更新日:2021年6月28日 / 公開日:2021年6月28日
コスメコンシェルジュ・美容ライターの斎藤明子です。メイク方法は様々ありますが、「基本的なアイメイク」ってどんな方法なのか?わからなくなってしまうことってありませんか?今回は、ベーシックなアイシャドウの塗り方をご紹介します。メイク初心者さんはもちろん、メイク上級者さんも参考にしてくださいね!
グラデーションアイメイクのプロセスの解説で、「アイホール全体に」という言葉をよく目にしませんか?
でもアイホールとは?と疑問に感じたことがある人も多いはず。
正解は、Aの眼球の半円に沿ったくぼみの内側部分がアイホールです。指で触るとよくわかりますよね。
また「まぶた全体に」という表現もよく目にしますが、これは上のイラストのBの眉下全体を指す表現で、アイホールよりも少し広めの範囲になります。
さらに、「二重幅の中」は文字通り二重の幅の内側ですが、実際に奥二重だったり一重だったり二重の幅が狭かったりする場合でも、Cのくっきりと二重になるラインの内側を指して言います。
同じく「目のキワ」は目のフレームラインのこと。この4つのエリアとまつ毛にプロセスを追って施すのが基本のメイクなので、言葉の意味を把握しておくと目にしたアイメイク法の解説を実現しやすくなります。
① まぶた全体に明るいベージュなどのアイシャドウベースを塗る。
アイシャドウベースは、まぶたのくすみをとり、アイシャドウの色をつきやすくするものです。クリームタイプのアイシャドウベースを使うときは指でぽんぽんとのせるようにつけてのばします。粉タイプのものを使うときは柔らかい太めのブラシでふんわりとのせてなじませます。
② アイホールに中間色のアイシャドウを塗る。
グラデーションの中間色は、メインカラーのアイシャドウをまぶたになじませるために欠かせないカラーです。下まぶたに、メインカラーを塗るときもこの色を混ぜてちょうどいい色に調整して塗っていくときれいに仕上がります。
③ 二重幅の内側と下まぶたにメインカラーのアイシャドウを塗る。
アイシャドウパレットの中でいちばん目立つトレンド感のあるカラーは二重幅の内側に入れてカラー効果を利かせます。下まぶたにそのまま塗るとメリハリのない囲み目メイクになってしまうので、②の中間色と色を混ぜて調整しながら色を重ねていきます。
④ 目のキワに締め色のアイシャドウを塗る。
アイシャドウパレットの中で、一番濃い色をまぶたのキワに細いチップでラインのように塗ります。指やブラシで③で乗せた色との境目をよくぼかして自然に仕上げるのがきれいな目の印象づくりに効果的です。
ここまでが基本のアイシャドウの塗り方です。オプションで以下をプラスすると、さらに華やかになります。
⑤ ハイライトカラーを下まぶたのキワに重ねる。
下まぶたのキワにハイライトを入れるとレフ版効果で白目がきれいに見えます。
⑥ ラメを上まぶたの真ん中に重ねる。
ラメを利かせて華やかに仕上げたい時は、上まぶたの真ん中に指でぽんぽんとのせます。
⑦ アイラインを上まぶたのまつ毛の間を埋めるように塗る。
基本のアイメイクでおすすめなのはペンシルタイプのアイライナーです。まつ毛の間を埋めるようにラインを引くと、さりげなく目を大きく見せることができます。
小刻みに動かしながら少しずつ描いていきます。鏡を下に向けて、下を向きながらアイライナーは少し寝かせながら進めていくと描きやすくなります。
リキッドアイライナーを使うときは、目尻は3mmほどはみ出して目のカーブに合わせて自然に跳ね上げるときれいです。
⑧ まつ毛にマスカラを塗る。
マスカラは、繊細に仕上がるタイプのものを使ってふんわりカールしたセパレートまつ毛に仕上げるとトレンド感がありながら、ナチュラルで好感度の高いメイクに仕上がります。
下から持ち上げながらするっと前に押し出すように塗っていきます。
すべてのプロセスの途中で、綿棒ではみ出した部分の色をなじませたり取り去ったりしながら進めていきましょう。
グラデーションが作りやすいのは、同じ系統の色4~5色がセットになったアイシャドウパレットです。
例えば、ベージュからブラウンのグラデーションカラーにラメがセットになったパレットは、グラデーションが作りやすいので、初心者さんにも失敗しにくくておすすめです。
広い範囲にはふんわりと発色する柔らかいブラシを使い、メインカラーや締め色は色が濃くつく細目の固いブラシやチップを使うときれいに仕上がります。
抜け感を纏うために、わざと指で色を重ねる方法もスタンダードな塗り方になりつつあります。その場合、力が入り過ぎない中指で色を塗り、ぽんぽんと軽くたたくように色をのせていきます。
下まぶたのキワなど細かい部分の微調整は人差し指が塗りやすいのでおすすめです。
基本のアイメイクの方法をご紹介しました。
まずは、基本をマスターすると、より自分の目の形やTPOにあったアイメイクへの挑戦ができるのでぜひ参考にしてくださいね。
この記事のライター
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