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整理収納コンサルタントの須藤昌子です。「どうしても床にモノを置いてしまうんです」という声をたくさん聞きますが、その理由は、意外と「どうして床にモノを置いてしまうか?」を考えたことがないからではないでしょうか。理由を知ることが出来れば、床にモノがない暮らしに近づくことが出来ますので、今回はその理由と解決法をご紹介します。
食料品を買って来たら、皆さんはその買ってきたものを、床に置いたままにしますか?大半の方は「キッチンへ持っていき、冷蔵庫や食品を置く場所へ移動する」と答えるのではないでしょうか。その理由は、食品はキッチンに置くことにしているという「ルール」があるからなのではないでしょうか。
「置き場所を決める」事をすれば、床にモノを置いた状態で放置する事はなくなりますから、モノの置き場所をしっかりと決めるようにしましょう。しかも、その置き場所は、迷わない、探さないためにも、自分や家族みんなが想像がつく場所、使う場所にすることで、床置きするモノは減っていくはずです。
置きたい場所にモノがいっぱいだから、床に置くしかないということもあるのでしょう。①でお話しした「置き場所」を作るためにも、不用なモノを手放す・一緒に使うモノをまとめて収納する・使うモノを使う場所に置くようにしていく事が大切になります。
一気には出来なくても、毎日少しずつ手を動かすことで、棚の上は置くべきものを置けるように変化していきます。毎日5分でも、不用なモノを無くし、使うモノを置ける場所づくりをしていきましょう。
届いた宅配便の段ボール。今開けられないから、あとで~。重い鞄を2階の部屋まで持っていくのが面倒だから、あとで~。としてしまいがちですが、その「あとで~」の積み重ねは、自分のやることを増やしていきます。
後回しにしてもやることは減りませんから、「今やれば、後がラク」という意識を持つように心がけましょう。またモノはモノを呼びますから、1つモノを置くと、どんどんモノは床置きされ、手の付けられない状態になっていきます。
そうなる事を見越して「あとで~」は後々の自分を苦しめるんだと考えて、今やれる事は今、サクサクとやる!と考えるようにしていきましょう。
人の行動の大半は、無意識だと言います。だからこそ、「床にモノを置かない」と意識することで、何となく置いてしまう状態を回避することが出来ます。
ぜひ、自分の行動を意識をしていきましょう。
収納法が難しいと、モノが元に戻せずに置きっぱなしにしてしまいますよね?人は「面倒くさがり」なので仕方ないと思います。だからこそ、そうならないためにも「簡単な収納法」にしていきましょう。
例えば、カバンの収納。人によって、フックに引っ掛けるのが面倒と感じる人、棚の中にしまいこむのが面倒と感じる人、2階へ持っていくのが面倒な人、さまざまです。
面倒と感じる感覚はさまざまですから、どの方法なら出来そうか?を考えて、出来そうなシンプルな収納法や収納場所を選ぶようにすることをお勧めします。
様々な方法が情報として手に入る時代ですが、自分自身で「無理せずに」出来る方法を見つけて、それを自分のルールにし、無意識でも出来る状態にしていく事で、床にモノを置かない状態に近づけていきましょう。
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この記事のライター
整理収納コンサルタント・整理収納アカデミアマスター
須藤昌子
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片付けは、ラクな暮らしと人生を手に入れる片付けの考え方を毎日ブログで発信している整理収納コンサルタント。独自の視点で、先入観を捨て、自分をラクにして、家族と心地よく過ごすための片づけのヒントを発信中。SNSフォロワー総数7万人超。
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