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女性が働きやすい職種や職場は?見落としがちなポイント

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数々の外資系コンサルティング会社で人事分野のコンサルティングを担当され、現在、ワーママ大学でも講師として活躍される松本利明さん。人事の"裏"を知り尽くした松本さんが教えてくれる「女性のキャリア」について。まずは「女性が働きやすい職種や職場の意外なポイント」をご紹介!

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目次

この記事を読んで得られる職探しの時短ポイント

  • 注目ポイント 職場の男女比を見よう
  • ●職種で悩んだら…
  • 「営業」や「マーケティング」など収益に直結した職種
  • バックオフィスでも「人事」などの専門職がオススメ

女性が多い職種、職場は有利であるが不利でもある

こんにちは、人事戦略コンサルタントの松本利明です。私はアクセンチュアなど外資系大手のコンサルティング会社で23年以上人事分野のコンサルティングをしてきました。外資系や日系の大手から中堅企業、600社以上の人事の「裏」を操る中で、「女性の皆さんが自分らしくしなやかに働く」ために大事なことが、実は伝わっていないと強く反省するようになりました。第一回目は、本当に女性が有利な仕事を知る方法をひとつお伝えします。

男性ばかりの「男くさい職場」や業種は、女性が働きやすくないという直感は正しいです。男性は、自分達の仕事のやり方を変える気は、基本的にありません。長時間の労働を含め、女性にもそのスタイルを求めてくるからです。

一方、女性が多い職場はどうでしょうか。確かに産休育休を含め、女性が長期間働きやすい人事制度や職場環境を用意しています。

しかし、ここに裏があります。

産休、育休をとる人が増えても、人員増強はありません。産休、育休以外の人の労働負荷が大きくかかってくるのです。ある会社では、女性社員の3分の1以上が産休・育休を取得中で、それ以外の人の残業時間が3倍に膨れ上がったこともありますが、これに近い現象はたびたび現場で起きています。

こうなると「産休・育休」は、取りづらい風潮となります。女性が多い職場であればこそ、逆に人間関係がギスギスし、不満の多い不機嫌な職場に実はなっている。このようなケースも表には出ませんがザラにあります。

働く女性に優しい資生堂が、ついに「資生堂ショック」と呼ばれた改革を2015年に断行しました。時短の勤務者にもフルタイムの勤務者と同様の成果を求める代わりに、活躍の機会を与えるものです。キャリアアップを目指す女性には朗報ですが、子供はすぐ熱を出すなど予期できないことが起きるのが前提です。家族の多大なる子育ての協力がないと、時短で勤務中の負担は、増すばかりになります。自分を犠牲にしては、長くは頑張れません。子育ては、幼稚園や小学校にあがるまでではなく、成人するまで長く続くものです。

男性と女性のお客様が半々で、男性社員が多い職種や職場が狙い目

会社が提供する商品や、サービスのお客様は女性も男性もいる、性別によって好みや内容の違いがでない会社は、実は狙い目なのです。教育・研修、人材紹介などの「人」系、広告、PR、デザインなどの「企画」系、AmazonなどのIT系はイメージしやすいでしょう。社員数の30%くらいが女性社員の場合は、普通に産休・育休が取れるレベルであり、なおかつ、女性が働きやすい環境の充実に力をいれる傾向にあります。正確な統計はありませんが、世の中の4割近くが該当するでしょう。

該当数が多い会社の中から、どう絞り込めばいいか。

絞り込みの検索キーワードは
「男性社員が多い職種」
「職種専門家」
この2つで絞ります。

オススメは「営業」や「マーケティング」など収益に直結しているとこか、「人事」などバックオフィスでも、専門能力が身に付くところです。

女性が働きやすいオススメの職種とは…?

営業やマーケティングの、女性社員の比率は低いと言われていますが、女性ならではの視点をもとに、営業やマーケティングを行えば、実は成果を出しやすいのです。

男性の感性では、女性ならではの感性はわからないので、ちゃんと伝えれば理解されることが多いでしょう。逆に、苦労して這いあがった女性リーダーがいる場合は要注意です。同じような苦労をさせたくないと、指導が厳しいケースもすくなくありません。女性リーダーとして、「自分がお手本にならなくては」と実力勝負を仕掛けてきて打ち負かそうとしつつ、実は自分と同じ苦労させたくないと愛情を出すなど、感情が結構ややこしいものです。

長時間の労働は、国の締め付けが厳しくなってきていることもあり、夜討ち朝駆けで営業するような上司は、すでに絶滅危惧種になってきました。

「人事」はお母さんのように社員に目配り、人を諦めずに育成し、人をまとめ、強くしていくお仕事で、そもそも女性に向いている仕事です。米国求人サイトの大手、キャリアキャストが行う女性にとってベストな職種ランキングで「人事」は常に10位以内で、実際、私がアクセンチュアで人事分野のコンサルティングをしていた時、海外では女性コンサルタントの方が、男性コンサルタントの倍でした。オーストラリアで、アジアを統括していた上司も女性で時短勤務でした。女性の活躍推進や、長時間の労働環境の改善を含め「働き方改革」が問われてきており、人事はまさに女性が活躍しやすい職種と注目されています。

また、掛け算のキャリアがつくりやすいことも特徴です。例えばシステム開発を経験後に人事を経験することで、「システム開発の現場をよくわかっている人事」ということが売りになります。小さい会社からでも同業の大企業の人事へとステップアップすることも実は難しいことではないのが人事の特殊性です。

お客が男性女性半々で、女性が少ない会社や職種を狙ってみてください。



この記事のライター

松本利明

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