ベランダガーデニングで見て楽しい、食べておいしいハーブライフ

いつもの料理やティータイムにハーブが加わると、ぐっとランクアップしますよね。 ハーブを家で育てればいつでもフレッシュなまま使えてとても便利です。 寄せ植えならひとつの鉢で何種類も同時に育てることができ、見た目も素敵。 ベランダなど小さなガーデニングスペースでも気軽に楽しむことができますよ。

この記事で提案されている材料

  • 道具:スコップ
       新聞紙やビニールシートなど下に敷くもの
       あれば軍手かゴム手袋

    材料:植木鉢やバケツなど底に穴の開いている器
       鉢底ネット
       培養土2L~5L
       あれば赤玉土少量
       ポット苗5~6個(ここではペパーミント、キャットミント、ナスタチウム、タイム、マトリカリア、ラベンダー)
       ※今回は34cm×23cm×14cmのオーバル型のバケツを使用。ミントを分けて植えるための小さな鉢を用意しました。

はじめまして。赤岩智美と申します。
ライターやコピーライターとして広告や雑誌の制作に携わる傍ら、17年間カフェを経営するなど、趣味を広げすぎて大変なことに…(笑)。
でも、ちょっとした工夫や手作りで生活を楽しくすることが大好きです。
なかでも植物は、忙しい日々にも心に潤いをもたらせてくれます。
これから、ほんの少しの手間と予算で楽しめる、花のある生活を提案していきたいと思います。

1回目はハーバルセラピストの資格も持つフラワーアーティストの落合恵美さんに、目にも美しく実用にも使えるハーブを手軽に楽しめる、寄せ植えのコツを教わりました。
ホームセンターや100円ショップなどでも手に入る材料で、素敵なガーデニングに挑戦してみましょう。

ベランダガーデニングの醍醐味の1つハーブを植える器の選び方。底穴が空いていれば植木鉢でなくてもOK


寄せ植えに使う器は植木鉢でなくても大丈夫です。
ここではブリキのバケツを使いましたが、空き缶やコランダー、欠けてしまった食器やワインの木箱などなど…。
底に穴が空いていなければキリやクギなどで穴を開けて。
ピカピカにきれいな器より、少し汚れや欠けがあったほうがガーデンらしい味わいのある仕上がりになります。

おしゃれなベランダガーデニング。ハーブの選び方と効能


ハーブは実は種から育てるのはけっこう大変。
でも春から梅雨入り前にかけては、花屋さんではもちろん、ホームセンターやスーパーでも苗が安価で出回り、生育もいいので初心者にもトライしやすい季節です。
選び方は香りや効能からでもいいけれど、高さや形、質感などが違うものを組み合わせると、センスよくまとまります。
ここでは左上から時計回りに、ペパーミント、キャットミント、ナスタチウム、タイム、マトリカリア、ラベンダーを選びました。


ペパーミント:デザートの飾り、ミントジュレップスやモヒートなどのドリンク、ミントティーにと夏は大活躍!お風呂に入れてもさっぱりします。また蚊やゴキブリなどが嫌う香りなので、窓辺に置けば侵入を防ぐ効果もあります。

キャットミント:切った時の香りを猫が好むことからつけられた名前。ミントと同様の使い方ができます。

ナスタチウム:葉、花、実、種子にもさわやかな辛みがあり生のまま食べられます。オレンジや黄色の鮮やかな花と、丸い葉をサラダに散らせば彩りに。

タイム:肉や魚料理の臭み消し、香りづけ、ブーケガルニなどに(写真は斑入りのフォックスリータイム)。

マトリカリア:今回使ったのはハーブ名ではフィーバーフューとも呼ばれる八重咲きの品種。葉や茎を乾燥させてハーブティーに。

ラベンダー:さわやかな香りでハーブティーにすれば鎮静効果が。乾燥させてクローゼットに入れると抗菌・殺菌・防虫にも。

※妊婦や子供は、タイム、マトリカリア、ラベンダーの大量摂取は避けてください。

ベランダガーデニングはバランスが重要。まずはハーブのポットのまま鉢に入れてみて位置を確認


基本的には背の高いものを後ろに、低いものを手前に植えます。
また色や形、質感の似たものが隣同士にならないように。
まずはポットのまま鉢に入れてみて、植える位置をあらかじめ確認しておきます。

ベランダガーデニング用の鉢底に網を敷き、ハーブ苗がふちに届く高さまで土を入れます。


底の穴に鉢底ネットをかぶせ、あれば目の粗い赤玉土を少量敷きます。
ただし、鉢が小さい場合は乾燥しやすくなるため、保水のほうを優先して培養土だけを入れても大丈夫。
ポット苗の高さと鉢の深さも見て、苗を置いたときに株元が鉢のフチから2~3㎝下になる位置まで土を入れておきます。
ポットから苗をゆするようにそっと引き抜きます。
根が窮屈に詰まっているようなら、空気を含ませるように手で軽くもみほぐし、決めた位置に置いていきます。

ベランダガーデニングでも生命力の強いハーブはパーティション分け。ミニチュアガーデン風に


ミントはハーブのなかでも特に生命力が強く、寄せ植えにすると根がはびこって、ほかの苗のエリアまで侵食してしまい、やがてミントだけになってしまうおそれが。
そこで今回は小さな鉢に分けて植え、そのまま埋め込みました。少し斜めに浮かせて入れると箱庭のような景色が楽しめます。
鉢がなければミントだけポットをつけたまま(その場合はほかの苗と同じ深さに)植え、土の中でパーティション分けするように仕切れば、根がはびこるのを防ぐことができます。
苗を入れ終えたら、株と株のすき間に培養土を入れ、なじませます。
水やりをする際に溢れないよう、土の高さは鉢のふちから2~3cmほど空けておきます。

見た目も香りもさわやかな寄せ植えが完成!


完成!見た目も美しく、全部食べることもできるハーブの寄せ植えです。
あとはベランダなど日当たりや風通しのよい場所に置き、土が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりをしてあげましょう。
やがて茎が伸びたり花が咲いたりしてくると、適度に摘んだほうが成長によい場合があります。
その方法についてはまた次の回に。

【取材協力】
落合 惠美 Emi Ochiai
花のアトリエ「ブランディーユ」主宰。 フラワーアーティスト。ハーバルセラピスト

世田谷・三軒茶屋にある緑に囲まれた心地よいアトリエで、花の自然な表情を生かしたナチュラルテイストのフラワーアレンジメント教室を開催。
ウエディングやイベントのフラワースタイリング、通信教育講座ユーキャンのフラワーアレンジメント講座の監修や、雑誌「花時間」など多くのメディアで作品を発表。
オーガニックフラワーの普及を目指し、無農薬栽培のハーブや薔薇のみを使用したレッスンも行っている。
衣食住においても、オーガニックや自然素材にこだわり、地球環境や動物へ配慮した野菜中心の食生活を心がけている。

著書に「やさしくレッスン花のアレンジメント」、「落合惠美のフラワーアレンジメント」雄鶏社、「落合惠美のウイークエンドアレンジ」六耀社など。


執筆者:赤岩智美

更新日:2018年9月18日
公開日:2017年5月31日

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