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菜の花(ナノハナ)は、鮮やかな黄色が特徴的な花です。花として鑑賞するだけではなく、おひたしや天ぷらなどの料理としても、私たちの生活に浸透しています。しかし、そんな菜の花の花言葉を知っている人は少ないのではないでしょうか。そこで今回の記事では、花言葉の意味や由来、菜の花の楽しみ方を紹介します。
花言葉とは、花ごとにつけられた言葉で、見た目や開花時期、咲き方などさまざまな特徴をもとに、その花にふさわしい言葉がつけられています。
ここからは、菜の花の花言葉の意味や由来について解説します。
菜の花全般の花言葉は『快活』『明るい』『元気いっぱいの豊かさ』『小さな幸せ』『財産』『競争』の6つです。
▪️『快活』『明るい』『元気いっぱいの豊かさ』
菜の花の黄色の花から受ける印象からつけられた花言葉です。
また、菜の花は食用として食卓に上がる機会が多いことから、食べることで元気をもらえることに由来して花言葉がつけられたとされています。
▪️『財産』『競争』
菜の花が群生して咲く姿が、競い合っているように見えるため『競争』という花言葉がつけられました。
また、風水や占いにおいて、黄色がお金や財産を意味する色であることからつけられたといわれています。
▪️『小さな幸せ』
一つひとつの花が小さく密集している菜の花の形状が由来といわれています。
菜の花の英名は『canola flower(キャノーラフラワー)』です。また、キャノーラフラワーには『セイヨウアブラナ』という意味もあります。
セイヨウアブラナは、みなさんも良くご存じのキャノーラ油や菜種油の原料となっている植物です。
結論からいうと、菜の花の花言葉には怖い意味はありません。
ただし、『財産』『競争』という花言葉は、シチュエーションによってはネガティブな意味で捉えられてしまう可能性があります。
たとえば、会社の中でライバル関係にある人に、菜の花の花束をプレゼントしてしまうと、場合によっては嫌味として受け取られてしまうこともあるでしょう。
また、裕福な家庭に育った人や財産を持っている人に対して、渡してしまうのも、勘違いをされてしまう原因になる可能性があります。
そのため、菜の花の花束を誰かに渡す際は、シチュエーションや相手との関係地に留意することが大切です。
ただし、もともとの花言葉の意味としては、お互いを高め合える『競争』、努力をして得た『財産』というようにクリーンな意味合いでつけられています。
菜の花といえば、黄色い花に緑の葉っぱというイメージが強いかもしれません。
しかし、菜の花には黄色以外の色もあり、花言葉も色によって異なります。
ここからは、色別の菜の花の花言葉について解説していきます。
多くの人が見たことのある黄色い菜の花の花言葉は、『快活』『小さな幸せ』です。
前述した通り、『快活』は、菜の花の明るくてきれいな黄色の見た目から付けられたものです。『小さな幸せ』は、菜の花が身近な花であることや、一つひとつの花が小さいことからつけられました。
白い菜の花の花言葉は、『潔白』『適応力』です。
そもそも、白い菜の花というのは、大根の花のことをさすため、花言葉も大根と同じになります。
『潔白』は、大根の白さが由来となってつけられたもので、『適応力』については大根がどのような料理にも合う野菜であり、味が染み込みやすいことからつけられたそうです。
見たことがある人は少ないかもしれませんが、紫色の菜の花も存在します。
紫色の菜の花の花言葉は『聡明』『知恵の泉』です。紫色の菜の花は、三国志に天才軍師として登場する諸葛孔明が植えたといわれている花なので、花言葉も諸葛孔明の聡明さや天才ぶりを表した言葉となっています。
ここまでは、菜の花の花言葉について解説してきましたが、菜の花の基本情報についても見ていきましょう。
菜の花は、日本原産の花だと思っている人が多いかもしれませんが、実は地中海沿岸が原産地の植物です。菜の花が日本に入ってきたのは、弥生時代だといわれています。
ただし、日本に古くからある在来種の菜の花も存在します。
現在、食用として使われている菜の花は、この在来種と地中海沿岸が原産の2種類となっています。
また、菜の花には、『胡菜(コサイ)』油菜(アブラナ)』菜種(ナタネ)』などの別名があります。
