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大人の人間関係、こんな人に要注意-その2-

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職場や趣味などで出会う人のタイプは様々。人生で出会った人の数だけ様々なドラマがありますよね。今回も前回に続き、こんな大人に要注意!と思ったmuccoさんご自身の経験をもとに綴った人気コラム。今回もケチケチ贅沢日記の著者であるmuccoさんにアドバイスいただきます!

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Q、
今までの人間関係のなかで、「関わらなければよかった」「避けたほうがよかった」と思う人はどんな人ですか?ご経験をお聞かせください。
(30代前半、IT、既婚)

A、
前回に続いて、あくまでも私にとって「関わらなければよかった人」「避けたほうがよかった人」をお話しましょう。

10年ほど前のことになります。
登場人物は三人、Aさん(40代半ば)、Bちゃん(30代前半)、私(30代後半)です。
当時、三人ともとても大きな組織のプロジェクトに関わっていました。

ある日、AさんがBちゃんを珍しくランチに誘ってきました。
というのも、Aさんはいつも男性か自分よりもタイトルの高い女性とばかりランチに出かける人だったからです。
Bちゃんは少し警戒して、「muccoさんと一緒でもいいですか」と返事をしたそうです。

いざご一緒してみると、Aさんの口からでてくるのは、プロジェクトのサブリーダーに対するネガティブな意見の連続。
確かにとても大規模で複雑なプロジェクトでしたので、調整にも時間がかかり、なかなか予定どおりには進んでいませんでした。
皆それぞれ様々なことを胸に抱えながら、業務を遂行している様子は私にも伝わってくるほどだったため、Aさんのお気持ちも理解できなくはありません。
ですから、愚痴はつまらないものですが、状況のわかる人同士でちょっとしたガス抜きをするのは必要なことでしょう。

ところが、Aさんはサブリーダーに対するネガティブな意見を言うだけなく、とにかく私たちに同意を求めるのです。
「〇〇さん(サブリーダー)のこういうところが良くないわよね!絶対そうだと思わない?絶対そう思うでしょ?」と、何度も何度も。
私は「そうですか、そうですか」とただ聞いているだけでしたが、若いBちゃんは話を早く終わらせたくて思わず「そうですね。」と同意してしまいました。
Aさんは、にやりと笑い「よかった~。そうよね。」と満足したようでした。

問題はそれからです。
Bちゃんが参加していない小規模なミーティングで、Aさんはサブリーダーに向かって「Bさんがこう言っていました。」と自分の不満をぶちまけたそうなのです。
ええええっ?!
Aさんの不満に対して、Bちゃんは同意してしまいましたが、だからと言ってそれはBちゃん本人の意見ではないはず。
それなのに、自分の不満をBちゃんにかぶせて言うなんて、どういうこと???あまりにも大人げない。

ミーティングに同席していた仲の良い方からこの話を聞いたBちゃんは、「Aさんにやられた~」と悔しがっていましたが、そこはさすがサブリーダー。
Bちゃんは意見があれば上司にも臆することなく理路整然と話すことができる人だと知っていたため、Aさんの策略をちゃんとお見通しでした。
でも、Aさんの話をうのみにしてしまう人だったら…怖い。

実は私もAさんのネガティブ意見にうっかり「はい」と言ってしまったばかりに、別の女性スタッフの方と険悪になってしまった苦い経験があるのです。
その時もAさんは、「muccoさんがあなたのことをこう言っていたわよ」とその女性スタッフに話したそうです。
女性同士の間に小さな波風を立てて味を占めたAさんは、少し大胆な行動に出てしまったようです。

Bちゃんの一件で、それまでのAさんの数々の策略(?)が女性スタッフの間で明るみになりました。
過去に私と同じ目に合った人が何人もいたことがわかりましたが、みな事を大げさにしたくなかったため誰にも話さなかったため、結局はBちゃんのような被害者を出してしまいました。
みんな大人なので、Aさんのことを無視したり、仲間外れにすることはありませんでしたが、もしAさんに誘われてネガティブな意見を押し付けられたら、たとえ意見が一致したとしても絶対に「はい、そうですね。」と言ってはいけない。
あなたのせいにされるから。というルールがひそかにできました。

職場の同じ部署にAさんのような人がいたら、避けたくても避けられません。どうしても関わらなければ、仕事が滞ってしまいます。
では、ネガティブな意見を押し付けて同意を求めてくる人がいたら、なんと返事をしたらよいのでしょう?
うっかり「はい」「そうですね」と相槌がわりに言おうものなら、同意とみなされ、あなたのせいにされますし、「違います」と否定したら、それはそれで厄介です。
こんなときは、「お話は伺いました。Aさんはそうお感じかもしれませんね。(でも、私は違います。)」という意味で、こう言いましょう。

「そうかもしれませんね。」

同意もせず、否定もせずの言葉を繰り返すと、誘われなくなります。



この記事のライター

mucco

ケチと贅沢の両立を目指すライフスタイルを綴る「ケチケチ贅沢日記」を2008年より運営。今や月間100万PVを誇る人気ブログ。東北地方の短大を卒業後、東京で服飾雑貨の販売とVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)に従事。学生時代から好きだった英語を生かそうと雑誌翻訳業を目指しながら働いた外資系企業で、経済的自由と多様性の大切さを知る。

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