【花言葉】コスモスには怖い意味はあるの？色別（白・赤など）の意味を解説

1．コスモス（秋桜）の基本情報

コスモス（秋桜）の基本情報は以下の通りです。

1-1．コスモスの特徴

和名の『秋桜』からイメージできるように、コスモスは秋の花として有名なキク科コスモス属の植物。
茎の先端に直径約5cmほどの花は、黄色いガクに白やピンク・赤などの華やかで美しい色合いの花を咲かせます。
細く小さな葉っぱで、枝分かれするように映えるのも特徴です。
自生から園芸品種まで幅広いので日本全国で目にしやすく、品種によっては夏に咲くものもあります。

1-2．コスモスの種類

白やピンク、赤などのコスモスを目にする機会が多いですが、実は品種も数が多く開花時期や花姿などが違います。

【サニーレッド（キバナコスモス）】
黄色やオレンジの花を咲かせることから、『キバナコスモス』とも呼ばれる品種。
一般的に見かけることの多いコスモスよりも花は小さめで、低い草丈に幅の広い葉っぱが特徴です。
熱帯アメリカ原産ということもあり暑さに強く、6月〜11月に開花します。

【ダブルクリック】
一重咲きが一般的なコスモスの中でもめずらしい八重咲きの品種。半八重咲きになる花もあり、ダリアに似たボリュームのある花姿をしています。

【チョコレートコスモス】
チョコレートのような色の花を咲かせる品種で、濃い紫や黒、茶色にも見える絶妙な色味が特徴的。
ほのかなチョコレートの香りがするのも特徴で、最近は園芸店でもよく見かけます。

1-3．コスモスの誕生花と花名の由来

コスモスの誕生花と花名の由来を解説していきます。

【コスモスの誕生花】
コスモスの誕生花は色ごとに異なりますが、秋の花にふさわしい時期に設けられています。

・9月27日、10月5日（黄）
・10月6日（赤）
・10月14日（白）
・10月22日（ピンク）

【花名の由来】
コスモスの花名は、18世紀後半にスペインのマドリッド王室植物園の園長を務めていた、ホセ・カバリニス神父が命名したといわれています。
当時、新種の植物だったコスモスを見たホセ・カバリニス神父は、『調和』『秩序』を意味するギリシャ語の『cosmos』にちなんで名付けられました。
和名の『秋桜』はコスモスが明治12年日本に渡った際、『秋に咲く桜のような花』に由来して命名。
当初は『あきざくら』と呼ばれており、路地でも自生することから日本全国に広まりました。
その後、1977年10月にリリースされた山口百恵さんの『秋桜』がヒット。
歌内の歌詞では『秋桜』に『コスモス』の当て字をしており、曲のヒットと共に呼び名が定着したといわれています。
ちなみに、『大春車菊（オオハルシャギク）』もコスモスの別名です。

1-4．コスモスの開花時期

コスモスの開花時期は6月〜11月で、品種によって夏や秋に集中するものもあります。
丈夫なため道端や河川敷、公園などの身近な場所に自生し、園芸品種も流通している花です。

1-5．コスモスの原産地

コスモスの原産地はメキシコ。
原産地の気候の影響か、コスモスは暑さに強い性質があります。

2．【色別】コスモスの花言葉

コスモス全般の花言葉は『調和』『謙虚』『乙女の真心』で、コスモスの語源が由来。
色別の花言葉もそれぞれあるので、ここで紹介していきましょう。

2-1．白のコスモス

白のコスモスには、『優美』『美麗』『純潔』の花言葉があります。
ピュアなイメージの白色や、可憐でエレガントなコスモスの花姿からつけられたのではないでしょうか。

2-2．ピンクのコスモス

ピンクのコスモスには『乙女の純潔』の花言葉が託されています。
少女のような、愛らしい女性のイメージを持つピンク色にふさわしい花言葉ですね。

2-3．赤のコスモス

赤いコスモスの花言葉は『愛情』で、情熱的な色の赤からも連想しやすいですね。
また、赤のコスモスには全般の花言葉である『調和』もあります。

2-4．オレンジ（黃色）のコスモス

サニーレッド（キバナコスモス）を代表するような、オレンジや黄色の暖色系コスモスには『野生的な美しさ』『自然美』『幼い恋心』の花言葉があります。
太陽を思わせるような明るく元気な色なので、ふさわしい花言葉ではないでしょうか。

2-5．黒のコスモス

チョコレートコスモスのような黒のコスモスには、『恋の終わり』『恋の思い出』『移り変わらぬ気持ち』の花言葉があります。
ひとつの恋が終わったあとの悲壮感を連想させる花言葉で、やや寂しい印象がありますね。

2-6．コスモスには怖い花言葉の意味はあるの？

コスモスの花言葉には怖い意味はありません。
しかし黒のコスモスには、恋の終わりや恋が終わったあとの気持ちを表す花言葉が並んでいるため、怖い意味があると感じる人がいるかもしれませんね。

3．コスモスの贈り方3選！

コスモスは鑑賞として楽しめる植物ですが、素敵な花言葉があるのでプレゼントとしてもぴったり。
そこでここでは、コスモスのおすすめの贈り方を紹介していきます。

3-1．花束で贈る

コスモスは花持ちが5〜10日ほどあるので、切り花として用いることができます。
特にブーケはコスモスのプレゼント方法としてポピュラーで、庭や道端で摘んだものを利用できるのでお手頃ではないでしょうか。
白やピンク、赤などのコスモスをブーケにして、華やかにしてみるのもいいですね。
ただし、コスモスは茎が細く水が切れやすいので注意しましょう。

3-2．フラワーアレンジメントで贈る

花瓶やバスケットなどをベースにして、コスモスを活けて飾るのもおすすめです。
白やピンクなどの色を交えてコスモスを用いるのもいいですし、コスモス以外の花も交えてアレンジすると、より華やかな仕上がりになるでしょう。

3-3．鉢植えで贈る

コスモスを贈る方法として鉢植えを用いるのもいいですね。
コスモスは流通している品種が多いので、自分なりに寄せ植えをアレンジしてみるのもおすすめです。

花言葉と一緒にコスモスを贈ろう！

秋にたくさんの花を咲かせるコスモスは、丈夫な性質もあり公園から河川敷、道端などで見かけることの多い花です。
生活圏でよく目にする花なので、私たちにとって身近な存在でもあります。
コスモスの花言葉には、花の姿にふさわしい可憐でポジティブなものが揃っているので、プレゼントに最適です。
ぜひ、大切な人にコスモスの花をプレゼントしてみてくださいね。

まとめ

・コスモス全般の花言葉は『調和』『謙虚』『乙女の真心』
・コスモスには色別の花言葉がある
・花言葉に怖い意味はない
・コスモスは自生から園芸品種までさまざま
・ポジティブな花言葉なのでプレゼントに適している