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「北欧ヴィンテージ家具」…興味のある方も多いのではないでしょうか?一見、ちょっと手が届かない存在だし、使いにくいイメージもありますが、収納の基本を用いれば、実はとっても実用的に利用でき、長く使えるお得な家具だと私は思っています。今日は、そんな北欧ヴィンテージ家具のわが家の実用使い、魅力について、紹介したいと思います。
わが家の北欧ヴィンテージ家具で、一番の収納力を兼ね備えているもの…それはこのサイドボードです。
デンマークで5〜60年前に作れられたもの。アノニマス(作者不詳、という意)デザインですが、何軒も何軒もお店を回って一番気に入ったデザインがこれでした。まずこの家具の目的としては、「テレビ台」となってくれること。そして次には、全く備え付けのないわが家のリビングの大きな収納庫代わりになってくれることでした。
さて、そのサイドボードの現在は、というと…向かって右手は。表には出したくないブルーレイレコーダー、DVD、カメラ機器などの収納に。もともとレコーダーを置くことを考えて、背面にはケーブル用の穴を開けてもらいました。
中央の引き出しは…動線的に考えて夫婦二人が一番取り出しやすいと判断し、腕時計やメガネを。中敷にフェルトがあるのは一番上のこの引き出しだけなので、大切にしたいものを置きたかったのもその理由です。
下の段には私の仕事道具や趣味道具、家計簿や電卓、筆記用具などすぐ取り出したいものを。向かって左手の引き戸の中身は、上段のボックスには薬箱として常備薬の収納を、花壇のボックスにはリビングやダイニングで多々使うもの…例えばキャンドルやペット用品の収納場所として活用しています。
整理収納の基本ですが、区切ってそれぞれのものの居場所を作ること、それを用いれば北欧の古い家具だって簡単に実用的な家具になります。そして扉を開けても、家具本来の味を損なわないもので収納すること…例えば美しいチークの木目を生かすためにそれにあった素材の収納用品を使うことも、ヴィンテージの味を損なわない一つの要素だと思います。
このサイドボード…扉を閉めれば、そんな多種多様なものが収納しているとは思えないスッキリさ、そしてテレビのサイドはわが家一のディスプレイコーナー。収納だけじゃない、飾る楽しみも味わえるものになっています。
こちらの、アルネ・ボッダーデザインのチェストもしっかり収納家具として使っています。こちらはCDプレーヤーの指定席、そして引き出しの中は…季節ごとに変えたいディスプレイアイテムや、頻繁に聞くCD、そしてすぐ手が伸びる場所でもあるので羊毛のダスターを収納しています。
いわゆる「北欧ヴィンテージ」と呼ばれる家具たちはまさに「実用性重視」を考えられて約半世紀以上前に作られたものがほとんど。今ではできないくらいに木材を贅沢に使用し、職人さんの手によって、国のプライドさえも背負って作られてきたものがたくさんあります。
それゆえ、メンテナンスをし、少し大切に使うことで、とても長く使うことができ、今でもこうして海を越えてわが家で、現役で、こうしてしっかりと使えることができています。きっと今日ご紹介した家具も、あと50年以上はどれも使い続けることができるでしょう。
北欧インテリアが好きな方へ、すっきりかっこいい、でも味のあるお部屋を作りたいと思っている方へ。北欧のヴィンテージ家具、思い切って取り入れてみませんか?きっと想像以上に、あなたの暮らしを便利に、そして(一時的にはお財布にダメージがかかったとしても最終的には)豊かに、過ごせるきっかけを与えてくれると思います。
この記事のライター
kanade
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フルタイム勤務のワーキングマザー。趣味が高じて整理収納アドバイザーの資格を習得。北欧のものを中心に、様々なヴィンテージと手仕事のものに囲まれて、古い戸建てに暮らす。「消費するということは、投票すると いうこと」…家具も食器も衣類も…もの選びは自分の気持ちと向き合い、「好きなものに囲まれた暮らし」を実践中。目指すのは、ものがあっても整っている、家族にとって居心地のいいすまい。
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