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こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。40代の方のメイクには、若い頃のメイクを引きずったり、弱まってきた目力を強めようとしたりして、残念な仕上がりになっているケースが少なくありません。今回は40代さんのNGメイクとお直しポイントをご紹介します。
メイクで残念な印象になりやすい原因は、若い頃のメイクから抜け出しきれていないケースが多いです。トレンドのカラーアイテムを取り入れてみても塗り方が昔のままであったり、まつげが盛りすぎだったりすると、野暮ったく見えやすいです。
例えば、今回のメイクのNGポイントは以下の3つです。
ダサ見えポイント1:アイシャドウの主張が強すぎ
色がくっきりわかるほど濃く塗ったアイシャドウは、昔っぽく見える可能性大。
ダサ見えポイント2:カラーアイライナーが悪目立ち
流行のカラーアイライナーは色の合わせ方次第で野暮ったく見えることも。
ダサ見えポイント3:繊細さに欠けるまつげ
ダマになるほど何度もマスカラを塗り重ねたまつげは残念な印象に。
これらのポイントに心当たりはありませんか?それぞれのお直しポイントをみてみましょう。
NGメイクの目元は、オレンジブラウンを主役にし、肌の色との境目がくっきり見えるほどメインカラーを濃く塗っている状態です。さらに、下まぶたの目尻側に締め色を入れ、目元がよりダークに見える仕上がりになっています。同じアイシャドウを使いつつ、今っぽいメイクに変えてみましょう。
アイシャドウは、KANEBO「レイヤードカラーズアイシャドウ[レフィル]」03 Russet Brown(税込3,300円)。色の重ね方によって表情が変わるアイテムで、今回は赤みを帯びたブラウン系のカラーを使用しています。お直しメイクは以下のとおりです。
① Aをまぶた全体に入れる
② Cをアイホールに入れる
③ Dを上まぶたのキワに入れる
④ Bを薄くまぶた中央に重ねる
⑤ AとCを混ぜて下まぶた全体に入れる
お直しメイクでは、Cのローズピンクを主役にチェンジ。オレンジブラウンはメイクの最後にまぶた中央に薄く重ねる程度にしておきました。下まぶたはAとCを混ぜて目頭から目尻まで均一に入れています。このようにメイクすることで、今っぽさのあるやわらかなメイクに変わりました。
NGメイクではアイラインが悪目立ちした状態です。オレンジブラウンのアイシャドウを塗った状態に、青みがかったダークグレーのアイラインを太く引いており、奇抜な印象になっています。
カラーアイライナーが流行していますが、アイシャドウの色とチグハグだと違和感が出やすいです。アイシャドウと同系色を選ぶことで、ナチュラルな抜け感のある目元を演出できます。
キャンメイク「クリーミータッチライナー」05 ビターキャラメル(税込715円)。垢抜けた印象のオレンジブラウンです。
このアイライナーでNGメイクよりも細めに引いてみました。アイシャドウの色となじみながら適度な存在感があり、目元の印象が強まります。カラーアイライナーに抵抗のある方も、アイシャドウとなじむ色であれば使いやすいでしょう。
極太まつげ全盛期だったアラフォー世代にとって、マスカラは外せないという方も少なくないでしょう。しかし、近年のメイクではまつ毛は細く長く繊細に仕上げるのがトレンド。太くしすぎてダマっぽいまつげは残念な印象を与えます。
上品に仕上げるためには、マスカラは控えめにしておきましょう。とはいえ、40代の目元は寂しい印象になりやすいため、マスカラの力でインパクトを高めたいところです。
キャンメイク「クイックラッシュカーラー ロングマスカラ」01 ブラック(税込748円)。カールアップ&キープ力に優れ、太くなりすぎずバランスよく目力をプラスします。
何度も塗り重ねるとボリュームが出すぎてしまうので、多くても二度塗りまでにとどめておきましょう。上品でありながらも適度なインパクトが出ます。
こちらが完成した状態です。NGメイクと比べると、かなり自然なメイクになりました。
メイクは塗り方や色の合わせ方を変えるだけで、印象がガラリと変わります。今回ご紹介した内容に心当たりのある方は、ぜひお直しメイクを試してみてくださいね。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
古賀令奈
1804
企業のオウンドメディアでのライティングを経て、JCLA 日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュの資格を取得。コスメ・メイク記事を専門とし、主に「ELLE ONLINE」、「マイナビウーマン」「つやプラ」など女性向けウェブ媒体で執筆。化粧品会社・エステティックサロン・食品会社の公式サイト作成も手がける。執筆業のほか、美容ライター講師、自身が主催する実践型メイク相談室の運営など幅広く活動している。
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