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子どものお弁当やごはんにも大活躍のおにぎりを、見た目も可愛くしてみませんか? 初心者でも挑戦しやすいものから、ちょっとがんばって作るものまで、子どもが喜ぶおにぎりを集めてみました。基本的な作り方をマスターすれば、ちょっとのアレンジでいろいろなものが作れるようになります。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
つまんだり、手に持って食べられるおにぎりは、気軽な日本のフィンガーフード。形も具材も好みでアレンジでき、飽きがこないもの魅力です。
自分でつまんで食べられるようになる離乳食後期頃には、小さなひと口大のおにぎりを食べはじめ、そのうち通常サイズのおにぎりも上手に食べられるようになってきます。
海苔が巻かれたり、具が入っていたり、キャラおにぎりにしてみたり……。子どもの成長に合わせていろいろな楽しみ方ができるようになってきますが、シンプルなメニューだからこそ、おいしく食べるための工夫とコツもあったりします。
実はおいしいおにぎりの握り方を意識するようになったのは、キャラ弁を作りはじめてから。ご飯を握るだけ……と思いがちですが、握る人によって以外にも違いが出るのが、おにぎりなんです。
温かいご飯で握る炊き立てのご飯で握るおにぎりは本当においしいですよね。おうちで食べるときは温かいうちに握って食べるのがやっぱりおいしいです。お弁当用に握るときも、温かいご飯だと握りやすく、形もきれいに。ムダに力を入れずに握れるので、ふっくらと仕上げることができます。冷やご飯を使うときも一度温め直してから握ると◎。
力加減キャラ弁教室でおにぎりを教える際に必ずお伝えしているのが、強く握りすぎないこと。お米の粒が潰れるくらいしっかり握ってしまうと、固いおにぎりになってしまいます。理想は口に入れるとホロホロッと崩れるくらい。この食感の違いが食べたときのおいしさを大きく左右します。
おうちですぐに食べるときは少ししっかり目に握ったほうがいいかもしれませんが、冷めた状態で食べるお弁当用に握るときは特に気をつけましょう。ご飯は冷めるとくっつく性質があるので、温かいときには少し柔らかめに感じるくらいでも、冷めるとちょうどよくなります。キャラおにぎりを作るときはしっかり形を作ろうとして力が入りがちなので、慣れるまでは力を入れすぎないように意識するくらいでOKです。
衛生面キャラ弁を作りはじめてから、衛生面を考えてラップで包んで握るようになりました。ご飯が手にくっつかず、作業もスムーズで一石二鳥ですよね。
お弁当用は作ってから時間が経過することも踏まえてラップで包んで作り、直に手が触れる機会を減らすことが大切です。可愛いおにぎりを作るときは細かな調整が必要な場合もありますので、ラップではなく、手袋をつけて握ったほうが作業しやすいかもしれません。
おにぎりとひと言で言っても、使うご飯は白米だけではなく、雑穀米や炊き込みご飯、季節を感じるたけのこご飯に栗ご飯、炒飯やピラフなどでも作ることができます。中に具材を入れることで栄養面をプラスでき、思った以上に自由。
ご飯の色づけ方法を知っておくと、彩りのきれいなおにぎりも作れるようになります♪
おにぎりの色づけ方法■茶色……醤油、めんつゆ、かつお節、そぼろ■薄橙……鮭、ケチャップ、たらこ■赤……ケチャップ■ピンク……梅酢、桜でんぶ■紫……赤シソふりかけ■黄色……ゆで卵の黄身、炒り卵、カレーふりかけ■緑……枝豆、青のり■グレー……黒ごま■黒……海苔
液体の物や混ぜると溶けるようなものは、色と味を見ながら量を調整するようにします。固形で混ざりにくいものはすり鉢ですってから、ご飯を混ぜるようにします。混ぜるときは、ご飯の粒が潰れないように優しく切るようにしましょう。味が足りない場合は塩を振って調整してください。
このほかに、ご飯の色づけ用のふりかけも販売されていて、色づけが難しい空色なんかもできます。ごはんにも味が加わり、食感も多少違いが出る場合も。作りやすさや食べる人の好みの方法を探してみてください。
手軽にかわいさをプラスするには手毬おにぎりがオススメ。お弁当箱にも詰めやすく、小さく作れば食べやすいので、幼児のおうちごはんにも使えます。飾り方次第では大人も満足する仕上がりに。
作り方① ラップでご飯を包んで丸く成形する。② 海苔を細長く3本カットして、おにぎりの中心で交差するように貼り、再度ラップで包んで落ち着かせる。
桜デコの作り方① 魚肉ソーセージを5mm幅に輪切りして、桜の抜き型で抜く。② 細めのストローの先をつぶして楕円にする。③ ②を抜き型にし、①の花弁の内側から中心に向かって1ヶ所ずつ抜く。
