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夏の花として日本ではとても馴染みのある蓮(ハス)ですが、「蓮華草と何が違うの?」という声をよく聞きますよね。実は蓮と蓮華草(れんげそう)は全く違う花なんです。その辺も含めて、ここでは、蓮の概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。
蓮の花言葉は「清らかな心」や「神聖」などです。
「清らかな心」の由来は、蓮が泥水を吸い上げて美しい花を咲かせる姿からだと言われています。また、インドでは極楽浄土が蓮の形をしていると言われていることが由来という説もあるみたいですよ。
「神聖」の由来は、仏教に関係しています。お釈迦様が初めて歩いた時に、その足跡から咲いた蓮の花の上に立ち「天上天下唯我独尊」と言ったことが由来だと言われています。
蓮は色別でも花言葉がいくつかあります。ここでは、白とピンクの蓮の花言葉をそれぞれ紹介しますね。
白の蓮には「純白」「純心」という花言葉があります。まさにその白く美しい姿からイメージされる花言葉ですね。
ピンク色の蓮につけられた花言葉は「信頼」です。これもまた色のイメージそのままですね。優しい気持ちになれる、落ち着くということが由来だと言われています。
実は蓮には、怖い花言葉として取り上げられる悲しい意味もあります。
1つは、「離れゆく愛」です。なんとも悲しい花言葉ですよね。これは蓮の花が咲く期間がすごく短いことと花びらが1枚ずつ散ってしまう姿が由来です。大体4日目くらいには花が散り始めてしまいます。花びらが1枚ずつ散ってしまうその姿が、心が離れていく様子に見えたのでしょうね。
そして実はもう1つ、「救ってください」という花言葉があります。この花言葉は仏教に由来しています。お釈迦様に対して「私もあなたのような、悟りの世界に連れて行ってください」という願いからです。
まず蓮の特徴的なところは大きな葉っぱです。蓮の花と言ってパッとイメージできない人も蓮の葉であればすぐに思い浮かぶのではないでしょうか?
もちろん他にも、蓮の特徴はたくさんあります。1つは水生植物だということです。皆さん蓮は池などでよく見かけませんか?まさにあれが特徴です。蓮の葉は水面から1.5mほど伸びると言われています。そして花は葉よりさらに高く咲きます。
また、早朝に開花して昼には閉じてしまうのも特徴の1つですね。鑑賞用にはもちろん、食用としては日本でもよく食べられるレンコンは実は蓮の根の部分です。食べるだけではなく、ベトナムや韓国などではお茶としても楽しまれているみたいですよ。
・分類…ハス科ハス属・原産地…日本、インド、中国、オーストラリア・別名…ハチス、蓮華(レンゲ)・開花期…7月~9月・出回り期…7月~11月
蓮の名前の由来ですが、花の中心部を見てもらうと蜂の巣のように見えませんか?この見た目から蓮は昔「はちす」と呼ばれていました。そこから変化して「はす」と呼ばれるようになったと言われています。
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。蓮が誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
ここで気になる蓮華草との違いですが、まず上の蓮華草の写真を見て分かる通り、全く別の植物です。蓮はハス科ハス属ですが、蓮華草はマメ科ゲンゲ属です。
蓮や睡蓮を総称して蓮華と呼ばれたりすることがあるので、少し紛らわしく感じるのかもしれませんね。蓮華草の最大の特徴はレンゲ畑です。そのレンゲ畑から採れるのが、蜂蜜です。
先ほど説明した通り、蓮の花びらは4日で枯れてしまいます。花びらが全て散ってしまった後は、真ん中の蜂の巣のような部分(花托)だけが残ります。
そしてこの花托は実はドライフラワーとして根強い人気があるんです。先ほど4日で枯れるから「離れゆく愛」という花言葉をご紹介しましたが、ドライフラワーとして楽しむことも出来るんですよ。
また、花托の部分をドライフラワーとして楽しむのが一般的ではありますが、実は花びらも枯れてもなお美しいです。花托の部分は吊るして楽しんだり、花びらはガラスの容器に入れて飾ってみたり色々なアレンジが出来そうですね。
というわけで、今回は蓮の花についての解説でした。
この記事を読む前より、少しは蓮に興味を持ってもらえたのならとても嬉しいです。
世の中にはまだまだたくさんの花があるので、色々な花の花言葉などを調べてみるのも面白いかもしれませんね。
この記事のライター
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