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お店では常に上品な盛りで出てくるくずきり。でも、自分で作れば、あのつるつるモチモチののど越しを思う存分味わえるんです。しかも、冷蔵庫で冷やすプロセスがもともとなく、そのまま食べられるので、材料を計り始めてから5分もあれば完成。この夏はぜひ「食べたいと思ったら5分で作れる」デザートのクイーン、くずきりを楽しんで!
■材料(11×14cm流し缶1個分)
くず粉 75g
水 150ml

いまやカタクリから作られている片栗粉がないのと同様、「くず粉」にも大まかに3つのタイプがあります。
1・本くずを材料とした昔ながらの本くず粉
2・さつまいもやじゃがいも等のでんぷんで作った粉
3・1と2を混ぜた粉
今回使った1の本くず粉は、製菓材料店の富澤商店で150g 1,058円(右・税込)でした。2のさつまいもで作ったものは150g 237円(左・税込)。最初は手軽な2や3のくず粉で試してみて、慣れたら本くず粉を使うのがオススメです。ちなみにアマゾンでも取り扱われています。
準備
流し缶は水でぬらす。流し缶が入る大きさのなべに湯を沸かす。流し缶は、鉄やアルミの、熱が伝わりやすく耐熱性のある四角い容器なら何でもいいと思います。
1・くず粉に水を加えてときまぜる
ボウルにくず粉を入れ、水を少しずつ加えながら、手でときまぜる。

はじめて本くず粉を使いましたが、水を加えてびっくり。普段使う片栗粉や小麦粉とはまったく手ざわりが違います。ベタベタとねばりつくような感触!
ざるで生地をこす。

ざるとボウルを組み合わせてどうぞ。
缶にお玉1杯分の生地を流し入れる。小さなアルミのパウンドケーキ型を使いました。このほか、ホーロー容器や、鉄のお弁当箱でもいいでしょう。
沸騰した湯に缶を浮かべる。

表面が固まるまでの1~2分間、へりを動かしてまんべんなく缶の底に生地をのばします。
生地の表面が固まってきたら、缶を湯の中に沈める。

缶全体を湯の中に沈め、丸ごとゆであげるような状態で1~2分。
生地が半透明になったら缶を湯から引き上げ、缶ごと水につけて、竹ぐしでまわりからはがして、細長く切る。

ここで一気に冷やしてしまいます。冷蔵庫にしばらく置かないとならない寒天系のお菓子と違い、作ったそばから食べられるというワケです!

黒砂糖30g、上白糖30g、水30mlをボウルにまぜて電子レンジにかけ、砂糖を完全に煮溶かす。溶かしやすいよう上白糖を使っていますが、黒砂糖だけで作ると風味も豊かに。

材料の計量と同時にお湯を沸かし、電子レンジで黒みつを溶かしながら生地に火を通せば、平均5分、どれだけ丁寧に作っても10分でぷるぷるのくずきりが。冷蔵庫で冷やせばよりひんやり美味しくなりますし、このまま氷の上に盛りつけても清涼感が楽しめそう。夏の間にぜひ一度!
文/井一美穂
この記事は2016年5月に初回配信されました
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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