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お金の管理は、生活を支える大事な基盤。家計のやりくりは、夫婦で協力しておこなうことが理想的です。しかし、なかにはうまく回らない家庭も……。今回は、夫婦間で家計管理がうまくいかない理由について、アンケート結果をまとめました。なぜやりくりがうまくいかないのか、根本的な原因をいっしょに考えてみましょう。
「夫婦で協力して家計のやりくりができていない」と答えた人の割合は、28%でした。できていない家庭から聞こえる声には、女性の意見が目立ちました。
家計管理がうまくいかず悩んでいる人は、改善ポイントがどこにあるのか、みなさんの意見を参考にして考えてみましょう。なにかヒントが見つかるはずです!
●夫が通販で勝手に買い物ばかりをする。クレジットカードで勝手に買うので払うしかなくなる。(女性/23歳/医薬品・化粧品/製造)
●キャッシュレス決済を使われてしまう。(女性/30歳/美容)
●自分が考えているもの以外のものを突然買ってくることがあるから。(女性/49歳/医療・福祉/事務系専門職)
協力体制が築けない原因のひとつに、パートナーの自由すぎるお金遣いがあげられています。少額のものでも数を重ねれば大きな出費になりますし、そもそも予算にない買い物は困りますね。
社会的にも現金を持たずに買い物ができるキャッシュレス化が進んでいるため、管理が行き届きません。物理的にクレジットカードを持たせないという対策をしても、パートナーの考え方が変わらない限り問題が起こりそうです。
とりあえず、現金と同じように使用できるプリペイド式のカードや、指定口座から即時引落しされるデビットカードを使ってもらうとよいでしょう。
●お互いの貯金や収入が把握出来ていない。(女性/33歳/医療・福祉/専門職)
●妻に家計をまかせているのでお金の動きが全くわからない。(男性/36歳/建設・土木/技術職)
●夫の貯金額や給料など知らないから。(女性/33歳/農林・水産/専門職)
家計の全容が把握できていないと、やりくりはうまくいきません。使えるお金の上限を決められないので、なにを買うにも「ムダ遣いではないか?」「本当に買っていいのか?」と悩むことになりますし、常に不安がつきまといます。結果的に生きたお金の使い方ができず、いつもケチケチしているのにお金は貯まらず、生活の満足感も得られないという状況に。
余裕のない家計の状況を直視するのは勇気がいることですが、先の見通しが立つと案外スッキリするもの。ムダも見えて、家計の改善も期待できます。
●夫は結婚するまで実家暮らしで収入は一切貯金に回さずあるだけ使ってしまうタイプです。そもそもやりくりができない人なので任せられません。(女性/41歳/学校・教育関連/経営・コンサルタント系)
●渡せば渡した分使ってしまう夫なので、妻である私が今月はこれだけと決めてやりくりしています。(女性/36歳/自動車関連/製造)
●妻が少額ではあるが、使わない物を買い、捨てる事がよくある。(男性/40歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
夫婦の協力をはばんでいるのは「パートナーの金銭感覚」という回答があげられています。あるだけ使ってしまうタイプや、ちょこちょこと無計画に使ってしまうタイプのパートナーには考え方を変えてもらいたいですね。
協力しなくてもひとりでうまく家計のやりくりができる、という人も、長い目で見れば協力体制を築いたほうが気持ちも楽になります。
お金を使うことに喜びを見い出している人に対しては、同じ目標を提案してみてはどうでしょう。家族に共通している趣味の道具や自家用車など、欲しいものを買うためのやりくりなら、協力する意識を持ってもらえるかもしれません。
●夫が趣味や交際費にお金をかけてしまう。(女性/40歳/機械・精密機器/事務系専門職)
●趣味にお金がかかる(パソコン)。(男性/44歳/情報・IT/技術職)
●趣味やレジャー、好きなだけ使ってしまう。(女性/42歳/建設・土木/事務系専門職)
お金は、目的を達成する手段です。使い道が決まっていないお金を貯めるのは、楽しい作業ではありません。楽しいこと、好きなこと、趣味にお金を使ってしまうのは、ある意味仕方がないこと。
ただ、限りある予算を希望にそって配分することはできます。たとえば、家は多少狭くてもいいから、好きな車に乗って家族でレジャーに行くことを優先したい、という場合は、家賃を抑えてレジャー費を高く設定してもいいのです。
楽しいことは後回し、というやりくりでは不満もたまります。思い切って視点を変えたやりくりを考えてみてはいかがでしょう。
夫婦で協力してやりくりができていない家庭には、お金のことを考えるのが苦手な夫、もしくは妻がいるケースが多いようです。なかには、ふたりとも苦手、というご家庭もあるでしょう。
工夫をしてもなかなか協力体制が築けない場合は、専門家に助けてもらうのも一案です。ファイナンシャルプランナーに個別相談する、銀行主催の相談会などに足を運ぶ、などお金に対する意識改革も考えてみてはいかがでしょうか?
マイナビ子育て調べ調査日時:2023年2月11日調査人数:109人(22歳~40代までのパパ・ママ)
(マイナビ子育て編集部)
家計管理の参考になる記事はほかにも!✅夫婦生活においてストレスを感じること、家事や育児を抑えて「お金・家計」が第1位に
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