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子育て中のママ・パパの悩みを臨床心理士・公認心理師に相談する『子育て心理カウンセリングルーム』。今回は、娘の危なっかしい行動についてのお悩みです。「来年から小学校に1人で通わせるのがとても不安」というその困りごととは。
5歳の娘が落ち着きがなく、困っています。スーパーへ買い物に行くと、少し目を離した隙に走ってどこかに行ってしまいます。見つけて、そばを離れないよう注意すると「分かった」と言いますが、またすぐにフラフラとどこかに行ってしまいます。道路でも左右の安全確認をすることや、車の危険性を説明してあるのですが、渡っている時に急に道路の真ん中で立ち止まってしまったり、駐車場でも手を放して走ってしまったり……。来年には小学生になるのと言うのに、このままでは危なくて通学させるのも心配です。いつになったら落ち着いてくれるのでしょうか。
(40歳・女性・サービス業/事務系専門職)
お困り度:★★★★★★☆☆☆☆
家族構成:自分40歳、夫41歳、長女5歳
※写真はイメージです
【関連漫画】『生きづらいと思ってたら親子で発達障害でした』vol.1
今回の心理カウンセラー 亀井 紗代子(臨床心理士)(うららか相談室)
来年小学生のお子さん、そろそろ交通ルールを覚えて身の安全を守れるようになってほしい頃ですね。
お子さんは何か注意を引く物がほかにあると、すぐにそちらの方に気がそれてしまうのでしょうか。突然飛び出したり、お母さんのそばを離れてしまったりということでご心配ですね。
そばを離れないようにと注意する時、「どのくらい近くにいればよいのか」を具体的に伝えるのが一つのポイントです。例えば“手を伸ばしたらお母さんが触れる所”など、なるべく具体的に、お子さんがイメージしやすいように教えてあげてください。
スーパーでのルールを親子で作って、ルールブックとして持って行くのもおすすめです。言葉で伝えるだけでなく、紙に書いて目で見てわかるような形で伝えることで、お子さんの記憶にも残りやすくなります。5歳ということですから、文字でルールを書いても、わかりやすい絵を描いてルールを示してもどちらでもよいと思います。
「スーパーでは、お母さんが手を伸ばしたら触れるくらい近くにいること。それを守れたらシールを貼ろうね」というように、ゲーム感覚でシールを集めるなど、楽しくルールを覚えていけるといいですね。
また「横断歩道では、右を見て左を見て、また右を見る」「渡っている時は前を見て、最後まで止まらず渡り切る」などなど、ルールブックに交通ルールの決まり事についても書いてみてはいかがでしょうか。この際、一度にたくさんのルールを作らずに、お子さんが覚えられるくらいの少ない数から始めることが大切です。守れたらシールを貼ろうね、というようにモチベーションを上げて、うまくいったらたくさん褒めて、やる気をアップさせられるとよいですね。
また、話をする時は、お子さんがこちらをきちんと見て、注意が向いていることを確認してから話すことも大切です。お子さんの注意がしっかり向いたら、穏やかに静かに、なるべく具体的に伝えてあげてください。
お子さんの卒園が近づいてくると、「一年生になったら1人で通学できるかな?」「授業中椅子に座っていられるのかな?」などなど心配の種も増えてくると思います。でも、お子さんのペースで焦らず成長をサポートしてあげることも必要です。
入学後も、交通ルールがきちんと身につくまでは、ご両親の都合がつくならば送迎してあげてもいいでしょう。忘れ物をしたらその都度ルールブックを作る、ランドセルの中の見えるところに「やることリスト」を貼る、などもよいと思います。
入学前に完璧にしなくてはと焦らず、お子さんなりの成長をじっくり見守っていけたら素敵ですね。
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