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内モンゴル自治区の自社牧場でカシミヤ山羊を育てる「ホリゾン」は、カシミヤのトレーサビリティに注力し、飼育だけでなく自社牧場で研究することで持続可能なカシミヤ産業を目指している。
また、世界中の課題である資源問題の中で、カシミヤやウールのリサイクルの活用に取り組むという。
「ホリゾン」は、内モンゴル自治区にある自社工場(NorthPeace Textile Inc.)にて、国際認証の「GRS(Grobal Recycle Standard)」を取得した。
機械にかける前に手作業で仕分ける工程
また、「GRS」の内容は、工場内でリサイクルするカシミヤ及びウールの原料・糸・製品の各工程における認証になる。
同社は、内モンゴル政府の烏拉特中旗農畜産業局から認定を受け、直接1140の牧民家族から公正な取引でカシミヤを受け取っている。
同社は、地域のカシミヤ山羊を育てる牧民の生活経済を守りながら、リサイクルに取り込み健全なカシミヤの循環型を目指している。
2020年には、同社が開発した反毛機の実用新案特許も取得済だ。
これまでも同社内で、紡績時のおちわたや、生産ロス生地の反毛が行われてきた。
また、同社は、烏拉特中旗(ウラドチュウキ)にて、カシミヤ山羊の研究所、研究牧場、原毛の取引センターとなる施設を建設中だ。なお、完成は2023年春頃が予定されている。
持続可能なカシミヤ産業を目指す「ホリゾン」の今後にも注目してみては。
ホリゾン:https://www.horizon-inc.jp/
(角谷良平)
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