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ナチュラルフード・コーディネーターの茂木奈央美です。春になると食べたくなる抹茶のスイーツ!ホットケーキミックスを使って、おうちで簡単にできる、抹茶とバターが香るパウンドケーキのレシピをご紹介します。黒豆を入れて、更に和風テイストを味わえるパウンドケーキです。
身近過ぎて、疑問に思わないケーキの種類の名前…。実は、ちゃんとそれぞれに意味や由来があるんですよ!
例えば、今回、ご紹介するパウンドケーキのパウンドの意味は、「ポンド」です。ポンドは計量するときの単位で、使用する材料の小麦粉、バター、砂糖、卵がすべて1ポンドずつで作られていたことから、パウンドケーキ「pound cake」と呼ばれるようになりました。
しっかりした甘さがあり、日持ちすることから、ヨーロッパではクリスマスや結婚式の引き出物にも使われていたそうですよ。
材料(18cmのパウンド型1台分)
・ホットケーキ…150g
・無塩バター…100g
・砂糖…50g
・粉末抹茶…小さじ2(7~8g)
・卵…2個
・黒豆煮…100g
・牛乳…大さじ2~適量
・粉糖…適量
① ボウルにホットケーキミックスと粉末抹茶を入れたら、泡だて器を使ってかき混ぜる。
② 別のボウルに、砂糖を入れ、卵を割り入れたら、こちらも泡だて器でかき混ぜる。
③ バターは、耐熱容器に入れて電子レンジ600wで20~30秒または溶けるまで加熱する。
④ 泡だて器をゴムベラに持ち替えて、①に②と③を加えて混ぜ合せる。牛乳も入れて混ぜる。(牛乳の量は、生地の固さを見ながら調節して下さい。ヘラですくった生地が、ゆっくりポタっと落ちるくらいが目安です。)
⑤ 黒豆煮は、汁気がある場合は切っておく。
黒豆についてのポイント
今回は、黒豆を甘く煮た瓶詰の甘露煮の汁気を切って使いました。甘露煮や煮豆によっては、塩やしょう油が強めに効いているタイプがありますが、できるだけ塩分の少ない物がおススメです。
他にも黒豆の甘納豆でも代用できます。耐熱容器に入れてお湯を注ぎ、しばらく漬けておきます。まわりに付いている砂糖を落とし、柔らかくなったら、水気を拭きとってから使います。
⑥ ④に⑤を加えて、さっくりと混ぜ合せて生地を作る。
⑦ オーブンシートを敷いたパウンドケーキ型に、⑥の生地を流し入れたら、20cmほどの高さから2回ほど落として、中の空気を抜き、生地を均等にする。
⑧ 170度に熱したオーブンで、約30分、竹串を中央に挿して、何も付いてこなくなるまで焼く。(ガスオーブンの下段を使っています。お使いのオーブンに合わせて温度と時間を調節して下さい。)
10分ほど焼いたら、一度取り出して、包丁で線を引くように切れ込みを入れると、キレイに割れますよ!
⑨ 粗熱が取れたら、粉糖をふりかけて出来上がり。
食べる時は、2~3cmほどの厚さにカットして召し上がってください。お好みでホイップクリームを添えると、一層美味しくなります。
ひと晩寝かせてから、翌日に食べると生地がなじんでさらにしっとりします。粉糖は、食べる直前に振りかけます。
抹茶とバターが香る、しっとりパウンドケーキをぜひ、お家で作ってみて下さいね!
この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
8052
海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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