40〜50代になって、「最近眠りが浅くて熟睡できていない……」と悩んでいませんか?
日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。
この時期はホルモンバランスの影響やストレスで、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
今回は、睡眠の質の向上に役立つサプリメントについて、医薬品登録販売者であり、あんしん漢方の
円山 真由佳さん、一般社団法人日本サプリメント協会理事長、後藤 典子さんに教えてもらう【後編】です。
◀この記事の【前編】はこちらから__◀◀◀◀◀睡眠の質を上げるには漢方薬もおすすめ
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睡眠の質を上げるには、医薬品として効果が認められている漢方薬も活用できます。
漢方薬は心とからだのバランスを整えるので、睡眠の質だけでなく、ほかの心身の不調にも同時にアプローチできるのがメリットです。
睡眠の質の向上には、「自律神経の乱れを整え、ストレスが原因の疲労や睡眠の質を改善する」「イラだちや興奮を鎮めて寝つきをよくする」「血流をよくして中枢神経の機能を回復し安眠に導く」「消化・吸収機能を改善してからだに栄養を届け、心を元気にする」などの働きのある漢方薬を選びましょう。
<更年期の睡眠のお悩みにおすすめの漢方薬>
・酸棗仁湯(さんそうにんとう)
栄養を補い、心労や疲労を回復し、神経症や不眠症に働きかけます。眠りのリズムが乱れがちで、熟睡感がない方に。
・柴胡加竜骨牡蛎湯 (さいこかりゅうこつぼれいとう)
自律神経のバランスを整えることで神経の高ぶりを鎮め、心とからだを落ち着かせます。ライラや緊張、不安感などで眠れない方に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、自分の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
すべてスマホで完結ですので、対面では相談しにくい悩みも気軽にできますよ。
質のいい睡眠でコスパよくキレイになろう
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質のいい睡眠は、老化防止や美肌づくりだけでなく、更年期の疲れやすさやストレスの軽減などにも役立ちます。
サプリメントや漢方薬で睡眠の質を上げて、健やかな美しさを手に入れましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)
医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。
表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
<この記事の監修者>
一般社団法人日本サプリメント協会理事長
後藤 典子(ごとう のりこ)
同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。
Youtubeチャンネルで健康リテラシー向上のための情報を発信している。
2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品ののぞましい発展を支援する活動をしている。
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