透かし模様の桜ができたら、おにぎりにのせて完成です。おうちで食べる場合はのせるだけで大丈夫ですが、お弁当用の場合は薄くマヨネーズを塗って接着するか、乾燥スパゲッティで刺して固定するとずれにくくなります。
いろいろな抜き型があると、食材を抜くだけでデコ素材ができるので便利です♪
手毬おにぎりの場合、デコはワンポイント的な感じですが、もっと華やかさを出したいときにはおにぎり全体をデコレーション! 抜き型を駆使すれば、簡単なのに見映えし、量産もしやすいです。
おにぎりはまん丸でも楕円でもOK! 白米の白を活かしたり、デコ素材の色を活かしたい場合は海苔で包むのもオススメ。
作り方① ラップでご飯を包んでおにぎりを握る。② 端に切り込みを入れた海苔を敷いて、その上に一旦ラップを外したおにぎりをのせる。③ ラップで②を包んで落ち着かせる。④ 抜型やストローを使って型抜きした材料をおにぎりに重ねていく。
丸いおにぎりを海苔で包む場合は、切り込みを入れておき、ラップで包んでしばらく置くことで海苔が馴染み、きれいな仕上がりに。この方法は海苔だけでなく、薄焼き卵やハムなどで包む場合にも使えます。
適したデコ素材デコ素材はおにぎりにのせやすく、邪魔にならないような薄いものが使いやすいです。ハム、スライスチーズ、薄焼き卵などはシート状になっているので最適。ゆでたにんじんなども色がキレイで使いやすいです。ゆでてつぶしたじゃがいもや紫芋など自由に成形できるものや、ごまやぶぶあられもポイントに使いやすいですよ。
食材の色や形を活かして使ったり、子どもの好きなものをモチーフにしてデコしてもイイですよ♪
丸く形を整えるだけのおにぎりも、パーツをつければキャラおにぎりに変身。男の子にも女の子にも使えるアニマルおにぎりは、慣れるまではちょっと気合が要るかもしれませんが、実際作ってみると「思ったよりも簡単だった!」と言われることも多いので、ぜひ挑戦してみて♪
材料ご飯、赤ウインナー、にんじん、コーン、海苔、乾燥スパゲッティ
作り方① ラップでご飯を包んで丸く成形。② コーン(口)、赤ウインナー(トサカ)、輪切りにしたにんじん(ほっぺ)をゆでる。③ にんじんを太めのストローで2個抜き、赤ウインナーは半分の厚みにカットしてハート型で2個抜く。④ 乾燥スパゲッティを赤ウインナーに刺して、おにぎりの上に固定。同じようにほかのパーツもおにぎりに固定する。海苔を丸くカットして貼る。
大小の丸いおにぎりを組み合わせることでいろいろな動物おにぎりを作ることができるようになります。小さめにおにぎりを作ったつもりでも意外と大きかったりすることが多いので、意識して小さく小さく作ってみてください。
材料ご飯、スライスチーズ、インゲン、海苔、赤ウインナー、乾燥スパゲッティ
作り方① ラップでご飯を包み、大(顔)1、小(耳)2個の丸いおにぎりを作る。② 小さいおにぎりに乾燥スパゲッティを刺して大きいおにぎりに固定。③ チーズ(鼻周り)を丸い抜き型で抜き、ゆでたインゲンの輪切り(鼻)にし、赤ウインナーの皮部分で舌を作る。目と口は海苔をカット。④ 各パーツに薄くマヨネーズを塗って貼る。インゲンがはずれそうなら乾燥スパゲティで刺して固定。
余裕があれば手も作ってつけてみて♪
食材の形をそのまま利用すると手間が省けるので◎。使えそうな食材をおかずの残り食材から探してみるとイイですよ♪
材料ご飯、かつお節、めんつゆ、ウインナー、グリンピース、にんじん、海苔、乾燥スパゲッティ
作り方① ご飯にかつお節、めんつゆを加えてよく混ぜる。② ラップでご飯を包んで大1(顔)、小(手)2個を丸く作る。③ 輪切りにしたウインナー(耳)に乾燥スパゲッティを刺しておにぎりに固定。④ 輪切りのにんじんとグリンピースをゆでる。にんじん(ほっぺ)はストローで抜き、目と口と頭の縞3本は海苔をカットして作る。⑤ にんじんとグリンピース、小さいおにぎりは乾燥スパゲッティを刺して大きいおにぎりに固定。海苔は薄くマヨネーズを塗って貼りつける。
大小のおにぎりを組み合わせたり、三角おにぎりを使ってもいろいろなアニマルおにぎりが作れます。基本的にはおにぎりの作り方やパーツのつけ方は同じです。
顔のパーツをつけたおにぎりは子どもに大人気。自分や家族のおにぎりが入っていると喜びます。髪型や顔の表情でオリジナリティーも出せます。
材料ご飯、鮭フレーク、にんじん、海苔
作り方① 鮭フレークをすり鉢ですってからご飯に混ぜ、ラップで包んで丸く成形。② おにぎりに合わせて長方形に海苔をカット。おかっぱ頭にする場合は凹にカット。前髪をギザギザにしたい場合は切り込みを入れる。③ おにぎりのラップを外し、海苔をのせる。おにぎりを包み込む外側には切り込みを入れておき、再度ラップで包んでしばらく置いて馴染ませる。④ 輪切りにしたにんじん(ほっぺ)をゆで、ストローで抜く。海苔をカットして目と口を作る。⑤ 顔のパーツに薄くマヨネーズを塗って貼る。
