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一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる!
生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。
単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。
仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。
読者の皆さんは、Brooklynにもチャイナタウンがあるのをご存じでしょうか?NYCのチャイナタウンといえば、QueensにあるFlushingが最大規模。そしてManhattanにあるCanal Street、それに次ぐチャイナタウンはBrooklynのSunset Parkといえます。あまり知られていないけれど。
Qトレインの終点近くに位置しているSunset Parkは、電車で行こうと思うとちょっと大変なぐらい僻地にあり、観光地としてはメジャーではありません。しかし、駅を出た瞬間から漂う異文化の香りは、紛れもなくチャイナタウンのそれです。一度このエリアでベトナム料理を食べましたが、とってもおいしくて感激!
NYCで最大規模の日本コミュニティであるJapan VillageもSunset Parkに位置しており、こちらでは大規模なスーパーマーケットでのお買い物や多種多様なレストランでの食事、季節のイベントを楽しむことができます。NY滞在時に日本が恋しくなったら行ってみてね!
キッチンリーダー、兄貴のことチーム内で自分以外が全員大陸出身のチャイニーズという職場は毎日本当にカオスな出来事の連続でした。
それにしてもスタッフは皆さん本当に良いキャラでした。みんな本当によく働くし、言葉の壁はかなり厚かったけど、今まで入った職場でもダントツに誠実な人間性を全員から感じました。今思えばこれはビジネスオーナーであるニックさんの人柄によるものだったのかもしれません。
兄貴の口癖は「We are a team, we are family」でした。怒られたり注意されたりもしたけれど、絶対にチームメンバーを見捨てない熱い義理人情が言葉の端々に表れていた兄貴。私服が意外にオラついていたりと、人としてかなり味があり、これに関してもいつか漫画にしたいです。
作者:ヤマモトレミ
89年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でインスタグラムを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。アメリカで食っていくために寿司をやっていくことを決意し、週4ブルックリンで寿司をつくっています。
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この記事のライター
SUUMO
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『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
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