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整理収納アドバイザー鈴木久美子です。毎日出し入れする食器。適当に詰め込んでいるだけだと、使いにくく、料理のモチベーションも下がってしまいます。今回は、食器の出し入れがしやすく、見た目にもきれいな食器棚収納の7つのポイントをわかりやすく詳しくご紹介します。
整理収納アドバイザー鈴木久美子です。
キッチンの食器棚収納は、自宅の中で物の数が多く、物の出し入れの数が多い場所です。
使い辛いと、家事に時間がかかったり、イライラしたりと良いことがありません。
また、食器は毎日の食卓を演出するアイテムですので、ある程度は数を持って暮らしを楽しみたいですよね!
私自身も食器は少ない方とは言えませんが、使いやすく、見やすい食器棚収納を心がけています。
今回は、たくさんの食器もキレイに使いやすくする、食器棚収納の7つのコツをご紹介します。
食器棚の中には、毎日必ず使うようなお皿と、気が向いたら使うかな?というお皿、普段はめったに使わないお皿のように、同じ食器でもいろいろあると思います。
たくさんある食器の中で、毎日使う食器(1軍食器)は、まとめて1か所に収納することをおススメしています。
例えば、お皿はお皿、お椀はお椀と分けてしまうのもいいですが、1軍の食器はお皿もお椀も、1つのスペースに入れてしまうと、食器を出すときも片付けるときも、あちこちを開けたりしなくていいので、時短になりとても便利。
とはいえ、1軍食器が多すぎると1か所に収めることができなくなってしまうので、厳選したお気に入りの1軍を食器棚の最も出し入れしやすい場所に、収納してみましょう。
サポートに伺っていて、よくお客様が『お皿を立てて収納したい。』とおっしゃいます。
お皿を立てて収納すると、1枚ずつ見やすく、取りだしやすくなりますよね。
お皿を立てて収納できるような収納グッズもたくさんありますが私がおすすめしているのは以下の2パターンです。
一番手軽にお皿を立てることができるのは、100円ショップなどのファイルケースを活用する方法です。
無印良品やニトリなどの10㎝幅の定番のファイルボックスでも良いのですが、10cm幅よりも幅が小さく、細かく仕切れるものだと、さらに使いや少なります。
また、無印良品、ニトリなどのファイルボックスは奥行が約32cmあります。
大皿にはちょうど良いですが、小さめのお皿だとコロコロ転がってしまいます。
私が愛用しているのはダイソーのファイルスタンドという商品です。
サイズ9.1cm幅と、5.8cm幅の2種類があり、お皿厚みや、収納スペースの横幅に合うように組み合わせて使えて便利です。
私が愛用しているアイテムは、『トトノ』というシリーズの収納アイテムです。
仕切りがついているので、お皿を1枚ずつ独立して立てて収納することができます。
お皿とお皿がカチャカチャとあたりにくいので、大切にしているお皿などにもおすすめです。
大・小サイズがありますが、大きすぎるお皿や、厚みのあるお皿は、サイズに合わないこともあったり、四角いお皿は収まりが悪いというデメリットもあります。
画像右端は、スペースが余ったので、ニトリのファイルボックスを入れて、トトノでは入らない大皿を入れています。
カトラリー類(フォークやスプーンなど)の収納ケースがなかなかピッタリするのが見つからずに困っている方も多いです。
確かにスペースに縦にも横にも合うように収納ケースを選ぶのは難しいですよね。
そんな時には、伸縮するタイプの収納ケースがおすすめです。
我が家は、KEYUCAの収納ケースを愛用していますが、その他にもニトリ『ブラン伸縮するケース』や、Tower『カトラリーケース』なども伸縮して、スペースに合わせやすいケースもありますよ。
ランチョンマットは収納場所に困るアイテムです。お悩みの相談もよく受けます。
冷蔵庫などに張り付けれれる、ランチョンマット専用のケースなどもあるのですが、お手持ちのランチョンマットのサイズに合わなくて入らない、という事もよくあります。
収納スペースがないからと、丸めたり、折ったりすると使う際に折り目が気になりますよね。
私もいろいろな方法を試してみましたが、ここ数年一番気に入っている方法は、棚板を1段追加する方法です。
つっぱり棒2本と、つっぱり棒用の棚板を用意すれば、簡易的に棚が1段できます。
たった5cmくらいのスペースにランチョンマットを12枚収納できていますよ。
グラス類を収納するコツは、縦並べにすることです。
縦並べとは、手前から奥に向かって同じシリーズを並べていきます。
例えば、シャンパングラス、ワイングラス、ビールグラスなどの並べ方です。
上記のように、横並びにしてしまうと、一番後ろにある、『ビールグラスが欲しい』と思った時に、すべて手前の物をよけないといけなくなるため、使いにくいです。
グラス類だけでなく、この手前から奥に向けての縦並べルールはよく使えますので、意識してみて下さいね。
吊戸棚や、高い位置の収納には取っ手付きの収納ケースを使ってみましょう。
できるだけ、高い位置に収納するものは、割れる物や重い物ではなく、紙皿や、プラスチック系の物、お弁当箱、キッチン雑貨などを収納するといいですね。
もちろん、高い位置に割れる食器や、めったに登場しない食器を収納しても大丈夫ですが、割れ物の場合は取っ手付きのケースではなく、食器のまま入れてみて下さい。
パントリー(食品収納庫)などが無い場合は、食器棚のスペースを活用して、食品を収納する方も多いです。
我が家は、子どものお菓子収納と、頂き物などのお菓子などは食器棚に入れていますが、食品はキッチン側に全て収めています。
以下の画像はお客様事例ですが、食器棚の下の深い引き出し内に食品を収納されていらっしゃる方が多いです。
ただ、上の画像のように、大きくて深い引き出しに適当に詰め込んでしまうと、どこに何が入っているかわからなくなってしまいます。
そんな時は、ファイルボックスなどを活用し、引き出し内を仕切って、食品をカテゴリーごと(乾物、レトルト、粉物、ルーなど)に分類して、ざっくり収納してみて下さい。
上からみて、全ての物が重ならないように見渡せるように入れるのが重要です!
今回は、食器棚収納7つのコツをご紹介しました。
食器棚の形状によっては当てはまらないこともあるかと思いますが、何かの参考になればうれしいです。
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片づけ・収納の専門家【保有資格】整理収納アドバイザー...
鈴木久美子
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整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、クリンネスト1級の資格を保有。片づけ、収納、暮らしを整える専門家として活動中。収納・片づけに悩む個人宅に訪問する『整理収納サポート』は500回以上。オンライン(ZOOM)を活用した『整理収納レッスン』も全国から依頼を受ける。YouTubeやInstagramでは暮らしに役立つ情報を発信中。小学生2人の母親。3LDKのコンパクトなマンションに暮らす。
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