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ニフティが運営する子ども向けサイト「キッズ@nifty」は、「インターネット上の友だち(ネッ友)」に関するアンケート調査を実施しました。その結果、ネッ友がいる小中学生は59%、そのうち15%が「会ったことがある」ことがわかりました。
この調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、「現在ネッ友はいるか」、「どうやって知り合ったのか」、「実際にネッ友と会ったことがあるか」などについてアンケートを実施。1,465人から回答を得ました。
最初に、現在ネッ友がいるかどうかついて質問をすると、「いる」と答えた子どもたちは全体で59%、中学生では66%。約6割の小中学生にネッ友がいることがわかりました。
今、ネッ友はいる?
ネッ友がいる人へ、ネッ友と知り合ったきっかけを聞きました。その結果、最も多かったのは「ゲーム」で、小学生は57%、中学生は38%でした。
次いで「LINE」の23%、「Twitter」の19%となり、第1位の「ゲーム」以外はSNSが上位にランクインしています。「その他」の回答には、子ども向けコーディングコミュニティ「Scratch(スクラッチ)」や「キッズ@nifty」、ネットの掲示板などがあげられました。
【ネッ友がいる人へ】ネッ友と知り合ったきっかけを教えて
ネッ友がいる人へ、実際にネッ友に会ったことがあるかどうかを聞きました。
実際にネッ友と会ったことがある小中学生は全体の15%。ネット上で交流を深めても、直接会うまでには至らないことがほとんどのようです。
【ネッ友がいる人へ】実際にネッ友に会ったことがある?
ネッ友に実際に会ったことがある人へ、会ったときの相手の印象を聞きました。その結果、「ネット上での印象と変わらなかった」と答えた人は49%、「ネット上での印象より良かった」という人は36%でした。
一方、「ネット上での印象より悪かった」と答えた人は2%、「聞いていた情報(性別・年齢など)と違っていた」という回答も5%ありました。
【会ったことがある人へ】会ってみてどうだった?
ネッ友に会ったことがない子どもたちの意見として、最も多かったのは「会いたいけど怖い」と「会いたくない」で全体の29%を占めました。
「会いたいけど怖い」に、会いたいけど「おうちの人に禁止されている」「友だちに会わない方がいいと言われている」を合わせると、ネッ友と会ったことがない小中学生のうち4割以上が「会いたい」と思っていることが明らかになっています。
【会ったことがない人へ】ネッ友に会いたいと思う?
現在ネッ友がいない(41%)と回答した人に、ネッ友を作らない理由を尋ねました。最も多かったのは、「トラブルになりそうで怖いから」で小学生は52%、中学生は29%、全体では40%を占めています。
次いで「SNSを使っていないから」の33%、「必要だと思わないから」の32%と続きました。
【ネッ友がいない人へ】ネッ友を作らないのはなぜ?
続いて、ネッ友の良いところについて、具体的に聞きました。その回答の一部を紹介します。
・あまりお互いのことを知りすぎていないから気軽に話せる・いつでもしゃべれる。いつでも縁を切れる・ネットを通していろいろな人と友だちになりやすい、趣味が同じ人ともつながりやすい・ゲームを一緒に楽しめるところ・リアルの顔や外見で判断されないところ
お互いのことをあまり知らないからこそ、「遠慮なく気軽に話せる」「友だちよりも気を遣わなくていい」などのメリットがあげられました。また遊ぶ時間が限られているリアルの友だちと比べて、ネッ友は「いつでもどこでも話せる」「わざわざ外出しなくても遊べる」といった意見が寄せられました。
また、ネッ友の良くないところも尋ねました。その回答の一部を紹介します。
・年齢や性別など、いくらでも嘘をつける・相手の素性が全くわからないところ・会いたくなってしまうこと。それがトラブルにつながるかもしれないこと・文字だけだと気持ちが伝わりにくい・人によって悪口や暴言を吐く人がいる
顔が見えないことがメリットになる反面、ネットならではのデメリットがあげられました。また「やたら汚い言葉を使ってくる」「簡単に暴言を吐く」「女の子だと思ったら、実際はおじさんだった」という実際に嫌な思いをしたという子どももいました。
子どもたちは、ネッ友とリアルの友だちとの違いをどう考えているのでしょうか。この違いについて、以下の声が寄せられています。
・リアルの友だちと違って、ネッ友は相手の顔がわからない・ネッ友ならいつでも遊べるけど、リアルの友だちとは限られた時間でしか遊べない・ネッ友は気楽、リア友は人間関係が複雑・ネッ友は素顔を見せずに話せる、リア友はありのままで話せる・ネッ友は思っていることを何でも話せるけど、リアルの友だちには遠慮しがち
ネッ友とリアルの友だち(通称“リア友”)との違いについて、さまざまな意見が寄せられました。ネッ友に対する印象は人それぞれのようです。
アンケート実施期間:2022年6月15日(水)~7月6日(水)調査機関:自社調査調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者有効回答数:1,465件調査方法:インターネット調査
「ネッ友」に関する調査レポートhttps://kids.nifty.com/parent/research/20220602nettomo/
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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