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懐紙って茶道で使うもの?いえいえそれだけではありません。懐紙の簡単な折り方をマスターすれば、色々な使い方ができて便利です。お正月に使える箸袋やポチ袋の作り方から日常的に取り入れやすいちょっと便利な使い方をご紹介します。
「かいし」と読む事の方が多いですが、「ふところがみ」とも言い、その名の通り懐に入れておく二つ折りにした和紙のことです。
懐紙と聞いてまず思い浮かべるのは「茶道で使うもの」というのが一番多いでしょうか?
身近に使っている人は少ないと思います。
平安時代に貴族が和歌を記すのに使ったり、写経をするために使われた和紙も江戸時代には一般庶民へと広まり、懐紙もとても身近な存在になりました。
そんな懐紙を現代でも利用しない手はありません!
今は遊び心のある色んな柄の懐紙も販売されていますし、まずは楽しみながら作れる箸袋から作ってみましょう。
お正月に使う祝い箸にもぴったりな、懐紙での箸袋の折り方・作り方です。
一人ひとり柄違いで作るのも面白いですよ。
① 点線の所で上に折る。
② 点線の所を手前に折る。
③ 点線の所で上に折る。
④ 点線の所を手前に折る。
⑤ 点線の所を後ろへ折る。
⑥ 完成
旅館で心付けをお渡ししたり、お年玉を渡す時にも使えるポチ袋の折り方・作り方です。
中身が透けないように懐紙を2重にして作ります。
① 2枚の懐紙を外表になるように重ねる。
② お札を乗せ、点線の部分で折る。
③ お札の幅より少し外側の点線の部分で折る。(実際にはお札は透けていません写真加工してあります)
④ 点線の部分で折る。(お札の幅)
⑤ 点線の部分でそれぞれ裏へ折る。
⑥ ⑤を裏から見たところ
⑦ 上の部分を下の袋になった所へ差し込む。
⑧ 完成
携帯していると便利なこんな場面があります。
書くものはあっても、書く紙がないってことはありがちですよね。
そんな時にメモ帳代わりに使えます。
ちょっとしたお礼のお手紙を書くのに一筆せんとしての利用にも良いですね。
そんな時に手で拭うのはマナー違反。
懐紙でささっと拭き取るのはスマートで、見ていても美しいものです。
小包装してあれば問題ないのですが、そうでない場合ティッシュの上に乗せる?
懐紙を取り出してお皿代わりに。
食べかけのパンをちょっと置きたいって時にも。
家でおもてなしの時にコースターとして使ったり、お皿の上に敷きフィンガーフードを乗せるのもおしゃれですし、ラッピングペーパーとしても使えます。
こうして見るとまだまだ懐紙の便利な使い方がありそうです。
みなさんも懐紙について見直してみませんか?
参考
今回使った懐紙は京都にあるお店「和詩倶楽部」さんで販売されている懐紙で商品名も「懐柄紙」
柄がかわいい懐紙です。
価格:400円(税別)
この記事のライター
Manis
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2010年よりスタートさせたブログにてお菓子作りやお料理を発信しています。ブログをきっかけに声をかけて頂き、菓子道具店へのレシピ提供や、スイーツパッケージ包材店のモニターブロガーをしています。
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