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40代女性がマツエク(まつ毛エクステンション)をすると、ときとして“やりすぎ”な雰囲気が醸し出されます。
メイクの手間を減らせるから“時短美容”にはなるけれど、年齢不相応のバサバサまつ毛は、どこかで“ムリしている感じ”が出てしまう。
今回は40代女性の美しさを引き出すマツエクオーダーのコツをお届けします。

マツエクは、もはや説明するまでもなく、自まつ毛に人工のまつ毛を付けてボリュームを出す技法。
それだけに、くすみやたるみが気になる加齢肌には、オーダーによっては不自然な仕上がりになりやすい面もあります。
せっかく時短美容を意識しても、痛々しさが出てしまえば本末転倒。“キレイ”を目指しているはずが、真逆の方向に突き進むことに。
【40代の時短美容】を意識するならば、自然に仕上がるオーダーを心得ておきましょう。
「とにかく長さが出ればいい」「本数は多いほどヨシ!」というのは、30代半ばくらいまでのマツエクオーダーだと思ったほうが確実です。

つい先日、40代の主婦サイト編集者と20代ファッションサイト編集者で、こんな会話が繰り広げられました。
「短めにとお願いしただけなので、長さはたぶん8ミリ?」
「短いですね!私は11,12,13でした」
「目の形にもよりますよ!目尻長くとか」
「どんな雰囲気になるの?」
「色っぽくなったりします!」
「私(48)がやってもイタくならないかなあ」
こんな会話の内容「そうそう、そこが知りたい!」と、心当たりがある40代女性も少なくないのではないでしょうか?
もともとの目の形が異なるのはもちろんですが、20代と40代では、目のくぼみ具合からお肌の質感までも違うために、美しさを引き出すオーダーは異なってしかり。
さて、40代のマツエクでは、どんなところに気をつければ……?

マツエクのオーダーは、主に毛質、太さ、長さ、本数、カールの種類の5つから構成されます。
痛々しく見せないためには、とにかく自然な仕上がりがカギ。
そうなると、次のような基準がひとつの目安になります。
軽めの毛質をセレクトし、人工毛の重みでまぶたが下がり目が小さく見えるリスクを回避。
ボリュームのある毛質は、一見するとパッチリアイに導いてくれそうなものの、40代のまぶたには、重みによって上まぶたが下がりやすい上に黒光りして悪目立ちもしやすいのです。
日本人の自まつ毛は、平均で0.1~0.12mm程度の太さと言われるだけに、それ以上に太い人工毛は不自然な仕上がりに。
若い頃ならまだしも40代にもなれば、ただでさえまつ毛もやせ細ってくるだけに、太めの毛は悪目立ちを呼びます。
マツエクは、いろんな長さを組み合わせてお好みの目元を演出しますが、長すぎると“盛ってます感”が出てわざとらしくなります。
お肌や目元などのエイジングに合わせ、不自然にまつ毛だけを際立たせないよう、最も長い箇所でも10mmを限度に考えるとナチュラルに盛れます。
自まつ毛をベースに施術するので、その日のまつ毛のコンディションにもよるものの、毛質を軽くして太さを出していない分、本数は多めにオーダーするのが40代の目元を自然に盛るカギ。
両目で80本~200本ほどまで幅広くオーダーできる部分だからこそ、ここは“付けられるだけ付ける”。
まつ毛の調子にもよりますが、いけそうであれば160~180本は思い切って付けてしまって。
JカールにCカールなど、マツエクの毛はカールの種類も豊富。
けど、オトナな目元に合うのは、JカールかJCカールなどの自然なカーブです。
Cカールのほうがパッチリした目元になりそうなものの、40代がやると“びっくりアイ”にもなりやすく、わざとらしいイメージに。
長さを抑えている分、緩やかなカーブを選んでも目元の印象はしっかり上がります。
あとは、目尻を長くして色っぽアイにするのか中央を長くしてパッチリアイを狙うのかなど、なりたいイメージに合わせて微調整を。
5つの原則に基づけば、どんなデザインを選んでも40代相応の自然な仕上がりが得られるはずです。
(この記事は2017年に配信された記事のリバイバル配信です)
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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