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赤ちゃんの心拍数が低下し、危険な状態での出産を余儀なくされた妊婦さん。しかし……30代女性の出産後に起こった、心温まるエピソードを紹介します。
去年の8月に娘を出産した時のことです。前日の健診から赤ちゃんの心拍数が低く、出産当日も心拍の確認だけに行く予定が、そのまま緊急帝王切開で出産することになりました。 こんなことになるとは思っておらず、家に残してきた長男と長女のことが心配でたまりませんでした。さらに、生まれてきた赤ちゃんは呼吸器障害と診断され、そのままGCU(新生児回復室)に入院することに。
不安でたまらない上に帝王切開の傷もあり、なかなか赤ちゃんを見に行くこともできず、泣いてばかりいました。その後少しずつ歩けるようになり、GCUの病棟へ行ってみると……。
そこで見た赤ちゃんは鼻から酸素チューブを入れられ、常に呼吸の監視モニターが付いている状態でした。
少しでも呼吸数が下がればアラームが鳴り、緊迫した雰囲気だったのを覚えています。入院中は何度でもGCUに行けたのですが、現実を受け入れられず、なかなか足が向きませんでした。それを見かねた助産師さんが……。
助産師さんは、「赤ちゃん必死に頑張っていますよ。たくさん会いに来てあげてくださいね。呼吸器障害も一時的なものだと思うから、心配いらないですよ」と励ましてくれました。
それまでは、チューブに繋がれた我が子の写真を撮ることもできませんでした。しかし助産師さんの言葉に、「小さいうちからこんなに頑張っているのだから、記念に写真をたくさん撮っておこう」と思えるようになり、写真フォルダーはその頃の写真でいっぱいです。
赤ちゃんが頑張っているのに、なぜ私は逃げようとしたのか。助産師さんが優しく寄り添ってくださったおかげで、我が子の大事な大事な時期を見逃さずに済みました。本当にありがとうございました。
====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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