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アクトインディが運営する子どもとおでかけ情報サイト「いこーよ」(https://iko-yo.net/)の研究機関である「いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所」はこのほど、いこーよユーザー306名の保護者を対象に、「ジェンダーレス水着に関するアンケート」を実施しました。
3年ぶりに多くの学校や保育園・幼稚園でプールの授業が再開される中、男女の区別がないジェンダーレス水着が販売され話題になっています。
そこで「いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所」は、「ジェンダーレス水着に関するアンケート」を実施。学校や保育園・幼稚園のプール授業で水着や日焼け止めなどについてどのような規定があるのか、それに対し保護者はどのような要望があるのか、また、話題のジェンダーレス水着についてどのように思っているのかなどを聞いています。
出典:いこーよ7月ユーザーアンケートより
今年、学校や保育園・幼稚園でプールの授業があるという保護者に、学校や園でどのような規定が定められているかを聞きました。
その結果、保育園・幼稚園では「特にない」が77%と非常に多い一方、小学校の多くでは「黒や紺などの色や無地以外の水着の禁止」や「指定(の色)以外の水泳帽禁止」「ベーシックな形以外の水着(セパレート水着、ロング丈の短パンなど)の禁止」など、水着や水泳帽の色や形に規定があることがわかりました。
また、日焼け防止に関する規定としては、ラッシュガードよりも日焼け止めの使用を禁止している割合の方が高いという結果となりました。
一方、プールの授業で学校や保育園・幼稚園で許容してほしいことを聞いたところ、「特にない」が多かったものの、「ラッシュガードの着用」「日焼け止めを塗ること」など日焼け対策に関する要望が比較的多く見られました。
また、小学生がいる保護者からは「男女別のプールの授業」を希望する意見が2割弱あることも注目のポイントです。
出典:いこーよ7月ユーザーアンケートより
男女のデザインが同じ「ジェンダーレス水着」について、どのように考えているかを聞いたところ、「日焼けの観点で肌の露出が少なくていい」が58%で最多に。
ジェンダーレスという観点だけではなく、体型を目立たなくするための長袖やハーフパンツなど肌の露出を抑えたデザインが「日焼け対策としてもいい」という意見が多く見られます。
次いで、「男女の区別がなくていい」(53%)、「体型がわかりにくくていい」(39%)、「肌を見られるという観点で肌の露出が少なくていい」(33%)など、ジェンダーレスの観点からみて評価する意見が続いています。
「泳ぎにくそう」「デザインがかっこわるい」などの意見は少なく、「全員がジェンダーレス水着指定になるのはいやだ」や「ジェンダーレス水着の必要性がわからない」など、否定的な意見も少数でした。
出典:いこーよ7月ユーザーアンケートより
学校・園のプールの授業について思うことを自由記述で聞きました。
水着のデザインだけでなく、生理などでプール授業を欠席すること自体が子どもにとっては心理的負担であり、「高学年になったらプールの授業は男女別にしてほしい」という意見や、「同じ教室ではなく男女で別の教室などで着替えられるように変えてほしい」という意見が見られます。
また、水難事故対応として、「プールの授業自体をもっとしっかりやってほしい」「天候に左右される学校の屋外プールではなく、近隣のスイミングスクールなどに委託して安定的に水泳の授業をしてほしい」などの意見も見られました。
プールの授業数が少ない割に学校で色や形などの水着の規定があるため、「あまり授業で着ないうちに水着が小さくなってしまうのがもったいない」という意見も見られました。
〈第二次性徴期に対する配慮をしてほしい〉・「5年生ですが、クラスの半分以上の女子の身体つきに変化があるので、男女別の授業にして欲しい。子どもも同じ意見です」・「コロナ禍以前は低学年であった女児が、高学年になってから水泳再開されることにより、二次成長の体型の変化に関する特別授業を取り入れて欲しい」・「高学年では男女別にしてほしい」・「第二次性徴期以降は、生理の観点で男女別のプールの授業だと嬉しいです」・「生理中の欠席の子どもの心理状態をもう少し配慮して欲しい」・「女子の水着は私が子どもの頃からデザインが変わっていないので、あのスクール水着は嫌ですね。女子は生理があるので、選択できる時間があったり、男女別になってほしいなと個人的に思いました」・「着替える場所。低学年は一応別れてはいるが男女同じ教室で着替えているから」
〈もっとしっかり水泳の授業をしてほしい〉・「プールを授業として取り入れるのであれば、全員泳げるまで指導すべき。夏休みに補習とかも入れて」・「泳ぎを覚える事で水難事故対応にもなると思うので、水泳授業はあると良い」・「着衣水泳をして欲しいです。実際に溺れたときや緊急時に本当に役に立つと思います」・「苦手な子、得意な子を分けて教えて欲しい」・「水泳は必要と感じる生徒が受けられるよう、場所は提供し、外部から専門の先生に来てもらい夏休み期間やゴールデンウィークなど指導してもらえるのもいいかなと思う」・「近くにスイミングスクールがあればそちらに業務委託するのがいいと思う」・「水温や天候で入れなくなることも多く、授業時間がたりないのでは?」・「屋外プールのため、天候に左右されるのが難点です」
〈水着の指定は不要では〉・「ほとんど使わないのに指定の水着は必要ない」・「雨だと中止、雨じゃなく曇りで水温低くても中止、暑すぎても中止、入れる時間が短いのにすぐ成長して着られなくなる水着が高い」
調査の方法:Web上のアンケートフォーム調査の対象:いこーよユーザー有効回答数:306サンプル調査の期間:2022年7月4日~2022年7月10日
回答者全体の306サンプルの内訳
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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