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2024年3月8日(金)、ちょうど国際女性デーのこの日に開催された体験型フェムテックイベント「WE Health 2024」に、michill編集部員が潜入取材に行ってきました!さまざまなフェムテック商品やサービスを提供する企業が一同に集まる数少ないイベントにワクワクが止まりません。女性が発信する女性向けメディアの代表として、各ブースの出展企業の担当者さんにお話を伺ってきましたよ!
フェムテックとは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語のこと。生理や妊活、出産、更年期など、女性が避けて通れない特有の課題にテクノロジーの力で向き合い、女性が快適に過ごせることを目的とした商品・サービスを広める取り組みのことを指します。近年はさまざまなフェムテック商品・サービスが登場し、日本でも注目を集める市場になりました。
2023年の”ご自愛”に続き、2024年は”再発見”というテーマで開催された今回のWe Healthは、”体験”を重視したコンテンツがたくさん用意されていました。11個の出展ブースとワークショップエリアに用意されたコンテンツを実際に見て触って体感することで、訪れた人が自分自身について再発見・自己理解を通して新しい気づきを得られるようになっています。
出展企業のスタッフさんと直接お話ができるので、じっくりと悩みを聞いてもらうこともできます。普段はなかなかオープンに話せない内容も、ここでは積極的に相談している方も見受けられましたよ。
さらに、黒沢かずこさんやゆいちゃみさんといった豪華ゲストが登壇し、おりものやピルについてのぶっちゃけトークセッションもあり、訪れたゲストを楽しませてくれました!
おりものシートで有名な「サラサーティ」のブースでは、なんと健康のバロメーターである「おりもの」の色やニオイのサンプルが並んでいて衝撃!
葛藤はありましたが、「魚の腐ったニオイってどんなだ?」と思いながら、恐る恐る体験してきました…!
スタッフさん曰く、「カラダの健康状態を教えてくれるバロメーターを自分自身で日々観察することで、万が一病気の疑いがある場合にも、いち早く対処できるようになることが大切」なんだそう。普段なかなか話しづらい話題ですが、あらためて良く考える機会になりました。実際に見て嗅いで、大事な情報をインプットした気がします。
さらにライフスタイルやお悩みに合わせて8種類の中から自分にぴったりのおりものシートを発見できるブースもあり、選択肢の多さに驚きました。お土産も頂いたので、いろいろ試してみようと思います。
続いて訪問したのは、murmur(マーマー)さんのブース。毎月訪れるブルーデイを少しでも快適に過ごして欲しいという願いから生まれた、日本製の月経カップ「murmo/マーモ」のメーカーさんです!
月経カップによって驚くほど生理期間を快適に過ごせることに感激した代表の高島さんが、「初めて使う人」が安心して使えるよう、徹底した商品設計のもと生まれた商品だそう。
月経カップと言えば、初めての人にはハードルが少々高めのように思われるアイテムですが、HOW TO動画やLINEメッセージでの丁寧なサポートがあるため、安心して使う事ができそうです。
開発から製造まで日本国内で行っており、特許出願中の"イージーライン"設計もポイントです。
生理予定日が近づいてくるとイライラしたり腰痛がひどくなったり…。PMS(月経前症候群)の悩みは人それぞれとは言いますが、私の周りでPMSに悩んでいないという人にはほとんど出会ったことがありません。
ゼリア新薬さんのブースに置かれたPMSのお悩みボードを見ても分かる通り、多くの女性が不調をやり過ごしながら生活しているんですよね。(かく言う私も大量のシールを貼らせて頂きました…!)
そんなPMSの不調を改善してくれるお薬が、薬局で買えるようになったそうなんです!
ゼリア新薬の「プレフェミン」は、医師の処方箋や薬剤師の指導なしで、ドラッグストアで手軽に買えるお薬(OTC医薬品)なので、不調を感じた時にすぐにアクセスできるのは嬉しいかぎり♡
今までは婦人科に掛かるか、サプリメントを飲むかの2択しかなかったように思いますが、新たな選択肢が増えたことで、女性たちが不調を我慢して過ごす機会も減るといいなと思います。
ピルの処方って、産婦人科の診療が必要だからこそ、心的ハードルが高いと感じてしまい、なかなか踏み出せずにいる人が多いのだそう。
株式会社ネクイノさんが運営する、オンライン診療でピルを処方してくれるサービス「スマルナ」は、土日もオンライン診療可能で、最短翌日に郵送でピルが届くので、仕事が忙しくて病院に行けない人や産婦人科の診療に抵抗がある人も安心!低用量ピルやアフターピルなど、多種多様な種類の中から医師と相談して処方してもらえるので、さまざまな事情を抱える人にとっても便利だなと思いました。
さらに、ジェンダー平等、生産性向上、健康経営の促進などの視点で共感する企業が、スマルナのサービスを会社の福利厚生に導入しているんだそうです。働く女性たちを支援するための枠組みが、こんんなところで広がってきているんですね!
ご紹介した他にも、フェムテックの商品・サービスがたくさんあり、興味深いイベントでした。
女性の身体のことがテーマになるこのフェムテック業界ですが、開発やマーケティングなどで、多くの男性が活躍されている様子がとても印象的に映りました。完全に共感することは難しくても、理解をしようとする姿勢が、大きな支えになります。
まだまだ伸びしろたっぷりのフェムテック業界がこれからもっと活性化して、女性がより輝ける社会になって欲しいと、そんなことを考えさせられる、特別な一日でした。
この記事のライター
michill ライフスタイル
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楽しく節約、お得なことに目がないアラサー女子です。100均、300均、コンビニなどを日夜パトロールして、収納アイテムやキッチングッズなど、身近なお店の便利でお得な商品を紹介します。
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