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SNSでの出会いに執着してしまう…どうしたらいい!?

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第一回は「SNSで出会った人に依存してしまいます」という27歳の女性からのお悩み。原田さんからのアドバイスとは…?作家・哲学ナビゲーターとして、芸能活動から小説執筆までマルチな活躍を行うまりるさんが、人間関係で悩めるmichill読者の声に寄り添い「生きやすくなるためのヒント」を一緒に考えます。

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目次

作家・哲学ナビゲーターとして、芸能活動から小説執筆までマルチな活躍を行う原田まりるさんが、人間関係に悩む読者の声に寄り添い「生きやすくなるためのヒント」を一緒に考えます。

今回のお悩み

SNSで出会った人に執着しています。本音をいえば最初は好きだったのだと思うのですが、いまは自分の気持ちがわかりません。

私は地方(新潟)に住んでおり性格も暗い方で友だちも少ないです。土地柄SNS上でも近所の人との出会える確率は低いです。

車で1時間程度のところの人と去年初めて出会い、最初はLINEのやりとりも活発だったのですがだんだんと疎遠になりました。

ですが、そのまま疎遠になるのが嫌だったので、私から何度もLINEを送っているうちに、「切られるのは嫌だ」という感情に変わり、今ではLINEの返事を必ずしてくれないとおかしい、と思うようになりました。

大体3回に1回程度しか返事は返ってきませんがブロックされるでもなく、未読スルーでもなくたまに返事があります。

無理にでも切って別の関係を探したほうがいいのか、それともアタックしたほうがいいのか、今ではもうどうしたらいいかもよくわかりません。
(さわやかちゃん27歳・女性)

原田まりるさんの考え

結論からいうと、人は常に何かしらに依存するものだと思います。

例えば、恋人とうまくいかず仕事に打ち込むような場合は仕事に依存している状態といえますし、人間関係に疲れてひきこもっているような状態であれば、「一人でいる」というような状態に依存していると思います。

このように日常の小さな機微の中で、自立しているようでも、なにかに依存しているという状態が普通であると思います。
さわやかさんはいまその「依存」の拠り所のバリエーションが少なく、LINE相手に依存しているような状態が楽なので、とりあえずその人に対して依存している、といったような状態ではないでしょうか。

ご自分でも自分の気持ちがわからないとおっしゃっていますが、それはそうだろうと思います。
なぜならば決定的な「原動力」がなんなのかが自分でもわかっていない状態だからです。原動力が「相手と一緒にいたい」とか「もっと仲良くなりたい」といったものであれば、相手と親密になりたいという気持ちが原動力である、と理解できます。

しかし、そういった確信的な原動力がないので、自分でもなんなのかわからない状態なのでしょう。

つまりそのLINE相手に対して依存しているいまの状態を一言で言うならば、「惰性的な依存状態」といえるでしょう。

もっと行動力を発揮して積極的に「依存」のバリエーションを増やすべきです。現状さみしくて、対人関係に依存したいのであれば、もっと大勢と知り合うという方向に行動力を発揮すればいいし、他のことに依存したいのであれば趣味をつくれるよう、いろんなことに挑戦してみればいいのではないでしょうか。

さわやかさんの、現在一番の問題点はそのLINE相手への執着ではなく「めんどくさい」が原動力になりすぎている点なのではないでしょうか。

「めんどくさい」という思いから、依存できるバリエーションを増やさず、手近になるものに対して「あれでもない、これでもない」と思っている状態ですね。

もっと積極的に依存できる心の拠り所を探してみましょう。依存は悪ではなく、ごくごく自然なことだと思います。夢中になれるくらい心が依存できるものがみつかるということは幸せなことだと思います。

結論:人はなにかに常に依存しているもの。積極的に「依存」のバリエーションを増やそう!



この記事のライター

原田まりる

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