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保育士YouTuberのてぃ先生の人気YouTubeチャンネルから、「子どもに伝わる言い方」をご紹介します。
✅【保育士さぁぁぁん神!】子育ての不安な気持ちを察したママへの一言
(※画像はイメージです/PhotoAC)
何度言い聞かせても、子どもに伝わっていない気がする……と悩む親は少なくありません。てぃ先生も、保育士になりたての頃はこのことですごく悩んだそうですが、さまざまな経験から現在は、こちらの話が子どもに伝わらない理由は2つあると考えるようになったといいます。
1つめの理由は「子どもが大人の注意を引きたい」ためではないか、というてぃ先生。子どもが親や先生に「こっちを見てほしい」「いたずらをしてでも、気を引きたい」と考えて悪さをしている場合、叱ってもあまり効果がありません。そこで、子どもに対する注意が伝わっていないと感じたときは、まずは「この子との時間がしっかり作れていたかどうか」を考え、もし不足していると思ったらそこに配慮しながら接することが必要だと思うようになったそう。
2つめの理由は「そもそも叱った内容が子どもに伝わっていない」。年長くらいまでの年齢の子どもは、よく「走ってはいけないところで走ってしまう」ことがありますが、このとき大人が「走ったらダメでしょ!」と注意することも多いですよね。
そう言われた子どもはいったん立ち止まるものの、またすぐに走り出してしまうことも珍しくありません。そのため、大人はその都度「走ったらダメでしょ!」と言わなければならず、「何回同じことを言えばわかるの?」とイライラしてしまうこともあります。
こうした事態が起こるのは、大人の場合は「走ったらダメと言われたから、歩けばいいんだ」と、注意された内容とその後すべき行動をすぐに結びつけることができますが、子どもはまだそのように考えることができないから……だと、てぃ先生はいいます。
そのため、走ってはいけないところで走ってしまう子どもには「歩こうね」と、具体的な行動を繰り返し伝えることが必要だそう。
別の例として、子どもに対して「外に行くから靴を履こう」と言ってもなかなか靴を履いてくれないとき、大人はつい「ほら、靴!」などと言ってしまいますよね。これも子どもにとっては具体的ではなく、わかりにくい表現なので、「靴を履こうね」と言い聞かせなければならないといいます。
当たり前のことながら大人と子どもでは発達段階が違いますから、どうしてもすれ違いやすいもの。「ダメ!」「何回言ったらわかるの!」と否定的なことばかりを繰り返していると、それを言っている大人本人もストレスを感じやすくなるので、そうならないためにも子どもに合わせた具体的な伝え方を心がけたいですね。
この記事のライター
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