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正しい食事のマナーとは?料理別(和食・洋食・中華)基本のマナーまとめ

正しい食事のマナーとは?料理別(和食・洋食・中華)基本のマナーまとめ

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人と食事をする際に、基本的なマナーができていないと、相手に不快感を与えてしまったり、悪い印象を与えてしまったりする可能性があります。お互いに気持ちよく食事をするために、正しい食事のマナーを身につけておきましょう今回は、食事の基本マナーや和食・洋食・中華料理別のマナーを紹介します。

目次

1.食事の基本マナー

食事をする際には、最低限のマナーとして守るべきことがあります。

はじめに、食事の基本マナーを確認しておきましょう。

1-1.席次(上座・下座)

食事をするときの席は、立場がもっとも上の人が上座、もっとも下の立場の人は下座に座るのが基本です。

上司や目上の人と食事をする際は、上座に座ってもらいましょう。

上座・下座は状況によって異なりますが、基本は出入り口から一番遠い席や部屋の中でもっとも快適な席が『上座』です。

1-2.食事の礼儀作法

周囲の人や同席者への気遣いとして、食事の礼儀作法を守ることも大切です。

以下のような点を意識して、食事を楽しみましょう。

・背筋を伸ばし、椅子に深く腰掛けて姿勢良く食事をする

・くちゃくちゃと咀嚼音を立てない

・口に食べ物がに入っているときは話さない

・食事中は携帯電話を触らない

2.和食のマナー

ここでは、和食のマナーについて紹介します。

2-1.箸の使い方のマナー

日本食で欠かせない箸は、使い方にさまざまなマナーがあります。

例えば、箸を取るときは、3つの動作で取り上げる『三手』で行うのが基本です。

箸で食べ物を刺して食べる『刺し箸』や、食事中に橋を渡すように器の上に箸を置く『渡し箸』など、マナー違反とされる『嫌い箸』もしないように注意しましょう。

\箸に関するマナーはこちら

2-2.【食事別】食べ方のマナー

食事内容によって食べ方のマナーがあります。

代表的な和食の食べ方のポイントをチェックしてみましょう。

<懐石料理>

・汁物→ご飯→主菜→副菜の順番で食べる

・味の薄いものから順番に食べる

・一品ずつ料理が運ばれてくる場合は、出てきた順番で食べる

・ごはんの上におかずを乗せて食べない

<寿司>

・寿司は手で食べるのが基本(箸で食べてもOK)

