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整理収納アドバイザーの大森智美です。突然ですが「掃除」は得意ですか?苦手ですか?掃除が苦手だったとしても、片付けで掃除の労力やハードルを下げることができます。掃除が行き届いた清潔な空間は、どんなインテリアよりも家を素敵に見せてくれます。今回は、掃除がラクな家のポイントをお伝えします!

キッチンは特に清潔を保ちたい場所。ですが水回りは汚れやすく、油汚れとホコリが混ざると掃除が大変な場所でもあります。
特にコンロ周りに調味料やキッチンツールをズラッと置いていると、いちいちどかして掃除するのが面倒で掃除が後回しになりがちです。
掃除を怠るとそこに油汚れとホコリが固まり、掃除に時間がかかってさらに大変になってしまう…という悪循環に。
そんなキッチン、掃除がラクな家では出ているモノが厳選されています。
しまえるものは全て収納へ。一見、毎回しまうのが大変だと感じてしまいますが、行動の導線上に収納されていれば苦ではありません。むしろ、調理後にすぐサッと拭けて汚れも溜まりにくく常に清潔な環境になります。
キッチン周りこそ片付けで掃除のしやすさが実感できる場所だと思います。

ついつい無意識にモノを置きがちなカウンターやダイニング周り。
特に郵便物や子どものお便りなどを一旦置いてそのまま…という状態になってしまうと掃除どころか、常にモノが置きっぱなしの環境に。
1つ置きだすと出しっぱなしやちょい置きに抵抗がなくなり「よく使うモノ」や「不要なモノ」が混在して必要なモノが見つからなかったり、掃除まで行きつかない…ということになりかねません。
掃除がラクな家では、郵便物やお便りなどの紙モノは入ってきたらすぐに判断。不要なモノや一度見れば分かるものはすぐに処分と「要・不要」を判断するタイミングが早いです。
また、すべてのモノに定位置がしっかり存在しているので、使ったら戻す、がスムーズでモノが溜まりにくい環境です。
後から見返す書類にも定位置があるので「置きっぱなし」になりにくく、片付いているからこそ毎日カウンターやダイニング周りもしっかり拭いて掃除をすることができるのです。

部屋を見回して、飾っている雑貨や子どもの作品はありますか?
一度飾ってしまうと「風景化」してしまって、「飾って満足して数年経過していた…!」「よくよく見たらホコリが積もってた!」なんてことも。
せっかく「かわいい!」「素敵!」と思って飾っても掃除が行き届かずホコリがかぶっていたら魅力も半減してしまいますよね。
確かに自分の好きな雑貨や子どもの作品は暮らしに彩りや癒しを与えてくれます。ですが、飾りすぎると掃除が大変。
掃除がラクな家は、「管理できる量だけ飾る」がポイント。あちこち飾るのではなく、本当に好きなものを一カ所にまとめるなど場所を限定して飾ることで掃除がグンとラクになります。
また子どもの作品は期間を決めて飾るのがおすすめ。飾り終えてそれでも残しておきたいものは、写真で残したり、思い出BOXなどで保管すると良いですよ。

「モノはたくさんあっても困らない」そう思っている方もいるでしょう。
でもモノが多すぎると、よけたりどかしたり手間が増え掃除に対する労力がかかってしまいます。また、モノが少ないとゴミや汚れにも気づきやすいですが、モノが多すぎるとゴミや汚れ、ホコリも紛れて気付きにくくなってしまします。
モノの多さと掃除の大変さは比例します。片付いているからこそ、その先の掃除に進めるのです。
「清潔な空間」は思った以上に心と体に影響を与えます。「掃除が苦手」「つい掃除を後回しにしてしまう」「掃除が億劫…」そんな方こそ、ぜひモノの持ち方を見直してみてください。きっと掃除のしやすさ・ハードルの低さにびっくりするはずです!
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この記事のライター
整理収納アドバイザー/整理収納教育士
大森智美
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神奈川県在住の整理収納アドバイザー・整理収納教育士。建売住宅に夫と子供3人の5人暮らし。整理収納や日々のお掃除で子供がいてもスッキリとした暮らしを目指しています。Instagramでは〝わたしの気持ちをあげる″自分が喜ぶ整理収納や日々の暮らしを発信中。
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