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美容学校教員兼スタイリストの野澤琢眞です。ブローをしたり髪を巻いたり、スタイリング剤をつけたりと忙しい朝は特に時間がかけられない事が多いですよね。そんな時にオススメなのが「パーマスタイル」です。今回はスタイリングの苦手な方にオススメするパーマのお話をしたいと思います。
日本人の頭の形は欧米人と比べてヘアスタイルを作る上でのバランスが悪いと言われています。
具体的には頭頂部がへこんでいてハチが張っているので前から見た時に頭が四角く見えてしまいます。さらに後頭部の出っ張りも少ない(通称:絶壁)ので横から見た時に奥行きが出ず丸みが出づらい形になっています。
パーマはこれらの骨格を矯正することができるのです。
高さや奥行きの欲しい頭頂部と後頭部には根元からボリュームを出すためのカールを作り、逆にボリュームを出したくないハチ部分は根元のカールを抑えることでバランスの良いシルエットを作ることができます。
パーマは髪質をよく理解して種類を変えることで、かかり方や、質感を変えることができます。最近よく使われるパーマをご紹介します。
このパーマは一般的にパーマの通称で呼ばれているパーマの名称になります。オールマイティーに使えるパーマでショートからロングにまで使えます。
最近のコールドパーマはダメージも少なく匂いもきつくないので安心してかけることができます。ただし極端に髪質が硬かったり逆に細かったりするとかかりにくいので、一般的にパーマのかかりがノーマルな方にオススメです。
コールドパーマとは違いパーマをかける行程で熱を加えるパーマのこと言います。コールドパーマでは難しかった太毛や細毛の方でもかかりやすく取れにくいパーマをかける事ができます。
こちらのパーマは特にロングの方にオススメで、コテで巻いたような大きくて自然なカールを作ることができます。
しかし極端にダメージが進んでいる方や根元付近にはかけることができませんので、自分の髪の状態やスタイルに用途が合っているかの確認が必要になります。
第三世代のパーマと言われるものでコールドパーマとホットパーマの良いとこどりのパーマになります。
エアウェーブは温風と乾燥の行程を行うことで、ホットパーマのようにかかりにくい方でもパーマを綺麗にかけることができます。ホットパーマほどの高温での処理はしないので根元からかけることも可能です。
他にも細かく言えばたくさんの種類のパーマがありますが、この3つが現在のパーマのスタンダートと言っていいと思います。
自分の髪質や骨格の悩みなどをしっかりと美容師さんに話してどのパーマが自分には最適なのかを相談するようにして下さい。
パーマは自分の顔の形を補正してくれて毎日のスタイリングをとても楽にしてくれますので、まだパーマスタイルを試したことがない方はぜひ一度お試し下さい。
この記事のライター
野澤琢眞
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三重県内の美容室に11年勤務した後、現在は美容専門学校の教員をしながら直営サロンでスタイリスト業務も行う。美容学生に向けて発信したInstagramのヘアアレンジ動画が分かりやすいと人気となり1年で10万フォロワーを達成。2017年「次世代インフルエンサー美容師」全国1位を獲得する。学校外でも若手美容師の為のヘアアレンジセミナーを開講し活躍の場を広げている。
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