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子育てと仕事の両立が思った以上に大変で、家計管理がうまくいかないという人は少なくないはず。内藤眞弓さんの著書『3000以上の家計を診断した人気FPが教える お金・仕事・家事の不安がなくなる 共働き夫婦 最強の教科書』(東洋経済新報社)は、家族が笑顔で支え合うためのマネープランの作り方をわかりやすく紹介しています。
赤字を解消したいとか、貯蓄を増やしたいと思って家計簿づけなどをしていても、それが単なる記録づけにとどまっていると効果が感じられず、モチベーションが下がります。これまで、ライフプラン表を作成して中長期の目標を設定し、「今」を延長していった先に目標は実現できるのかを予測する方法をお伝えしました。
次に、中長期の目標を実現するためには、今の家計をどのように回していけばよいかを、具体的な手法も交えながら紹介しました。そして、1年に1回、ライフプラン表の進捗状況を確認することが大切であることもお伝えしました。
家計管理は、毎年決算をして次年度の予算を立てることが重要で、やりっぱなしでは効果が感じられませんし、将来につながっていきません。つまり、家計をPDCAサイクルで回すということです。
貯蓄と特別支出額を考慮した毎月の予算を立て、支出をシマ管理してお金の流れを見える化し、ライフスタイルに合わせた無理のない方法で実行して、1年が終わったら決算をします。決算とは、計画通りに実行できたかどうかを確認し、実行できなかった場合はその原因を探ることです。ライフプラン表と照らし合わせて、改善点などを検討し、次年度の予算策定につなげます。
大変そうに感じるかもしれませんが、大枠のルールを決めてしまえば、それにしたがって行動し、ときどき修整をしていけばよいのです。本章で示した方法を参考に、それぞれの家庭に合ったやり方を工夫していただければと思います。
1年に一度ライフプランを夫婦で確認
(内藤眞弓『3000以上の家計を診断した人気FPが教える お金・仕事・家事の不安がなくなる 共働き夫婦 最強の教科書』(東洋経済新報社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
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共働き家庭が増えている昨今。仕事に家事に育児と、毎日やることだらけで、とにかく忙しくて大変、家計管理もままならない……という方も少なくないのではないでしょうか。
『3000以上の家計を診断した人気FPが教える お金・仕事・家事の不安がなくなる 共働き夫婦 最強の教科書』(東洋経済新報社)は、ファイナンシャルプランナーの内藤眞弓さんが、共働き夫婦が暮らしやすくなるためのお金・家事・育児・職場・人間関係のコツをわかりやすく紹介しています。
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ファイナンシャル・プランナー1956年香川県生まれ。大手生命保険会社勤務の後、ファイナンシャルプランナー(FP)として独立。1996年から約5年間、公的機関において一般生活者対象のマネー相談を担当。現在は、金融機関に属さない独立系FP会社である生活設計塾クルーの創立メンバーとして、一人一人の暮らしに根差したマネープラン、保障設計等の相談業務に携わる。FPとしての活動は四半世紀を超え、相談件数は累計で約3000件。共働き夫婦からの相談も多く、個々の家庭の考え方や事情に合わせた親身な家計アドバイスが好評。著書に『医療保険は入ってはいけない!』(ダイヤモンド社、累計8万部)など。講演・セミナー等の講師としても活動。
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