・ガリは箸を使って食べる

・寿司は噛み切らずに一口で食べる

・醤油はネタの先に少量つける

<天ぷら>

・盛り付けてある場合は手前から順番に食べる

・塩をかけるときは、手でつまんで天ぷらの上に振りかける

2-3.気をつけたい!和食のNGマナー

知らないうちにマナー違反をしないように、おしぼりの使い方や食べ終わり・和室の作法も把握しておきましょう。

<おしぼりの使い方>

おしぼりは手を拭くためのものとして提供されるため、口や顔、テーブルを拭くのはNGです。手を拭いたら、拭いた部分を内側にして畳みましょう。

<食べ終わりの作法>

食べ終えたら、味噌汁やお吸い物など蓋つきのお椀に蓋をかぶせます。

箸は茶碗や皿の上に置かず、箸置きの上に置きます。

箸置きがない場合は、箸袋を折って箸置き代わりにしましょう。

感謝の気持ちを込めて、「ごちそうさま」と挨拶をします。

<和室の作法>

和室に素足のままで入室するのはNGです。靴下かストッキングを履きましょう。

襖の開け閉めをするときは、座って静かに行います。

畳の縁や敷居は踏まずに、またいで歩くのがマナーです。

歩くときはバタバタと音を立てないように注意して、落ち着きのある振る舞いを意識しましょう。

3.洋食のマナー

ここでは、洋食のマナーについて紹介します。

3-1.ナイフとフォークの使い方のマナー

レストランでのフルコースの場合、ナイフとフォーク(カトラリー)はテーブルの上にセットされています。

出てくる料理に合わせて外側から順番に並んでいるので、順番通りに使いましょう。

食事の途中でナイフやフォークを置くときは皿の上に「ハ」の字型に、食べ終えたときは皿の上の4時方向に揃えて置きます。

3-2.【食事別】食べ方のマナー

パン、スープなど、食事別の食べ方のポイントをチェックしておきましょう。

<パン>

・一口サイズに手でちぎってから食べる

・パンくずを手で払い落としたりかき集めたりするのは避ける

<スープ>

・音を立てて飲まない

・スープをすくうときは、スプーンを手前から向こう側へ動かす

・スープが少なくなったときは、皿を少し傾けてスープを向こう側に集めてすくう

<肉料理>

・左側から一口ずつ切り分けて食べる

・冷めたり肉汁が出たりするのを防ぐため、一気に切り分けない

<魚料理>

・骨つきの魚料理の場合、はじめにフォークとナイフで骨と身を分ける

・一口サイズに切って、左側から食べ進める

3-3.気をつけたい!洋食のNGマナー

ナプキンの使い方や食べ方などのNGマナーも把握しておきましょう。

<ナプキンの使い方>

ナプキンはドリンクや料理が運ばれてきたときに広げましょう。

目上の人との食事では、相手がナプキンを広げてから広げます。

口や手を拭くときは内側の端を使い、汚れた部分が見えないように元に戻します。

食べ終えて席を立つとき、ナプキンはきれいに畳まなくても大丈夫です。

無造作に畳んで、テーブルの上に置きましょう。

<食べ方>

洋食の食べ方には、以下のようなマナーがあります。

皿は持ち上げない

フォークの背に乗せて食べない

パスタを食べるときにスプーンを使わない

マナー違反にならないように注意しましょう。

<ウェイターへの対応>

カトラリーを落としたときはお店のスタッフが拾ってくれるため、自分では拾わないようにしましょう。

ウェイターを呼ぶときは、「すみません」と声をかけるのはNGです。

小さく手を挙げてアイコンタクトで呼びましょう。

<ドリンク>

グラスをぶつけて乾杯するのはNGです。

胸の高さまでグラスをあげて、相手と目を合わせて静かに乾杯しましょう。

飲み物は一気に飲み干さず、食事と一緒にゆっくりと楽しみましょう。

4.中華のマナー

ここでは、中華のマナーについて紹介します。

4-1.箸やれんげの使い方のマナー

中華での箸の使い方は、和食の箸の使い方と基本的なマナーは同じです。

和食の箸の使い方でマナー違反される『嫌い箸』は、中華でもタブーとされているので注意しましょう。

れんげは柄のくぼみに人差し指を入れ、親指と中指で柄を挟むようにして持つのが正式な持ち方です。

中華では基本的に器を手で持って食べたり、器に直接口をつけて汁を飲んだりするのはマナー違反とされています。

スープや麺類、ご飯類などは、れんげですくって食べましょう。

4-2.【食事別】食べ方のマナー

麺類、春巻きなど、食事別の食べ方のポイントをチェックしておきましょう。

<麺>

・そばやうどんのようにズルズルと音を立てて食べない

・麺を食べるときは、れんげに麺をのせて口に運ぶ

・麺を食べるときは右手に箸、左手にれんげを持ち、スープを飲むときはレンゲを右手に持ち替える

<春巻き>

・手づかみせず、箸で食べるのがマナー

・取り皿の上で一口サイズに切り分けて食べる(そのままかじるのはNG)

<殻付エビ・骨付き肉>

・殻付エビや骨付き肉は手を使って食べてもOK

・食べ終わったら汚れた指をフィンガーボウルで洗う

4-3.気をつけたい!中華のNGマナー

円卓・取り皿などのNGマナーも把握しておきましょう。

<円卓>

大皿料理を取り分けるときは、主賓が料理を取ったあとに『時計回り』に円卓を回して料理を取っていくのが基本です。

全員に料理が行き渡れば、回転台を反対に回しても構いません。

回転台の上の料理や調味料を立ち上がって取るのはマナー違反となるため、回転台を回して自分の前に移動させて取るようにしましょう。

<取り皿・食べ方>

取り皿は料理ごとに替え、手に持たずに置いたままで食べます。

中華では大皿に盛られた料理を少し残すのがマナーとされていますが、取り皿の料理を残すのはNGなので注意しましょう。

礼儀作法やマナーを身につけて食事を楽しもう!

食事でのマナーを知らないと、恥ずかしい思いをしたり、「常識がない人」と印象を悪くしてしまったりすることがあります。

気持ちよく食事をするには、大人のエチケットとしてマナーを守り、所作を美しくすることが大切です。

今回紹介した食事の基本マナーや料理別のマナーを把握しておくと、会席やデートなどに役立つでしょう。

礼儀作法やマナーを身につけて、食事を楽しみましょう!

まとめ

・食事をするときは、同席者への配慮として上座・下座や礼儀作法を守るのが基本

・和食では、箸の使い方、懐石料理や天ぷらなどの食べ方、和室の作法などのマナーがある

・洋食ではナイフとフォークの使い方、パンや肉料理などの食べ方、ナプキンやウェイターへの対応などのマナーがある

・中華では、箸やれんげの使い方、麺類や春巻きなどの食べ方、円卓、取り皿などのマナーがある



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