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牛乳ではなく、豆乳を、植物性の乳酸菌で発酵させた豆乳ヨーグルト。ここしばらくで代表製品の「豆乳グルト」の流通範囲が広がり、各段に買いやすくなりました。でも、ネットを検索すると「ぶっちゃけまずい」という声も。そんなことありません!私は好きです! そこで、日本でいちばん豆乳グルトに詳しい人に質問。製造メーカー・マルサンアイの広報・深津博美さんに、「個人的おすすめの食べ方」を聞きました。

「腸内フローラ」という言葉を耳にする機会が増えました。人体の腸内の細菌叢(さいきんそう)のことですが、一般的に大豆加工品との相性は良好。個人的には豆乳を毎日飲んでいるとお通じが整います。そして、さらにパワーが高いなと感じるのが、無糖プレーンタイプのこの「豆乳グルト」です。

開封すると、ほんのりと豆腐のような香り。乳製品のヨーグルトより全体が若干グレーがかっていますが、ホエーも出ており、乳ヨーグルト同様に水を切って食べることも可能です。
この「豆乳グルト」を発酵させるための植物性乳酸菌は、「すんき漬け」という漬物から発見されたもの。だからでしょうか、お漬物のようなキリリとした、場合によっては強いと感じるであろう酸っぱさです。でも、よく考えてください、みなさんが普段食べている無糖ヨーグルトだって結構なすっぱさですよ?慣れの問題です。というわけで、「豆乳グルト」はこの味そのものの固定ファンが多く、ほとんどの人は砂糖やジャムをかけてこの風味そのものを楽しむのだそうです。
豆乳グルトの製造メーカー・マルサンアイの広報担当・深津博美さんに、個人的にオススメの楽しみ方を聞いてみました。

植物材料同士の相性のよさを実感! すっぱさ全開のグレープフルーツジュースと組み合わせると、豆のコクとグレフルのフレッシュさ、いいところ同士が引き立てあって、すっきりとしたヨーグルトドリンク風に。

豆乳グルトはたっぷりめがオススメだそうです。コップ半分くらいの豆乳グルトに100%のグレープフルーツジュースを注いで混ぜるだけ。いちばん簡単な楽しみ方ですから、毎朝トーストといっしょに。

この日は野菜グラノーラが手元にあったのでオンしてみましたが、なるほど、グラノーラの甘みがちょうどいい具合に豆乳グルトの酸味と調和します。豆乳グルトの固定ファンにこの食べ方が大人気というのも納得。ちなみに、普段はフルーツグラノーラを愛好とのことです。

乳製品のヨーグルトにドライフルーツを一晩漬けてもどしてみたことはありますか?おいしいですよね。そして、豆乳グルトはもっと相性がいいかも。容器にドライフルーツと豆乳グルト適量を入れて戻すだけです。比較すると、ヨーグルトよりも豆乳グルトのほうが水っぽさのないみっしりとした仕上がりです。ちなみに、いろいろなフルーツの中でいちばんおいしかったのがパイナップルといちごなのだそう。

おすすめは、成城石井で販売されているドライパイナップル(右はじ)と教えてもらいました。せっかくなので、いっしょにコンビニのドライフルーツも食べ比べてみました。

戻す前と戻した後の4つのフルーツを並べたところ。水を吸ってふくらむわけではないので、豆乳グルトのパッケージの中に直接入れても大丈夫です。上から、りんご、いちご、コンビニのパイナップル、成城石井のパイナップル。結果的に、どちらのパイナップルもおいしい! りんごは酸味同士のなじみがパイナップルほどよくない印象でした。なお、ドライフルーツの中でも、いちじくやプルーン、レーズンはヨーグルトの味が入らないのだそう。漬けるのではなく、オンして食べる方法がおすすめです。
ヨーグルト、豆乳グルトなどの発酵食品は、美味しく楽しみながら腸内環境を改善きる強い味方です。どうせなら、より好みにあうものを取り入れて、内側から健康になってください!
文/井一美穂
本記事は2016年6月に初回配信されました
この記事のライター
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