/
今回は子育て中のママに「子どもにデジタル機器(スマホ・タブレット・ゲーム機など)を使わせることに抵抗はありますか?」と質問したところ、抵抗がある・ないの両方からたくさんの意見が出てきました。気になるママたちからの本音をご紹介します。
子育て中のママたちに「子どもにデジタル機器を使わせることに抵抗はありますか?」と質問したところ、「とてもある」は19%、「少しある」は38%、「あまりない」は23%、「まったくない」は20%という結果になりました。
上記の回答を選んだ理由についても答えていただきましたので、早速見ていきましょう。
子どもの目が早くに悪くなりそうだから。(40歳以上/金属・鉄鋼・化学/技術職/子どもの年齢 4歳、9歳)
視力の低下や興味対象の限局を懸念。(35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職/子どもの年齢 0歳)
今回の調査で最も目立ったコメントは、「目が悪くなるのでは?」という心配するママの声でした。スマホやゲーム機器などは、夢中になると画面をジッと見続けてしまいがちですよね。長時間、目を酷使してしまうことで、子どもでも眼精疲労や頭痛などの症状を訴えることも……。使用時間の制限は徹底したほうがよさそうです。
そして、視力の低下を心配する声とともに目立ったコメントがありました。
依存してしまいそうで怖い。(29歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職/子どもの年齢 0歳)
中毒になってほしくないから。(31歳/マスコミ・広告/事務系専門職/子どもの年齢 4歳)
視力の低下を心配する声とともに、「依存しそう」「中毒」を懸念するママも声も目立ちました。家にいる間中ずっとスマホやゲーム機器の類をいじり続けてしまい、注意されても止めることができず、寝る間を惜しみ、挙げ句の果てに学校では居眠り……なんてことにならないか、心配ですよね。
YouTubeなど動画は情報を一方的に受け続けるコンテンツなので、子どもの思考力が衰えそうだから。(38歳/情報・IT/事務系専門職/子どもの年齢 4歳、10歳、12歳)
ほかに目もくれず動画などに夢中になるから。受動的になってしまうので、もっとよい関わり方を今から学んで欲しいのが本音です。(40歳以上/マスコミ・広告/クリエイティブ職/子どもの年齢 2歳、5歳)
「動画視聴は受動的だから、思考力が衰えそう」と答えたママも。ためになる情報を得る目的だったり、短時間の娯楽だったりならばいいのですが、だらだらと動画を見続けるのは心配になってしまいますよね。
何かトラブルに巻き込まれないか、機器を壊されないか、視力が落ちないかなど心配事が尽きないから。(40歳以上/マスコミ・広告/クリエイティブ職/子どもの年齢 5歳、9歳)
ネット上では不特定多数の人間と容易に関わることができてしまうので、トラブルに巻き込まれないかと心配するママもいました。興味本位であらゆるサイトを覗いてしまう子どももいます。また、ゲームに執着してしまい、高額な課金をしてしまう子どもも。親の知らぬ間に……なんてことのないように、フィルタリングなどの制限を設けたほうがよさそうです。
いずれ使うことになるので、小さいときは自然や外で遊んだり、デジタルデバイス以外のもので遊ばせたい。(35歳/マスコミ・広告/営業職/子どもの年齢 1歳)
小学生になれば使うようになるので先入観を持たせない。(35歳/小売店/事務系専門職/子どもの年齢 6歳)
この2人のママのように、「そのとき」がくるまでは「デジタルデバイス以外のもので遊ばせたい」というママもいました。例えば、海水浴やキャンプなど、自然のなかで思いっきり遊ぶことは、幼少期ではないとチャンスがなくなる可能性も否定できません。アナログな遊びも、子どもの成長過程において重要な役割があると考えられるのではないでしょうか。
これからの時代に必要なものになってくるからです。(34歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系/子どもの年齢 2歳)
昔はなかったけど今はある。あるものは使ったほうが良い。(30歳/主婦/子どもの年齢 2歳)
デジタル化は瞬く間に進んでいて、小学校ではもはや当然のようにタブレットによる授業も行われています。コロナ禍では休校の際に自宅でのオンライン授業が行われた学校も多いはず。時代の流れに沿った教育になってきていますね。
また、「あるものは使ったほうがよい」と答えたママも。時代背景もあり、便利なものだから、子どもに与えてもいいのでは? といったところでしょうか。
時間を決めること、有害なコンテンツを遠ざけること、親が用途を把握することなどを徹底すれば利点が多いため。(40歳以上/情報・IT/クリエイティブ職/子どもの年齢 7歳、13歳以上)
現代はデジタル社会であり、デジタルデバイスが不可欠であり、親も使っているので、利用を禁止するのも難しいため。(40歳以上/情報・IT/クリエイティブ職/子どもの年齢 9歳)
「デジタル社会だからデジタル機器は不可欠」さらに「親も使っているので使わなくさせるのは難しい」と答えたママもいました。確かに現代は老若男女問わず、何かしらのデジタル機器の所持率は非常に高いでしょう。また、親をはじめ、まわりの人が使っていれば当然使いたくなるもの。そこを制限するのは難しいですよね。
フィルタリングしておけばいいから。(26歳/小売店/販売・サービス系/子どもの年齢 6歳)
どんどん使わせたほうがいいと思うから。(26歳/電機/事務系専門職/子どもの年齢 1歳)
時代の変化についていけるよう。(39歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職/子どもの年齢 1歳)
子どもがデジタル機器を使うことに「まったく抵抗がない」と答えたママもいました。デジタル機器のメリットとデメリットについて、よく理解し、時代の流れについていけるのであれば問題ないと考えている様子がうかがえます。とは言え、子どもの好奇心をくすぐる情報や悪質な誘いなどもあるので、フィルタリングは必須条件ですね!
今回の調査では、子どもにデジタル機器を使わせることについてのままたちの意見をまとめました。抵抗のあるママは、「目が悪くなってしまうのでは?」や「依存してしまうのではないか?」など心身の健康面が心配というものでした。
一方で、現代の子どもにとってデジタル機器は「あって当たり前のもの」になりつつあります。早期から使い方をマスターすることで、私たち親世代が考えつかないような新しいアイデアやサービスが生れるかもしれません。
親が子どもを守るためにできることは、家庭内でのルールを作ることや、フィルタリングの設定です。必ず行ってくださいね!
マイナビ子育て調べ調査日時:2022年4月27日~5月16日調査人数:163人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)
<関連リンク>→フィルタリング「基本のキ」! 子どもにスマホを与える前に知っておきたいこと #親と子のネットリテラシー入門→フィルタリングだけじゃ足りない? 子どものスマホルールの作り方 #親と子のネットリテラシー入門→未就学児がデジタル機器を利用する時間、平日は約57分、では週末は? #親と子のネットリテラシー入門
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
3469
「マイナビウーマン子育て」は、働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド「マイナビウーマン」の姉妹サイトです。結婚後ママになりたいと思っている人や現在0歳から6歳までの子どもを持つママの、日々の不安や悩みを解決するお手伝いをしています。
恋愛・結婚の人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント