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小さな工夫で大きな効果を目指したい、時短家事コーディネーターのゆみなかです。衣替えの時期が近づいてくると、「入れ替えって手間も時間もかかるし面倒だなぁ…」と少し憂鬱な気分になってしまいませんか?収納を変えることによって、この「衣替え」は早く行えるようになります。今回は、実際にわが家で取り入れてラクになった衣服類の3つの収納方法をご紹介します。
わが家は旦那さんと息子2人の4人家族。
以前は、要領の悪い私はこの4人分の衣替えを終わらすのに毎回のごとく時間がかかっていました。
その要因を考えてみると、
・服の状態、誰のもの、サイズ確認などに手間取る
・入れ替えをする収納場所が離れている
・一度に運べず、何度も往復する
・シーズンオフの衣服を大きい箱にまとめて入れている
・衣服類を一つ一つ畳み直しながら入れ替える…など
そこで、まずはTシャツや長袖シャツ、パーカー、ジャンバーなどの「上に着る服」をできるだけ引き出し収納からハンガー収納へ変更することにしました。
ちなみに中古住宅に住んでいるわが家は、もともとクローゼットがなく収納は押し入れがメイン。そこで、ハンガー収納にするために突っ張り棒を活用しています。
ハンガーにかけたままの収納は、衣替えはもちろんのこと、普段使いでも扱いやすくなるのがうれしいところ。
その利点をあげてみると、ハンガー収納だとまず畳む必要がない、シワが付きにくい、柄やサイズや生地の状態を把握しやすいなど。
お子さんがいる場合は、半年で着ていたサイズが小さくなることもありますよね。
このとき服をハンガーに掛けていれば、簡単にサイズをチェックすることができるので、衣替えを行いながら「手放すか、まだ着れるか」の判断がしやすくなります。
また、畳んでいる状態よりも選びやすいため、「自分で決める」「元の場所に戻す」など、お子さんの自己管理のサポートにも役立ちます。
設置している突っ張り棒は場所によって奥と手前の2本使いにしたり、左右いっぱいに活用しているので、現在はシーズンオフの衣服は手前から奥に、または隅の方へとハンガーのまま移動するだけでよくなりました。
このほかに便利なことは、洗濯を干して乾いたあと、畳まずそのまま収納することができるため毎日の家事の時短にも役立っています。
引き出し収納の利点は、中の状態が見えないので見た目がスッキリし、なおかつたくさん収納できること。
この引き出し収納での衣替えを簡単にするために、季節別の衣服類をそれぞれ分けるという次の3つの方法を取り入れるようにしています。
① 引き出しを何段か積み重ねて、季節が変われば使いやすい・使いにくい上段と下段を入れ替える。
② 奥行きのある引き出しの中に仕切りを付け、手前と奥を入れ替える。
③ キャスター付きの引き出しタイプを2つ用意し、前後に並べ、入れ替える。
このときに使用するオススメの収納ケースは、
・一段ずつ積み重ねるタイプ
・高さが選べる
・キャスター付き
・廃番になりにくいもの…など。
以前、お得価格になっていた3段式の引き出し収納をお店で発見して購入したことがあるんですが、後日同じものを求めて探したけれど、残念ながら見つけることができませんでした。
強度が弱いタイプは数年後にパキッと割れてしまって、粗大ごみとして処分することに。引き出しの収納ケースは服以外の本なども入れることができるので、やはり頑丈なものを選んだ方がいいなと思いました。
引き出しの高さに関しては、種類によっては使いやすい・使いづらいと感じることがありますよね。なので、それぞれ1段ずつ自由に組み合わせることができる商品を選ぶと便利です。
キャスター付きは配置替えがラクになりますし、床を掃除機などで掃除をするときにもコロコロと手間なく動かすことができます。
このように、安さよりも頑丈なもの、廃番になりにくいもの、同じものを手に入れやすい道具を選ぶ方が、長い目で見れば結果的には節約になると思います。
冬に使う手袋やマフラー、夏に必要な帽子やUVカットのアームカバーなどは、出かけるときにすぐ取り出せるよう玄関に置いています。
そして、夏用と冬用の同じボックスを2つ用意し、これもシーズンオフ・オンごとにそのまま入れ替える方法へと変更。
また、引き出し収納に入れている長袖/半そでの下着類や、厚い/薄い靴下なども、夏冬用をそれぞれ同じタイプの箱に入れておき、シーズンオフになったら箱ごと入れ替えるだけにします。
いかがだったでしょうか。
以上をまとめると、なるべく効率的に衣替えをするには、
・そのままの状態で入れ替えられるしくみにする
・服の状態をチェックしやすくする
・移動距離を短くする
・同じタイプの収納グッズで揃える
・出し入れしやすい・使いやすい収納グッズを使う
でも、なによりも衣替えを簡単にするのは、やはり衣服類の数を必要以上に増やさないこと。
収納できるスペースや使用頻度などを考慮しながら衣服類の適正量を決め、その数を守ることが大切。服の数が多ければ、毛玉取りやほつれ直し、クリーニングに出すなど修繕・管理するための時間も必要になってきます。
毎年2回行う衣替えは、断捨離や片づけをするとても良い機会。
もし毎回の衣替えに悩んでいるという方は、増えてしまいがちな衣服類を見直してみたり、ぜひ効率的な収納方法へと変えてみてくださいね。
この記事のライター
ゆみなか
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効率化オタク主婦。家事/育児/仕事の多忙な毎日で自分を見失っていた時に、身体的・精神的な負担を軽くしてくれた「時短家事」と「片づけ」のとりこに。時間を生み出す便利なアイデアや商品、情報を日々発信しています。 時短家事コーディネーター(Expert)/整理収納アドバイザー(1級)/クリンネスト(1級)/時短家事シリーズの電子書籍を出版
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