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【中学受験】こんなに勉強してるのに…!思ったような成果が出ないときの対処法|しあわせな中学受験にするために知っておきたいこと

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目次

子どもの成績が上がらない。塾のクラスが落ちてしまった。そんなとき、皆さんはどうしますか? 当人を責めてもしょうがないと思いつつ、つい「このままじゃどこも受からないよ」などと、マイナスの言葉がけをしていないでしょうか? 教育ジャーナリスト・中曽根陽子さんが、中学受験を目指すときに気を付けたい【親の言葉がけ】をお話しします

中学受験は長距離耐久レース

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お母さん方と話すとよく「うちの子ダメなんです」とか「最近成績も落ちちゃって、困ってるんです」という方がいます。

そうですよね。塾に通って、勉強だってしていないわけではないのに、思うような結果がでない。そんな状況が続けば、愚痴のひとつも言いたくなる気持ち、よくわかります。

ですが、学年が上がれば上がるほど、勉強は難しくなっていくし、周りも頑張っているので、そう簡単には成績は上がりません。がんばっていても、結果にはなかなか結びつきにくいのです。

しかも、入試がまだ先の5年生くらいだとゴールは見えないし、なんのために、がんばっているのかよくわからなくなっているかもしれません。こんなときは、人と比べるのをやめて、目の前の課題をひとつひとつ解決していくことが大切です。

そのときにやって欲しいのが、鳥の目を持つことです。鳥の目とは、物事をちょっと高いところから客観的に眺めてみるということ。鳥の目で、つまずいている原因を探しましょう。

成績が伸び悩む、その原因は?

中学受験は、短距離走ではなく、長距離の耐久レースです。

だから、テストの度に、目先の成績に一喜一憂していても仕方ありません。まず気にして欲しいのは、今のお子さんの体と心の状態です。

特に夏休み明けなどは、子どもも大人と同じように暑かった夏のダメージを受けています。見た目には元気そうに見えても、疲れが出やすい時期です。以前も書きましたが、夏休み明けは、自律神経に乱れが生じ、「秋バテ」と呼ばれる症状を引き起こしやすいです。

お子さんの様子をよく観察してください。もし、いつもの調子ではないなと感じたら、成績を気にする前に、体調を整えてあげましょう。生活リズムを整えることは大事なことです。

一番効くのは、お母さんからの承認

体の調子が整ったら、もうひとつ大事なことがあります。

それは、こころのエネルギーを満たすことです。成績があがらない。クラスが落ちちゃった。そういう状況を一番気にしているのは受験生本人です。

「そんなことはありません。うちの子は、まったく気にしていなくて平気な顔しています」という方もいるかもしれません。

でも、たぶんそれは違うと私は思います。誰だって、成績が悪いより良い方が気持ちいいし、頑張っているのに、思うようにいかなければ落ち込みます。感じ方の振れ幅は人それぞれです。

子どもに起きていることは、子どもがいちばん知っています。そして「成績や、がんばりのことをお母さんやお父さんがどう思っているか……」も子どもは知っています。

どの子も、人から認めてもらいたいという気持ちがあります。ですから、うまく行ってないときほど、お子さんのこころのエネルギーを満タンにしてあげて欲しいのです。

そのためには、お子さんががんばっているところ、できているところに目を向けて、そこを認めてあげましょう。

できたところを見つけて、そのまま伝える

思ったような点数が取れなかったときほどやって欲しいのは、できたところに目を向けて、その事実を具体的に伝えることです。

子どもを無理にほめる必要はありません。「この問題よくできたね」とか「計算まちがいしていないね」とか「字がていねいにかけているね」など。ただ事実を伝えてあげるだけでいいのです。

無理に子どもをほめようとすると、ほめる側もストレスになります。また「無理してほめている……」と子どもに伝わりかねません。

他方、事実を言うだけなら、大きな負担にはなりません。子どももそのまま受け止められます。

こころのエネルギーを満タンにするのに一番大切なのは、「お母さん・お父さんは自分のことを見てくれている」と、子どもが感じることです。

心身のエネルギーが満たされていれば、自分ができていないところに目を向けられます。そうなって初めて、できなかった問題をやり直してみることもできるし、身につきます。

思ったような成果が出ず、保護者が焦る気持ちになるかもしれません。そんなときほど落ち着いてほしいと思います。結果を責めるのではなく、一度鳥の目を持って状況を確認し、冷静に対応しましょう。

中学受験ナビの連載『しあわせな中学受験にするために知っておきたいこと』の記事を、マイナビ子育て編集部が再編集のうえで掲載しています。元の記事はコチラ


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この記事のライター

マイナビウーマン子育て

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