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沈丁花 花言葉

沈丁花(ジンチョウゲ)の花言葉は怖い?由来や色別(白・赤)の意味を解説

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春になると甘く優雅な香りを漂わせる沈丁花(ジンチョウゲ)。沈丁花は庭木として人気があり、生垣や公園の植え込みでもよく見かける植物です。親しみのある沈丁花ですが、花言葉は怖いといわれることがあります。今回は、沈丁花の花言葉や由来、基本情報、庭に植えるときの注意点を紹介します。

目次

1.優雅な香りの沈丁花(ジンチョウゲ)の花言葉・由来

沈丁花は特徴やイメージからつけられた花言葉を多く持っています。

花言葉の意味・由来をチェックしてみましょう。

1-1.沈丁花(ジンチョウゲ)の花言葉は『勝利』『栄光』

沈丁花の代表的な花言葉は、『勝利』『栄光』です。

この花言葉の意味は、勝利と栄光のシンボルとされている『月桂樹』に沈丁花の葉が似ていることが由来とされています。

他にも、沈丁花には以下のような花言葉があります。

▪️『永遠』『不滅』『不死』

一年を通して緑色の葉をつけ、いつも青々としていることが由来とされています。英語の花言葉も『glory(栄光)』『immortality(不死・不滅)』です。

▪️『歓楽』『甘美な思い出』

沈丁花は小さな花を咲かせて心地よい甘い香りを遠くまで飛ばします。この特徴にちなんで、ロマンチックな花言葉もつけられています。

1-2.【色別】白・黄色・淡赤(うすあか)の花言葉の意味

沈丁花にはさまざまな品種があり、それぞれ異なる色の花を咲かせます。

一般的な沈丁花は、内側が白く外側が淡赤色の花を咲かせる『薄色沈丁花(うすいろじんちょうげ)』という品種です。

白色の花を咲かせる『白花沈丁花(しろばなじんちょうげ)』や葉の縁に黄白色の斑ができる『覆輪沈丁花(ふくりんじんちょうげ)』などもあります。

『黄花沈丁花(きばなじんちょうげ)』という品種は夏に葉が落ちることから『なつぼうず』とも呼ばれており、春になると黄色い花を咲かせます。

沈丁花の花言葉は、とくに色によって意味が分けられていることはないようです。

1-3.沈丁花(ジンチョウゲ)の花言葉の由来には怖い意味がある?

沈丁花には、『実らぬ恋』という少しネガティブな花言葉もついています。この花言葉は、ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語が由来とされています。

