/
子どもの誕生日や敬老の日など、家族のお祝いでお寿司屋さんを利用する家庭も多いのでは。寿司といえば海の幸ですが、もし寿司屋の大将が、「マグロ、山!」「イカも山だよ!」なんて叫んでいたら子どもが混乱してしまうかも?実はこれ、お寿司屋さんで使う隠語。「山」が何を意味するのか知っていますか?
子どもとお寿司屋さんで楽しく食事。子どもは大好きなたまごや納豆巻きを食べ、自分は好物のマグロを……と注文したら、寿司屋の大将が従業員に向かって、「マグロ、山!」。
え、マグロって、海の幸じゃないの?マグロが山ってどういうこと?……なんて子どもに聞かれたら、どう答えますか?
実は大将が放った「山」という言葉には、隠された意味が。どのような意味か、わかりますか?もちろん、「山で獲れたマグロ」という意味ではありません。
「山」は、「品切れ」を意味する隠語。つまり、大将は「マグロが品切れになったよ」と従業員に知らせていたのです。この「品切れ=山」の隠語は、寿司屋に限らず、飲食業界で広く使われています。
海の幸が売りの寿司屋で「山」と聞いたら、お子さんは混乱してしまいそうですよね。なぜ、品切れを「山」と言うようになったのでしょうか。
由来は諸説あり、寿司のネタとなるものは山にはないため、山にない→ないネタ→品切れを表すようになったという説や、山の頂点にいけばその先は何もないことから、品切れのネタを表すようになったという説があります。また、寿司屋によっては、山で笹が採れることから、笹きりのことを「山」と言うケースもあるようです。
実は寿司屋には、「山」だけでなく「川」という隠語も存在します。
「山」に対し「川」となると、品切れとは逆で在庫が余っていること?と推測しそうですが、実際は「おすすめのネタ」の意味。
寿司屋で「今日はアジが川」なんて会話がされていたら、その日のおすすめネタはアジ、というわけです。
マグロの産地が山、というわけではなくて、とりあえずひと安心。「山」「川」なんて、まるで探偵の合い言葉のようでおもしろい隠語ですよね。子どもも興味を持ちそうです。ぜひお子さんにクイズ形式で教えてあげてはいかがでしょうか。
この記事のライター
恋愛・結婚の人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント