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立ち会い出産は、ママだけではなくパパも一緒にお産に臨む出産スタイルです。「陣痛室のみ」「分娩も一緒に」など、内容は産院によって違います。今回は、「立ち会い出産を経験してよかった!」と感じているママたちの体験談をまとめました。立ち会い出産を迷っているパパ・ママは、ぜひ参考にしてください。
●コロナのときの出産だったので、生まれる間際に来て「がんばれ」と声をかけてくれた。いてくれるだけで安心してがんばることができた。(32歳/学校・教育関連/保育士)
●コロナ禍だったのと、帝王切開だったので、産まれる数秒前に中に入ってくる感じでした。グロいのがダメなほうなのですが、子どものへその緒を切ってくれたり、涙なんか滅多に見せないのに(分娩室の)中に入ってきた瞬間泣いてたりと、感動しました。(29歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
●夜中、コロナ禍で冬の寒い中窓が空いている部屋でジャケットを着て待っていてくれました。なかなか出産まで時間がかかり、部屋のソファーで朝まで寝ることになってしまいましたが、最後まで支えてくれました。(35歳/アパレル・繊維/事務系専門職)
2020年の冬、日本国内でも新型コロナウイルスの最初の感染者が確認され、世界はコロナ禍へ突入しました。当初は妊婦さんや新生児にどのような影響があるかもわからず、不安な気持ちのまま出産に臨んだ方も大勢いたのではないでしょうか。立ち会い出産を中止した産院も多かったようです。
大変ななか、それでもパパが立ち会ってくれたことは、ママにとってとても励みになったようです。ただでさえ不安な気持ちになりがちな出産を一緒に乗り越えられたことは、夫婦の絆を深める結果になったのではないでしょうか。
●分娩室ではずっと夫は私の手を握ってくれていました。初めての出産でしたが彼のおかげで耐えることができ、待望の我が子が産まれる瞬間を共有できたことが思い出にずっと残っています。(36歳/金融・証券/事務系専門職)
●夫は眠気でウトウトしていたけど、手を握ってくれていました。子どもが産まれてきて、感動と安心感で泣いていました。(26歳/アシスタント/秘書・アシスタント職)
●陣痛で痛みが強いとき、ずっと手を握って励ましてくれた。お願いしたこともすべてやってくれて、子どもが産まれたとき、感動の涙を流してくれたのがうれしかった。(33歳/不動産/事務系専門職)
出産を肩代わりできないパパができることは、ママの手を握ってあげることだけかもしれません。多くのママが「ずっと手を握ってくれた」ことをあげて、パパの優しさに感謝しています。
手をつなぐことは、一番のスキンシップです。心まで繋がった気がして、やっぱりうれしいものですね。「何もできないから……」と立ち会いに消極的なパパも、手を繋ぐことはできるはず! ぜひママの気持ちに応えてあげてください。
●機械を見ながら陣痛の波が読めるようになってきて、陣痛が起こるタイミングでお尻のあたりを力一杯押してくれた。産まれてからは何度も感謝の言葉をかけてくれた。(38歳/小売店/販売職・サービス系)
●好きな音楽を流してくれたり、何をしてほしいか聞いてくれたり、腰をマッサージしてくれて、産まれるまで一緒にいてくれて心強かった。(33歳/接客/専門職)
●静かに横にいてくれて、お水を飲ませてくれたり、一緒にいきんだりと一緒にお産を乗り越えることができました。(33歳/ホテル・旅行・アミューズメント/清掃)
「立ち会い出産で夫はまったく役に立たなかった」という経験談を語る人もいますが、なかには凄腕のパパもいます。ママの気持ちを汲み取った至れり尽くせりのサポートは、もともとの性格か、事前の学習の成果でしょうか? ママの性格をよく理解しているパパだからこそ可能な立ち会い出産ですね。
声をかけて励ましてくれることがうれしいママもいれば、静かに寄り添ってほしいママもいます。これから立ち会いを考えているパパは、ママのポイントを見極めたサポートができるようにがんばりましょう!
●1人目の時はどうしていいのかわからず、助産師さんに言われるがままでしたが、2人目以降は自分から声をかけてくれたり、手を握ったり、さすったりしてくれました。子どもが産まれると毎回、笑顔で泣いていました。(37歳/建設・土木/事務系専門職)
●今まで涙を見たせたことがなかった夫が、立ち会いをして初めて涙を流した。(41歳/医薬品・化粧品/軽作業)
●そばで励ましてくれたり、吐きそうになったときは背中をさすりながらやさしく声掛けをしてくれた。無事産まれたときは私よりも泣いていた。(29歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
立ち会い出産で、ママよりパパが号泣してしまうことはよくあるようです。自分より先に泣き出した夫を見て、「涙が引っ込んでしまった」というママも見受けられました。パパの涙にちょっとびっくりするかもしれませんが、涙は激しい感情の発露だといえます。それほど、立ち会い出産にはインパクトがあるのですね。
一緒に泣いたり笑ったり、これからの子育てもふたりでがんばっていけそうですね。
●あっという間に出産になったので、主人も私も心の準備もできないまま、大勢の先生や看護師さん達に囲まれて出産し、娘はすぐNICUに運ばれていきました。ただ、産まれた瞬間、か細く泣いてくれたのは私も夫も聞こえていて、その声を一緒に聞けたことが本当によかったと思います。(34歳/医療・福祉/事務系専門職)
●子どもが誕生した瞬間に、夫がもともと握っていた私の手を強くぎゅっと握りました。感動したらしく言葉が出ないようでした。(46歳/小売店/販売職・サービス系)
●分娩室ではずっと夫は私の手を握ってくれていました。初めての出産でしたが彼のおかげで耐えることができ、待望の我が子が産まれる瞬間を共有できたことが思い出にずっと残っています。(36歳/金融・証券/事務系専門職)
立ち会い出産がとても大事な思い出になった、というママが大勢いました。特に第一子の出産や、難産だったケースでは、支えてくれるパパの存在はことのほか大きいものです。子どもが大きく成長したとき「パパも立ち合って出産したんだよ」と話してあげるのが、今から楽しみですね。
妊娠がわかってから出産まで、ご夫婦の間では、さまざまなドラマが展開されていたことでしょう。順調な妊娠ばかりではありませんし、気持ちのすれ違いで喧嘩をしたこともあるのではないでしょうか。
それでも、最後の最後で立ち会い出産をしたことで、家族としての覚悟が新たになるもの。子どもが産まれる瞬間に立ち会う機会は、人生においてかなり貴重な体験です。立ち会い出産を検討しているご夫婦は、今回の先輩ママたちの意見を参考にしてみてくださいね。
マイナビ子育て調べ調査日時:2023年7月6日~7日調査人数:172人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)
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