菜の花の名前の由来は、『食べられる』ことに由来します。菜の花の『菜』は、食べられるものであること、食用であることを示しています。
つまり、菜の花という名前は、『食べられる花』という意味なのです。
菜の花は、他の花と同様に気温が上昇することによって開花するため、開花時期は地域によって異なります。地域ごとの具体的な開花時期は以下の通りです。
・北海道:5月中旬~6月
・東北:5月上旬~5月下旬
・関東:3月中旬~4月下旬
・東海:3月下旬~5月
・近畿:3月中旬~5月
・四国:3月~4月
・九州:3月~6月
日本全体での菜の花の開花時期は、3月から6月ごろまでで、およそ3カ月間にわたって楽しむことができます。また、菜の花の開花時期は、桜の開花時期と重なることが多いので、菜の花と桜の開花を一度に楽しめる名所もあります。
誕生花とは、誕生日にちなんで決められている花のことです。
菜の花が誕生花となっている日は以下の通りです。
・2月6日
・2月24日
・3月1日
・3月7日
・3月10日
・3月16日
・3月27日
・4月1日
菜の花は、菜の花が開花する頃の誕生花となっています。また、菜の花の別名である油菜(アブラナ)は、2月6日と2月20日の誕生花です。
ここからは、菜の花の楽しみ方について解説していきます。
贈り物や食事としてはもちろん、きれいな菜の花を見ることができる観光スポットも紹介するので、ぜひチェックしてださいね。
菜の花の花言葉には、『小さな幸せ』『明るさ』などのポジティブな意味があるので、大切な人への贈り物としてぴったりです。
また、菜の花の鮮やかな黄色は、部屋を明るくしてくれるので、コロナ禍で外出が難しい人や多忙で観光や旅行にいけない人にプレゼントすることもおすすめです。
ちなみに菜の花は、花瓶の中でも成長するほど生命力が強いため、水を絶やさなければ1週間程度きれいな状態を維持することができます。
菜の花がお花屋さんに並ぶのは、1月頃から3月頃までなので、ぜひこの期間を狙って買いに行ってみてくださいね。
前述した通り、菜の花は食べることができるので、食材として楽しむこともできます。
特に、おひたしや天ぷらの材料として使われることが多く、菜の花を食べることで、春の訪れを感じることができるでしょう。
ちなみに菜の花は、花が咲いてしまうと苦みが強くなるので、花が咲いていないつぼみの状態の時に食べるのがおすすめです。
スーパーや八百屋で簡単に手に入れることができるので、菜の花をぜひ手に取ってみてくださいね。
菜の花は、プレゼントや食事としても楽しめますが、やはり菜の花畑を訪れて鑑賞したいという方も多いのではないでしょうか。菜の花畑を楽しむことができる主な名所は以下の通りです。
・葛西臨海公園(東京都江戸川区)
・国営昭和記念公園(東京都立川市)
・吾妻山公園(神奈川県中郡二宮町)
・三ノ倉高原花畑(福島県喜多方市)
特に、国営昭和記念公園には、敷地内に1,500本もの桜の木があるので、菜の花と桜の花を同時に見ることができます。
ぜひ開花時期にあわせて、大切な人と菜の花畑を訪れてみてくださいね。
菜の花は、近くの公園や河原などに咲いている、とても身近な植物です。
そんな菜の花だからこそ、花言葉を知っておくと、プレゼントとして花束を渡す時に役立つかもしれません。
食事に菜の花を出した時に、花言葉を一緒に伝えると、家族やパートナーとの会話が弾むきっかけになるでしょう。
また、菜の花が一面に広がる菜の花の絨毯(じゅうたん)は非常に美しいので、観光スポットやデートスポットとしても、菜の花畑はとてもおすすめです。
春ごろにお出かけする際は、ぜひ菜の花畑を訪れてみてくださいね。
・菜の花全般の花言葉は『快活』『明るい』『元気いっぱいの豊かさ』『小さな幸せ』『財産』『競争』
・菜の花の花言葉に怖い意味は特にない
・菜の花の花言葉は、花の色によって異なっている
・菜の花の開花時期は3月から6月
・菜の花は鑑賞以外にも食事としても楽しむことができる
この記事のライター
michill トレンド
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ファッション、ビューティー、ネイル、ヘアスタイルなど、幅広いカテゴリのトレンドに敏感なアラサー女子です。話題のアイテムの情報や気になる商品のレビューを紹介します。
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