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食卓で芸術センスを磨く!好きな“うつわ”を見つけよう

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作家さんのうつわ…と聞くと、なんとなく敷居が高いのでは…と思う方も多いのではないでしょうか?実は数年前の私も、そんな考えの持ち主で「わが家に(作家ものの)食器をおくなんて、夢のまた夢!」と思っていたのですが…思い切って自分の手の届く範囲のものを少し買ってみたら、あっという間にとりこになっていました。

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目次

どうして「うつわ」にひかれるようになったのか

私が作家さんの「うつわ」にひかれるようになった理由のひとつには、その独特の雰囲気と味、があります。すべて手作りですから、焼き方によってはムラもあり、微妙に角度や高さなんかも変わり…それが唯一無二の味となります。真剣に、数ある中からじっくりと選んだうつわ達は、どれも手に取った時、とても温かで、しっくりと手に馴染みます。当たり前ですが、手作りだから、その「うつわ」は世界に一つだけ、なんですよね。そう思うと愛着心もひとしお。時折、料理や片付けの手を休めては、うつわを手にし、それが出来上がるまでの背景に想いを馳せることも。

また、日々の食事でも、手仕事でつくられた「うつわ」に装うと見た目が俄然、素敵になります。極端な例で言えば、真っ白な炊き立てご飯ですら見違えるように。日々の食卓がお気に入りで彩られるって素敵ですよね。

そして何より、そのうつわを買って使う、ということは、その作家さんを応援する、ということにつながるということが大きな魅力でもあります。同年代でも陶芸を生業とし、一生懸命作品作りに生きている作家さんたちがたくさんいます。自分が好きなものを買うことで、真剣にものづくりをしている人を支えることができるって、シンプルだけどなんて素敵な流れだろう、と思います。

どうやって好きな「うつわ」をみつければいいの?

ここまで読んでいただいて、じゃあ、実際に、「うつわ」ってどこで見つけたらいいの?そんな素朴な疑問を抱く方もいると思います。

最近では、調理道具や食器についても、ライフスタイルを扱う雑誌や書籍、それにファッション誌のワンコーナーで取り上げられることが増えました。時にはうつわの特集号も刊行されているので、それらを手にとって好きな作家さんを見つけたり、その作家さんについてネットで情報収集する、という方法があります(例えばインスタグラムなどのSNSでは、「#(ハッシュタグ)」一つで、たくさんの画像を収集できたりしますよね。)

でも、もう一点、この季節だからこそお勧めしたい好きな「うつわ」の見つけ方があります。それは、全国各地で開催される「陶器市」へのお出かけです。

陶器市へ出かけてみよう

私の住む関東では例年通り、いくつかのお気に入りの陶器市が開催されます。「陶器市 秋」で検索しただけでも、日本各地の陶器市情報がたくさん!足の運んだことのない遠い地の陶器市を発見して、行きたい衝動に駆られている私がここにいます…笑。

会場の中でもざっと歩いてみるだけで、足が思わずすっと止まる、そんな出展ブースがいくつかあると思います。そういう場所でなら、お気に入りも自然と見つけやすいはず。もし、気になることや知りたいことがあれば、大体各ブースにはその作家さんがいらっしゃるので、(忙しくなさそうであれば)気兼ねなく聞いてみてください。私のようなうつわに関して素人の、普通の働く母親ですが、意外とみなさん、気さくに答えてくださいますよ。その会話の思い出も、新しく迎えたうつわにまつわるエピソードとなり、ますます愛着を与えてくれるきっかけになります。

また何より、実際の作品を手にとって、値段を見てみると…、作家さんがうつわと向き合う時間を考慮すれば、決して高価とは言えないものが多い気がします。(あくまでも主観ですが…)

最後に…秋のレジャーの一部に陶器市、となると家族の同意が…と思う方も多いと思います。でも、ご当地グルメが楽しめるブースを設けている場合や、敷地近くに大きな公園などのお出かけスポットがある…という場合もたくさんありますよ。ご家族連れで楽しめる内容になっている陶器市も少なくないので、ぜひ気になる陶器市が見つかったら情報収集してみてくださいね。

秋空の下、澄んだ空気の中で、たくさんの作品と触れ合うお出かけの時間は、芸術の秋を楽しむことのできる、豊かな時間になるのではないでしょうか?読んでくださった方のおうちに、ご縁のあるお気に入りの「うつわ」が一つでも増えたらいいな、そう願っています。



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この記事のライター

kanade

フルタイム勤務のワーキングマザー。趣味が高じて整理収納アドバイザーの資格を習得。北欧のものを中心に、様々なヴィンテージと手仕事のものに囲まれて、古い戸建てに暮らす。「消費するということは、投票すると いうこと」…家具も食器も衣類も…もの選びは自分の気持ちと向き合い、「好きなものに囲まれた暮らし」を実践中。目指すのは、ものがあっても整っている、家族にとって居心地のいいすまい。

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