かどうかを聞いた設問では、罰の中で最も容認する割合が高くあらわれたのが「お尻や手の甲をたたくなど、子どもに物理的に罰を与えること」でした。「非常にそう思う」「そう思う」「ややそう思う」を足した割合は39.5%となっています。

次に多かったのは、「自室やベランダ、押入れに閉じ込めるなど、子どもの自由を大きく制限すること」が14.5%。また、「怒鳴りつけたり、「だめな子だ」など子どもが傷つく言葉をいうなど、子どもを否定的な言葉で心理的に追い詰めること」が13.9%でした。

心理的なダメージを与えるよりも、物理的な行為としての罰の方が容認される傾向がうかがえます。

————————※ただし、「物理的な罰」については単純に「たたく」などを指すのに対して、「言葉による罰」は「心理的に追い詰める」、「自由の制限」については「大きく」という言葉がついているため、単純比較はできないことに留意が必要。

親はどんな時に罰を与える?

では、親はどのような状況で体罰などを行使することが多いのでしょうか?

子どもに何らかの体罰を与えることを容認する状況を尋ねた結果では、「子どもに危険が生じる可能性があるとき」という回答が最も多く、54.5%でした。さらに、「他人に迷惑をかけてしまうと感じたとき」が44.3%と続いています。

子どもに何らかの危険が生じると感じた瞬間に、とっさに体の一部をたたいたり声を荒げたりした経験のある親が多いということでしょう。

さらに、「一度言葉で注意しても、行動が改まらないとき」(29.2%)や「子どもがなかなかいうことを聞かないとき」(18.3%)なども比較的高い傾向にありました。

一方、「イライラしているなど、気持ち的に余裕がないとき」(12.7%)など、親が自分のイライラのはけ口のように行動してしまったり、「親の威厳を示す必要があるとき」(6.3%)という自分の気持ちだけを優先した行動に出てしまっている親の回答も見られました。

Fig03

⼦どもになんらかの罰または体罰を与える場合があるのは、どのようなときか(複数回答)(n=5,000)「体罰等によらない子育ての推進に向けた実態把握に関する調査事業報告書」より

まとめ

今回の調査結果で、体罰を容認する人ほど、実際に体罰を行使する傾向が高いことがわかりました。また、場合によって、手をたたくなどの体罰が必要だと考える親は約4割で、特に、子どもが危険なときや他人に迷惑が及ぶときには、体罰もやむを得ないと考えられているようです。しかし、体罰がエスカレートして虐待につながるという恐れもあります。体罰は子どもの成長や発達に悪影響を与えることが科学的にもわかっていることから[*1]、国でも意識改革の取り組みがなされています。

(マイナビ子育て編集部)

※画像はイメージです

参考 [*1]体罰によらない子育てについて(厚生労働省)

調査概要

■体罰等によらない子育ての推進に向けた実態把握に関する調査事業報告書調査地域:全国調査対象:15歳~79歳までの男女、18歳以下の子どもを養育中の親調査時期:2020年日有効回答数:各5,000サンプル(総サンプル数:8,823)

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この記事のライター

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