身体の内側から温めよう!すぐにできる冷え対策☆

更新日:2017年11月29日 / 公開日:2017年11月29日

女性にとって冷えは大敵。近年は腹巻きや湯たんぽ等のグッズが普及していますが、なかなかその効果を実感できない人、もしくは別の方法がないかと思った人もいるのではないでしょうか。今回はそんな方にもオススメの「身体の内側を温める」冷え対策をご紹介します!

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「冷え」からくる不調

東洋医学でも冷えは万病のもと。
冷えは血の巡り、気=エネルギーの巡りを悪くさせる大きな原因となり、それにより筋肉も硬くなり老廃物や脂肪も溜まりやすく、肩凝りやむくみ、免疫力低下を引き起こします。

血の巡りはホルモンにも関係するので、生理痛や生理不順そして子宮や卵巣の働きに影響が出ることもあります。

ヨガのポーズと呼吸法で内側から温める

まずはすぐに始められる内側から温めるのに効果的なヨガのポーズをご紹介します。



1.四つん這いになります。

POINT
手首、膝の角度が90度になるようにします。両手は肩幅、膝は腰幅くらいに開きましょう。

2.吐く息で背骨を丸めていきます。

POINT
2と同じように手のひらで地面を押すように腕を長く伸ばし、オヘソを身体の内側に引き込んでいくようにし、さらに空の方向まで引き上げていくようにします。

心地よく感じられたら、このままの姿勢で何回か呼吸を繰り返してポーズを味わうのも良いでしょう。

3.吸う息でゆっくり背骨を反らせていき肋骨と骨盤を離すようにします。

POINT
呼吸は鼻からゆっくりと繰り返し、呼吸に合わせて動きます。
手のひらで地面を押すようにして腕を長く伸ばし、首がすくまないようにします。

心地よく感じられたら、このままの姿勢で何回か呼吸を繰り返してポーズを味わうのも良いでしょう。

4.2、3をスムーズに繰り返します。

慣れてきたら、さらに体幹(=身体の内側の筋肉部分)にしっかり働きかけるようにします。

体幹を構成する筋肉の一つに骨盤底筋群がありますが、この筋肉群は内臓を支えてくれる大切な筋肉群です。年齢とともに薄くなり弱まるため、常にケアしていきたいところです。

地味な動きですが繰り返し続けることで身体の内側の骨盤底筋群から体幹が活性化していき、内側から温まってくるのを実感できるようになります。
冷えて硬くなっている人ほど時間がかかると思いますが、毎日続けていくことで身体の眠っている部分が目覚めていくように変化していきます。ぜひ続けてみて下さい。

体幹に働きかける運動

1.2.の時にお尻の穴を締め、ゆっくり息を吐いていきます。

POINT
最後まで吐ききるようにします。

2.3.の時にお尻の穴を締めていた力を緩めて殿筋(臀部にある筋肉)も力を抜きます。

冷えはストレスが原因の一つでもあります。1日の大半が仕事で戦闘モードの生活をしているとリラックスすること・力を抜くことが上手くできない人も多いです。ヨガの呼吸法は自律神経を整えて心も身体もリラックスへ導いてくれます。

ヨガの呼吸法の仕方

1.両膝を立てて仰向けになります。

POINT
足の幅は肩幅くらいに開きます。力が入らないように踵はお尻から少し離れた位置が良いでしょう。

2.両手をオヘソのあたりに軽くのせて、鼻からゆったりと呼吸を繰り返します。

POINT
吐く息でお腹がへこんでいくように、吸う息でお腹が膨らむように腹式呼吸をします。頭で考えすぎずに心地よく呼吸を感じていきましょう。

スパイスで身体の内側から温める

直接身体に入る食べ物や飲み物も気を付けたいものですが、ドイツの伝統的な冬の飲み物、キンダープンシュは手軽に作れてオススメです。

スパイスは身体を温める効能があり、ぶどうジュースで作ると血行促進効果・抗酸化作用のあるポリフェノールが摂れます。

材料

ぶどうジュース 800ml
シナモンスティック1本
カルダモン 2~3粒
クローブ 2~3粒
(お好みでローズヒップティーやスターアニスを加えても可)

作り方

1.ホーローなどのお鍋にジュースとスパイスを入れ、弱火で軽く煮立てます。

2.茶こしを使ってカップに注ぎます。

スパイスの効能

・シナモン
消化促進、鎮静作用、強壮効果、食欲増進、殺菌、解熱、発汗剤、去痰剤としての働き、風邪症状の緩和、など

・カルダモン
食欲増進、消化不良改善、健胃、呼吸器系、吐き気改善、口臭除去効果、ストレス緩和、リラックス効果

・クローブ
健胃、消化促進、殺菌、消臭、鎮痛効果
☆粒ごと噛むと口腔内の殺菌や歯茎の痛みに効果があるとされる

見た目もほんわか温まる飲み物で、いつもとちょっと違う雰囲気を楽しんでみて下さい。

最後に、ヨガの教えに中道というものがあります。過ぎたるは及ばざるが如し、という諺もありますが、良いと言われることでも度を越すと害になることもあるのでほどほどに、中道を心がけましょう。



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