モノが多くて不便になってない？暮らしのプロが教える「少ないモノで豊かに暮らす」6つのコツ

物が多いと豊かなの？

たくさんの物を持っていると幸せで満たされるのか？というとそうではありません。

よく、整理収納をダイエット（健康管理）に例えてお話しすることがありますが、たくさん美味しい物を食べる事は確かに幸せですが、毎日必要以上に食べ過ぎて、身体に影響があるくらい食べたらどうでしょうか？

少し太ってしまうくらいならまだよいのですが、食べすぎも度を超えると、不健康になったり病気になったりすることもありますよね。病院に通うようになり、無理にでも食べる量を減らしていくことも必要です。

物も同じだと思います。

食欲と同様に、物欲もあります。便利な物、素敵な物、いろいろな物が欲しくなってくると思います。これも、少々多いくらいでは、生活に影響は出てこないかもしれません。

ただ、本当に多すぎると、物を把握できなくなり、いつも探し物をすることになったり、物置部屋で一部屋占領してしまい、子ども部屋を作れないなど、暮らしに影響が出てきます。

もっと悪化してくると、ダイニングテーブルの上も物だらけで、食事を食べるスペースがなかったり、物が多すぎて、不衛生になる事もよくあります。

物は暮らしを豊かにしてくれるのは間違いないですが、物が適正量を超えると、暮らしを逆に不便に、不幸にしてしまう事があります。

豊かに暮らすコツ①物に対する満足度を上げる

少ない物でも豊かに暮らすためには、1つ1つの物に対する満足度を上げる事が非常に大切だと思います。日々の暮らしの中で、何気なく使う物や目に入る物が、好きだな、と感じると、毎日の暮らしはとても豊かになってきます。

同じ飲み物でも、使い捨ての紙コップで飲むのではなく、お気に入りのカップで飲むと気持ちもうれしくなりますね。

豊かに暮らすコツ②安い物ではなく、少し高い物を買うようにする

物は、安くても長く愛用できる物もありますし、高くても使わない物があるのも確かです。

ただ、物を買う主な理由が「安かったから」では、長く愛用できなかったり、その物を使う度に満足感を得られない事が多いです。逆に、値段が高すぎる物もちょっと問題です。高すぎて使うのがもったいない、とお蔵入りになっている人もよくお見掛けします。

では、いくらの物だったらいいの？という感じですが、自分の価値観に照らし合わせて、ちょっと高い物がベストかな、と思います。

豊かに暮らすコツ③物にストーリー性を持たせる

物を手にする時に、○○の記念に購入したもの、などストーリー性を持たせることも物を大切にできるコツの1つです。その物を見るたびに、思い出も感じられてとても愛着を持つことができます。

ですが、このストーリー性をあまりに多用してしまうと、いつも○○の記念に。と言って、物を購入してしまう癖がついてしまいます。また、購入した物も手放しにくくなるので注意が必要です。

豊かに暮らすコツ④自分の好きを見極める

自分の好みがよく分かっていないと、情報に流されたり、流行っているから、という理由だけで手にしてしまうこともあります。

話題の物、流行っている物を聞くたびに購入していたら、どんどん物は増えていくだけです。自分の好きを研ぎ澄まして、本当に好きな物を購入するようにするのが大切です。どんな物なら、自分自身が満足して、長く使えるのかをしっかりと見極めてくださいね。

豊かに暮らすコツ⑤見た目だけでなく、感触や質感も考慮する

ネット通販だけで物を買う事が多くなったと思いますが、実物を見て、「なんか思っていたのと違った…」、と思う事はありませんか？

画像だけではわからない、質感や感触なども重要なポイントです。できるだけ、実物を自分の目で見て、いいな、と思う物を購入するのが大切です。

豊かに暮らすコツ⑥物ではない事にも興味をもつ

当たり前ですが、人生を豊かにするのは物だけではありません。人と話す事、美味しい物を食べる事、運動すること、勉強すること、豊かになる事はたくさんあります。

物欲が止まらず、買い物ばかりしてしまう人は、一度無理にでも買い物をストップしてみて、買い物以外の楽しみを見つけて下さい。

今回は、少ない物でも豊かに暮らす方法についてご紹介しました。

私自身も、物は大好きです。ただ、暮らしのサイズに合わせると必然的に少ない物で暮らしていくしかありません。

ただ、家が狭くても、少ない物でも豊かに暮らしていくためには、物に対する満足感が本当に大切だと思っています。

何気なく買う、のではなく自分が本当にその物を使えるのかどうか、物の定位置はどこにするのか、手放す時はどうするのか、までしっかりと考えて、物と向き合ってみて下さいね。

しっかりと考えて自宅にお迎えした物たちは、きっと皆さんを幸せにしてくれると思います。