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梅雨の季節になると、髪がパサついて広がりが目立つように。その原因は、髪のダメージによる乾燥が原因です。
髪表面のキューティクルが剥がれてしまうことで、髪内部の栄養分や水分が不足してしまい、空気中の水分を過剰摂取。これにより髪が広がってしまうのです。
また、過剰な水分摂取は髪をゴワつかせ、さらに本来髪に必要な栄養分であるタンパク質が不足することで、水分量が足りてるにも関わらず、パサついてしまいます。
では、どのような対処をするのが良いでしょうか。
まずは毛先のパサつきを解消するためには、やっぱりカットがベストです。とはいえ、パサついている部分を全部カットするのではなく、毛先をトリミングする程度でも十分。さらにカット法としては、はさみを真横に入れた切りっぱなしカット(ブラントカット)がベストです。
毛先の段面が水平になることで、キューティクルが剥がれにくくなり、パサつきを抑えることができます。
とはいえ、全体のアウトラインを全て切りっぱなしにすると、相当重めのデザインになりがち。顔まわりやサイドの髪など、毛先が目立つ部分は避けるのが良いでしょう。
次に髪全体が乾燥して広がりが目立つ乾燥毛の場合。これ以上外気の水分を過剰に取り込まないように、髪表面をコーティングする必要があります。
そのために使うべきスタイリング剤はヘアオイル。そしてここでポイントなのが、乾く前の髪と完全に乾いた後の両方につけることです。
乾いた髪につけても十分コーティングの役割を果たしますが、濡れた状態でつけることでオイルに配合された栄養分が内部まで入り、髪の広がりを抑えることができます。
2回に分けてつけるので、塗布量にはくれぐれもご注意を。つけ過ぎると髪が重くなり、モタついた印象になってしまいます。
広がりやすい髪の場合、最も効果的なのがまとめ髪です。1本結びやシニヨンなど、全体の髪を一気にまとめてしまえば即解消!
ただし、全てのまとめ髪がオススメとは限りません。乾燥毛の場合、髪の毛1本1本がバラつきやすい状態になっています。そのため、ねじり髪やくるりんぱなどのアレンジテクは、髪がほつれやすく、パサつきを強調させてしまいがち。
また、まとめ髪する前には、必ずヘアオイルやクリームなど、油分多めのスタイリング剤を使うのがベスト。髪全体にしっかりのばしてから、髪をまとめるようにしましょう。
これらをふまえて、オススメヘア&アレンジをご紹介!
【オススメヘアはこんな感じ!】
シャープなアウトラインが清々しい大人ショート
広がりやすい髪の場合、一番適している長さはやっぱりショート。でも女性らしさは残したいので、シルエットは丸みを与え、ウェイトもやや下げて仕上げるのがコツ。
アウトラインは真横にカットして、襟足に余計な毛束を残さないことで、パサつきや浮き上がりをカバー。
ストレートすぎるとお堅い印象を与えてしまうので、サイドに軽くカールを忍ばせるのを忘れずに。アイロンで毛先をワンカールさせるだけの簡単スタイリングです。
仕上げにオイルを軽くつけて、ツヤ感を与えるのを忘れずに。カールをしっかりキープさせたいなら、ワックスを少量つけておくと良いでしょう。
【オススメアレンジはこんな感じ!】
手軽にササっと作れる三つ編みシニヨン
広がりもパサつきもカバーするなら、毛先をしっかり隠したまとめ髪がベスト。ただし、シニヨンは作り方次第ではオバ髪感がでやすいため、三つ編みを採用したシニヨンにしてみましょう。
三つ編みそのものは広がりやすい髪質には不向き。太くなるし、見た目も美しくありません。
ただし、シニヨンのベースにするなら、広がりやすい髪をタイトにする効果が。さらに編み込むことで髪の側面にツヤが出るため、まとめたときにバサつく心配もありません。
たるまないように三つ編みを毛先まで作り、ゴム結びしてから内側にグルグルっと巻いて、ピンでしっかり留めれば完成。ピンが面倒な人は、上からゴムをかぶせてもOK。仕上げにスプレーをかけて、表面をコームで軽くなでつけて、ボサ髪を整えるのを忘れずに。
【監修】
この記事のライター
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