【登場人物】
・太陽神『アポロン』
・河の神『ペーネイオス』
・河の神ペーネイオスの娘『ダフネ』
・愛と性欲の神『エロス(キューピッド)』

【物語のあらすじ】
ある日太陽神アポロンは弓矢で遊ぶエロスをからかい、激怒させてしまいます。

エロスは恋心を抱かせる金の矢をアポロンに、嫌悪を抱かせる鉛の矢を河の神ペーネイオスの娘であるダフネに打ち込みます。

金の矢を打ち込まれたアポロンはダフネに熱烈な恋心を抱きますが、鉛の矢を打ち込まれたダフネはアポロンを嫌いになってしまうのです。

執拗に追いかけてくるアポロンに捕まりそうになったダフネは、「自分の姿を変えて逃げさせてほしい」と父である河の神ペーネイオスに助けを求めます。

ペーネイオスは願いを聞き入れ、月桂樹の木にダフネを変身させます。

悲しみに打ちひしがれたアポロンは月桂樹の枝で冠を作り、永遠の愛の証としてかぶり続けたのです。

沈丁花は月桂樹に似ていることから、アポロンとダフネの物語にちなんだ『実らぬ恋』という花言葉がついています。

まるでアポロンがストーカーのようで怖いという印象を持つ人もいるかもしれませんね。

しかし、切なく悲しい物語が由来で、沈丁花には怖い意味の花言葉はついていません。

2.世界三大香木!沈丁花(ジンチョウゲ)の基本情報

沈丁花は中国やヒマラヤ原産の常緑木で、室町時代に中国から日本に伝わったといわれています。

樹高は1m程度と低く、枝の先に複数の花がかたまって咲きます。

沈丁花という名前は花の香りが香木の『沈香(ちんこう)』に、花の形がスパイスにも使われる『丁子(クローブ)』に似ていることが由来です。

沈丁花はクチナシや金木犀(キンモクセイ)に並ぶ世界三大香木のひとつで、良い香りの花をつける樹木として知られています。

沈丁花は香りを遠くまで飛ばすことから、『千里香(せんりこう)』『千里花(せんりばな)』という別名もあります。

中国では『瑞香(ずいこう)』と呼ばれており、縁起の良い花として人気です。
ちなみに、学名や英語名にある『Daphne』は、ギリシャ神話に登場するダフネが由来となっています。

3.沈丁花(ジンチョウゲ)を庭に植えるときの注意点

最後に、沈丁花を庭に植えるときの注意点や風水でおすすめの方角を紹介します。

3-1.沈丁花(ジンチョウゲ)は毒性が強い

沈丁花には花・葉など全体に『ダフネチン』という有毒成分が含まれています。

とくに樹皮や樹液、根、果実の毒は強いといわれており、誤って摂取すると下痢や嘔吐、心臓障害などの中毒症状が起こる恐れがあります。

樹液がつくと皮膚にかゆみや炎症、水ぶくれが引き起こされる場合もあるので、沈丁花に触れる際は十分に注意しましょう。

樹液は剪定の際につきやすいので、必ず手袋をつけて作業することが大切です。

沈丁花は自然と半球状の形になるので、基本的に剪定は必要ありません。太い枝を切ったりたくさんの枝を切ったりすると毒に触れる危険性が高まり、沈丁花自体も弱らせてしまいます。

花が咲き終わった3月〜4月頃に、軽い剪定をする程度にしておきましょう。

3-2.【風水】沈丁花(ジンチョウゲ)は北に植えるのが吉!

家の周りに植物を植えるとき、風水を気にする人もいるのではないでしょうか。

風水は環境を整えて運を開いていくもの。方角と相性の良い植物を植えることで、運気をアップできる可能性があります。

沈丁花は、金運・恋愛運・仕事運を司る北の方角に植えるのがおすすめです。

北は『水』の気が強く冷えやすいため、白・ピンク・オレンジなど暖色との相性が良いとされています。さらに北の方角には常緑樹が吉とされているので、白や淡いピンク色の花を咲かせる常緑樹の沈丁花はぴったりです。

沈丁花は強い西日や直射日光が当たる場所に植えると、株が弱ってしまうことがあります。半日陰を好む植物なので、あまり日が当たらない北の方角に植えてもよく育つでしょう。

また、ピンク色の沈丁花は運気アップの効果があり、恋愛運をアップしたいときは西南の方角に、金運をアップしたいときは玄関先に植えるのが良いといわれています。

縁起の良い花言葉をもつ沈丁花(ジンチョウゲ)の優雅な香りを楽しもう!

沈丁花は毒を持っていたり切ない花言葉がついていたりしますが、白やピンクなど春らしい花を咲かせる素敵な樹木です。

良い香りをさせる世界三大香木として有名で、樹高1m程度とそれほど大きくないので小さなスペースにも植えることができます。

また、沈丁花の香りをイメージした香水やアロマグッズも豊富に揃っているので、ポジティブな花言葉を添えて誕生日ギフトとして贈るのもおすすめです。

今回紹介した情報を参考に、縁起の良い花言葉をもつ沈丁花の優雅な香りを楽しんでみてくださいね!

まとめ                                

・沈丁花の花言葉は、『勝利』『栄光』『永遠』『不滅』『不死』『歓楽』『甘美な思い出』
・沈丁花にはギリシャ神話の『アポロンとダフネ』が由来の『実らぬ恋』という切ない花言葉はあるが、怖い意味の花言葉はついていない
・沈丁花は世界三大高木のひとつで、『覆輪沈丁花(ふくりんじんちょうげ)』『白花沈丁花(しろばなじんちょうげ)』など色の違う種類がある
・沈丁花は毒性が強いので、触れるときは注意が必要
・風水では、沈丁花を北の方角に植えるのが吉とされている



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