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しばしば投げかけられる「ひとりっ子はかわいそう」という言葉を気に病む親御さんは少なくありません。しかし保育士YouTuberのてぃ先生は、ひとりっ子は「最後まで頑張る力」や「自尊心」を育みやすいといいます。
(※画像はイメージです/PhotoAC)
現役保育士のてぃ先生は、YouTubeでさまざまな育児情報を発信。SNSで公開している子どものほほえましいエピソードやパパやママの気持ちに寄り添った育児論も反響を呼んでいます。
昔から「ひとりっ子はワガママになりやすい」「協調性がない」などと言われることがあります。てぃ先生によれば、「ひとりっ子だからワガママになりやすい」というテーマは世界中で研究されているそうで、それを証明することはできないと結論づけられているそう。
ひとりっ子だからワガママになりやすいということは決してないので、どうか安心してください。むしろ、ひとりっ子は「最後まで頑張る力」や「自尊心」を育みやすいといわれているといいます。
ひとりっ子の親は「ワガママになってしまうのでは」などと心配することはなく、「きょうだいがいなくてかわいそう」と思う必要もありません。子ども自身は、ひとりっ子である自分をかわいそうだと思っていないのに、親がそうした気持ちを言葉などにしてしまうと、子どもが自分を否定するきっかけになる可能性もあります。
その上で、てぃ先生は、ひとりっ子を育てる3つのポイントを解説。
1つめは「子どもがあえて2番目、3番目になる時間を作る」こと。ひとりっ子は基本的に家庭で唯一の子どもなので優先されることが多くなります。おもちゃで遊ぶときも、自分が一番好きなおもちゃを、誰にも邪魔されず最初に使うことができますよね。
ゆえに、子どもが2番目や3番目になる時間をあえて時々作ることが大切、と、てぃ先生。たとえば新しいおもちゃを買ったとき「パパが最初に使うから、◯◯くんは2番目ね」と誘導してみるなど、自分が特別に優先されるわけではない経験をすることで、友達とかかわる際にも「自分が1番優先されて当たり前」と誤解せずに済むといいます。
2つめのポイントは、「周りの子どもと比べてダメ出ししたりしないこと」。自分の子どもを周りの子どもと比較してしまう場面もあるかもしれませんが、それを「ダメ出し」として子どもに伝えるのは控えてほしいといいます。なぜなら、ひとりっ子の最大のメリットである「両親の愛情を自分だけが受けられる=自尊心の高まり」を妨げる可能性があるからです。親が子どもに「大好きだよ」「どんなことがあっても味方だよ」という姿勢で接し続け、親に愛されているという安心感が持てると、いろんなことをやってみようという意欲につながります。
3つめのポイントは「人と一緒に何かする経験を意識的に作ること」。きょうだいがいる場合は、自然と人と一緒に何かをする経験が積めますが、ひとりっ子の場合は意識的に機会を作らないと経験しづらくなりがちです。もちろん保育園や幼稚園、習い事などで仲間と一緒に行動する機会は生まれますが、家庭でも普段の遊びやお手伝いのときに、「パパはこれやるから、◯◯ちゃんはこれやって」などと、役割を与えてあげることで、子どもの協調性が育むのに良い影響があるといいます。
この記事のライター
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