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共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇がないことも!そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践している三姉妹のパパに、お話を聞きました。
家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。
第24回となる今回は、コンサルティング会社AKKODiSの採用部門責任者として働くパパのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。前編では朝・昼のタイムスケジュールとお仕事についてうかがいました。
コンサルティング会社の採用部門責任者として、戦略策定や戦略実行、全社的なプロジェクトの推進などを行う。プライベートでは小学校4年生、2年生、保育園年長組の三姉妹のパパ。出社とリモートワークによるハイブリッド型勤務で、家事や育児も積極的にこなす。妻もAKKODiS勤務。
――朝はお子さんの身支度をパパが、食事の支度をママが担当しているそうですね。
小川さんはい。家族の中でまず私が一番先に起き、子ども部屋に行って三段ベットで寝ている娘たちを起こした後、着替えのあるファミリークロークへ向かいます。そこで娘たちの着替えやヘアセットなどの身支度を整えてキッチンへ。その頃には妻が朝食を作りはじめています。
――朝ごはんができるまでの間は何をしているのですか?
小川さん子どもの宿題をチェックして丸つけをしたり、連絡帳を書いたりするのが日課です。チェックを終えた頃にちょうど朝ごはんができるので、そこで妻とバトンタッチし、私は自分の身支度をはじめます。自分の身支度が終わる頃には長女と次女はすでに小学校に行っていて、末の娘は私が保育園に連れて行きます。
――華麗なる連携プレイですね!今の家庭内の分担は、夫婦で話し合って決めたのですか?小川さんいえ、忙しい朝をいかに効率的に過ごすかということを考えた結果、自然とこのような形になりました。朝の準備が終わると、仕事開始の9時までまだ20分ほど余裕があるので、その時間は夫婦でコーヒーを飲みながら束の間の休息時間を過ごしています。
――家事や育児を効率化するために、特に意識しているポイントはありますか?
小川さん家の動線をいかにムダなくコンパクトにするかということですね。例えば娘たちの衣類が別々の部屋にあったり、着替えとヘアセットをする場所が違っていたりすると行ったり来たりしなくてはならないので、我が家では家族全員の洋服を全てファミリークロークにまとめ、一度に全員の身支度ができるようにしています。
――家の動線や収納場所を見直すために、プロの整理収納アドバイザーに自宅の収納の見直しを依頼したそうですね。
小川さんそうなんです。昨年マンションから戸建てに引っ越しをしたのですが、部屋数が増えたことで、どこに何をしまえばいいのかわからなくなってしまって……。どうせなら完璧に整理整頓したかったので、プロの方にお願いしました。結果、片付けやすくなったのはもちろん、動線がスムーズになり、本当に生活しやすくなりました。
――タレントアクイジションという部署は、具体的などのような業務を行なっているのでしょうか?
小川さん採用に関するあらゆることを行なっているのですが、「アクイジション=取得・獲得」という意味から連想される通り、多くの人材を集めるというよりも、次世代を担ってくれる優秀な人材を探し当て、狙いを定めて獲得するという方針のもと、採用活動を行なっています。以前までは「リクルーティング本部」という名称だったのですが、こうした自社の採用方針がより伝わりやすい名称にしようということで、昨年部署名を改めました。
――人材を発掘してスカウトするようなイメージでしょうか?
小川さんそうですね。スカウト部門もあり、より能力のある人材の発掘・採用を行なっています。私自身は本部責任者という立場なので、そうした複数のプロジェクトの進捗確認や戦略策定など、採用に関するあらゆることに関わっています。とにかくミーティングが多いので、朝から夕方まで30分刻みで予定が入っているという日も少なくありません。
――想像しただけで大変そうですが、お子さんが急な体調不良など、不測の事態が起きたときはどうされているのでしょうか?
小川さん緊急の場合はミーティングをスキップすることもできるので、予定を調整して早退することもできます。妻も同じ会社で働いているので、お互いの状況を見て調整しやすい方が対応するような形ですね。
――同じ会社で働かれていることの強みですね!
小川さんそうですね。お互いが互いの仕事内容や社内での人間関係を把握しているので、相手の状況を想像しやすいというのはあると思います。
――普段はご自宅でのリモート作業が多いのでしょうか?
小川さん今は週に2回ほど出社しています。以前は毎日出社をして帰宅が遅くなることも多かったのですが、コロナ禍になってからリモート化が進み、自宅で作業する日が増えました。
――リモート化が進んで、家事や育児の面で何か変化はありましたか?
小川さん仕事内容は特に変わりませんが、その日の予定に合わせ、自分のタイミングで洗濯や掃除などの家事ができるのは嬉しいですね。反対に、リモートだと子どもが学校から帰ってくると集中できないというデメリットもあったのですが、昨年マンションから戸建てに引っ越したことで仕事がしやすくなり、娘たちとの時間も増えました。
――具体的にどのようなことが変わりましたか?
小川さん仕事柄オンラインでのミーティングが多いので、以前は娘たちが帰ってくると仕事にならないこともあったんです。そのため、平日は学校が終わると学童に預けていたのですが、引っ越して仕事部屋を確保できるようになってからは、学童を利用しなくても困らなくなりました。必然的に娘たちと過ごす時間が増えたのが嬉しいですね。
(取材・文:上野真依、撮影:佐藤 登志雄、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)
この記事のライター
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