帽子のピックがあると可愛さUP♪
ご飯の色、髪の毛を作る食材、顔のパーツの形の違いでアレンジがたくさんできます。髪は海苔以外に昆布やかつお節、薄焼き卵やハムを使ってもOK! スパゲッティや焼きそばをくるくる巻いて使っても可愛いですよ♪
おにぎり用の型でよく見かける花の形ですが、型がなくても作れます。お弁当箱のサイズや食べる量に合わせて自由に大きさも作ることができるのでオススメ。
材料ご飯、鮭フレーク
作り方① ラップでご飯を包み丸く成形したあと、指で挟むようにしてつまみ、花の形にする。② 箸の先を使って、花弁の境をくっきりさせる。③ 真ん中に少しくぼみをつける。④ ラップを剥がし、くぼみに鮭をのせる。
同じ方法で葉っぱやほかの花の形も作ることが可能です。
先ほどのおはなおにぎりの方法を応用すれば、子どもが大好きな動物の形も作ることができます。基本的な作り方は同じなので、生き物に合わせた色やパーツをつけることで、多くのキャラおにぎりが作れるようになります。
材料ご飯、かつお節、海苔、グリンピース、乾燥スパゲッティ、揚げスパゲティ
作り方① ラップでご飯を包んで丸く成形してから、指でつまんで耳を作り、全体に横長の形に整える。② 箸の先を使って耳のくぼみをくっきりさせる。③ ラップを剥がし、かつお節や海苔を貼って模様をつけてから、再度ラップで包んで馴染ませる。④ ゆでたグリンピース(鼻)を乾燥スパゲッティで刺しておにぎりに固定。目と口は海苔をカットして作って貼る。揚げスパゲッティ(ひげ)をつける。
海苔は切り込みを入れるとキレイに包めます。
材料ご飯、めんつゆ、スライスチーズ、にんじん、海苔、黒ごま、乾燥スパゲッティ
作り方① ご飯をめんつゆで色づけし、ラップで包んで丸く成形してから、指でつまんで耳を作り、全体を横長に整える。② 箸の先で耳のくぼみをくっきりさせる。③ ゆでたにんじん(ほっぺ)の輪切りをストローで抜く。チーズは(鼻まわり)丸形で抜き、目や口は海苔をカットして作る。④ 各パーツにマヨネーズを薄く塗っておにぎりに貼る。にんじんがずれそうなら、乾燥スパゲッティで刺して固定する。
材料ご飯、枝豆、スライスチーズ、海苔、黒ごま、ハム
作り方① 枝豆をすり鉢ですってからご飯に混ぜ、ラップで包んで丸く成形。② 指でつまんでカエルの形に整え、箸の先を使ってくぼみをくっきりさせる。③ 小さいおにぎりも作って手の形に成形。④ チーズ(目)、ハム(ほっぺ)を丸く抜き、黒目と口は海苔をカットして作る。⑤ 各パーツを薄くマヨネーズを塗って貼りつける。
材料雑穀米、スライスチーズ、海苔
作り方① 雑穀米をラップで包んで丸く成形し、指でつまんで耳を作って形を整える。② 箸の先を使って耳のくぼみをくっきりさせる。③ チーズ(鼻まわり)を丸く抜き、目と口は海苔をカットして作る。鼻は雑穀米からちょうどよい雑穀を取り出して使う。④ 各パーツを薄くマヨネーズを塗って貼る。
ラップおにぎりを衛生的に作ることができ、ご飯が手にくっつくのを防いでくれる。成形したり、乾燥を防ぐためにも必須。
抜き型これさえあれば可愛い形の食材は簡単に作ることが可能。均一に量産もできるので便利。技術なしでも可愛くできる。
ストロー使い捨ての丸い抜き型として重宝する。大中小揃っていると◎。
乾燥スパゲッティのせたパーツを固定するために使える。食材の水分を吸って柔らかくなるので、時間が経過すればそのまま一緒に違和感なく食べられる。すぐに食べるおうち用のおにぎりなどには不要。
マヨネーズパーツを貼りつける接着剤の役割。つけすぎると見た目も悪くなるので薄く塗る。
ピンセット細かいパーツをつけるときに便利。食材にじかに素手で触れないようにするためにも。
パンチ海苔のカットのために。いつでも均一にパーツが作れるお助けアイテム。切れ味のいいものがおすすめ。
はさみ海苔や食材をカットするため。上達してくると、市販のパンチで抜いた形では満足しないで自分でカットしたくなることも。刃が真っ直ぐなものとカーブしているものの2本あると◎。
おにぎりは使うご飯の種類や具材で、さまざまな味わいや見た目が楽しめます。可愛いおにぎりにする場合は、色や形を華やかにし、パッと目を引くようにしてみるとイイですよね。キャラおにぎりやデコおにぎりは子どもも喜びますが、モチーフによっては大人でも満足できるものになります。基本的なコツや作り方はあまり変わらないので、要点を押さえ、可愛くおいしいおにぎりを目指して作ってみてくださいね♪
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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