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この時期はアメリカ全土がスポーツ観戦のシーズン。家族や友人が集まって、皆で食べ物をつまみながら試合を見て盛り上がるのが、アメリカ人の典型的な楽しみなんですが、その時に欠かせないのが前菜とピザやチキンウイング、ハンバーガーといった、お馴染みのメニュー。今回ご紹介するディップとチップスもそんなメニューのひとつです。
スポーツ観戦に限らず、パーティに必ずといっていいほど あるのが、ディップとチップス。このディップ、最近は日本の料理雑誌やブログでもよく見かけるようになりました。
アメリカでは大まかにグアカモレのような冷たいものと、オーブンやスロークッカーで調理する温かいディップの2種類があります。
アメリカでは混ぜるだけで簡単に出来るディップのインスタントミックスが売っています。私も忙しい時はこれで済ませるのですが、やはりちゃんとした生の素材で一から手作りするディップの美味しさにはかないません。
今回は日本にもある材料で出来る、いかにもアメリカらしいオニオンディップにベーコンを足したものをご紹介しましょう。
温かいディップのフレーバーは、オニオンの他、よくあるものに「ほうれん草とアンティーチョーク」やクラブ(カニ缶の身)、数種類のチーズなどと色々あります。が、基本的な材料さえ分かれば、あとは自分でカスタマイズできます。
今回の基本を一度作ってみて、あとは材料を変えて応用を楽しんで下さいね。
・玉ねぎ 大1個
・ベーコン 3枚
・クリームチーズ 1/2箱(約100g)
・サワークリーム 大さじ4
・マヨネーズ 大さじ4
・チェダーチーズ(なければプロセスチーズ) 約60g
・ガーリックパウダー 小さじ1/2
① まず「あめ色玉ねぎ」を作ります。玉ねぎは薄くスライスして、フライパンにサラダ油をひき最初は強火で炒めます。
② 玉ねぎがしんなりし始めたら中火にして分量外の砂糖を小さじ半分ほど加えて炒めていきます。弱火にして蓋をし、途中で底が焦げないよう混ぜながら、さらに20分ほど炒め続けます。
上の写真くらいの量と色になったら完成。調理時間は全体で40分ほどかかります。
③ 玉ねぎを炒めたフライパンで、細かくカットしたベーコンを強火で少し焦げ目がつくくらいまで炒めます。
④ ボウルにクリームチーズ、サワークリームとマヨネーズ、ガーリックパウダーを入れ混ぜ合わせます。多少粒があっても大丈夫です。
⑤ フードプロセッサーに上記のクリームと、あめ色玉ねぎ、ベーコンの半分を入れて、全体が好みの粗さの粒になるまで混ぜ合わせて下さい。
⑥ 器に入れて、200度にセットしたオーブンまたはオーブントースターで10分焼きます。ディップがブクブクし始め、表面に焦げ目がついた時点で完成なので、その状態になるまで焼き時間を調節して下さい。
⑦ 焼きあがったら残りのベーコンをふりかけて出来上がり。トルティーヤチップスや、クラッカー、うす塩のポテトチップス、生のセロリや人参のスティックにつけてお召し上がりくださいね。
この記事のライター
Mischa
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日本でOLのかたわら英会話教室を開き講師を3年勤めたのち、結婚を機にアメリカのニューヨーク州の北部に移住。90年代に数回訪れたイギリスで現地の料理に興味を持ち、帰国後、ヨーロッパの料理とパン教室に通う。その経験をもとにNY移住後アメリカを中心とした欧米の料理を紹介するブログを始める。アメリカ人の夫と3匹の猫の2二足3四足暮らし。
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