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「温活=体を温めるための活動」。一年中冷え性に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。思った以上に冷え体質になっている私たちの体。外の気温に油断せず、夏こそ「温活」を心がけましょう。普段のごはんもちょっとした工夫で簡単に温活メニューに。今回は日々のごはんにプラス一品できるポタージュをご紹介します。
冷えは万病のもととも言われており、体が冷えていると頭の先から足の先まで不調が表れると言われています。
寒い冬を乗り越えてひと安心と思いたいところですが、実は油断できないのがこれからの季節。
夏でも二の腕や足を触ると冷たいという人は要注意です。
冷え性が引き起こす体の不調として、便秘、むくみ、疲れやすい…などが挙げられます。
また、生理不順や不妊など、女性特有の悩みにも冷えは大きく関わってきます。「温活」は1日にしてならず。
体温が上がれば風邪もひきにくくなります。
家族の体調管理のためにも、日々地道にコツコツと続けていくことが大事です。
冷えを引き起こす原因は2つあります。
1つ目は、体の外側から冷えを引き起こすもの。
湯船に浸からずシャワーで済ませる、オシャレの為の薄着、運動不足などです。
2つ目は、体の内側から冷えを引き起こすもの。
体を冷やす食材を無意識に選んでいる人、冷たい飲み物をよく飲む人は、日々口にするものも温活を意識して選べるようになりたいですね。
食材にも体を温める食材と冷やす食材があります。
体を温める食材としては、根菜類(カボチャ、人参、ゴボウ、ショウガ等)、赤身のお肉、スパイス、味噌など、
体を冷やす食材としては、葉野菜、トマト、きゅうり、精製された白砂糖などが代表的です。
食事は毎日のことなので、簡単に作ることのできるレシピをストックして、家族みんなで「温活」をしたいですね。
・ カボチャ 1/8個
・ 人参 中1/2本
・ 玉ねぎ 1/2個
・ 豆乳 150cc(牛乳でも可)
・ 顆粒コンソメ 小さじ2
・ クミン 小さじ1/2
・ 塩 ふたつまみ
1.カボチャは種、ワタを取り、電子レンジ(600W)で4分加熱する。更に皮を取り除き、適当な大きさにカットする。
人参はいちょう切り、玉ねぎはスライスする。
2.中火で熱した鍋にオリーブオイルをひき(分量外)、玉ねぎがしんなりするまで炒めたら、カボチャと人参も加え、全体的に油が回るまで炒める。
3.具がかぶるくらいの水を入れて煮立たせたら、弱火にして10分程煮込む。
4.一度火を消してミキサーで撹拌する。
豆乳と顆粒コンソメを加えて弱火で更に5分煮込む。味を見ながら塩を加え、最後にクミンを加えたら完成。
クミンとはスパイスの一種で、通常のカレー粉にも使われています。
市販のクミンは、クミンシードと言われる茶色い種子(写真左)と、それらを粉状にしたクミンパウダー(写真右)があります。
どちらも用途は変わりませんが、今回のようにポタージュに使用する場合は、パウダー状の方が溶けて使いやすいのでオススメです。
日々のちょっとした食材選びで体の内側から温活ができちゃいます。ぜひ試してみてくださいね。
この記事のライター
須賀いづみ
910
化粧品会社に勤めたのち、食と美の可能性に目覚めフードデザイナーに転身。国内外問わず旅行をし、その土地ならでは、その季節ならではの「食」を楽しむことが趣味。レシピ制作/レシピコラムの執筆/撮影スタイリング/地方の食材を使ったイベントプロデュース/飲食店のメニュープロデュース等を行っている。
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