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「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性にうれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce(ポコチェ)」から稲葉友さんのインタビューをお届けします♪
稲葉 友
1993年生まれ。2010年にドラマ「クローンベイビー」(TBS)で俳優デビュー。主演ドラマ「平成ばしる」(脚本・監督:松居大悟)が、12月28日(金)24:20〜 テレビ朝日にて放送のほか、2019年1月11日(金)には、映画『この道』が公開。
爽やかさと甘さのバランスが絶妙な青春映画。幅広い年代の方に見てほしい
青春映画の傑作『ROOKIESー卒業ー』の平川雄一朗監督と、日本中が涙した名作『君の膵臓をたべたい』のプロデューサーが強力タッグを組んだ映画『春待つ僕ら』が絶賛公開中。いつもひとりぼっちの女子高生・美月(土屋太鳳さん)が、バスケと仲間を本気で愛する4人のバスケ男子と出会い、成長していく物語。
稲葉友さんは、物語の舞台となる清凌高校バスケ部“イケメン四天王”のひとり、宮本瑠衣を演じる。
「瑠衣はすごく可愛らしい末っ子キャラで自由な人。僕自身も3兄弟の末っ子ですが、同じ末っ子でも全然違うなと思いました。僕はどちらかというと厳しい上下関係の中で育ってきたので、いつも大人しくしてました(笑)。でも2人の兄が大好きで尊敬しているし、末っ子のポジションがラクなときもあります。
撮影現場では瑠衣のキャラクターを考えて、盛り上げ役に徹しました。試合のシーンでエキストラの皆さんに聞こえるように大きい声を出したり、ほかのキャストにツッコミを入れてみたり。多少嫌われてもいいやと開き直っていたけど、優しい人ばかりで平和な時間でした」
注目は、臨場感溢れるバスケシーン。撮影前に約2カ月間の練習期間が設けられ、まるで部活のような時間を過ごした。稲葉さんをはじめほとんどのキャストがバスケ経験者だったものの、決められた動きを躍動的に演じるのは苦労したそう。
「映画のための練習なので、役作りやお芝居っていう部分も踏まえて色々と作っていかなきゃいけない期間だったんですけど、やっぱり男だけだと部活みたいな空気が出るんですよね。いい意味でみんなバカになっちゃうというか。練習後にみんなでラーメンを食べたり、スーパー銭湯に行ったり、楽しかったです。練習期間があったおかげでチームワークが深まったし、撮影を乗り切ることができた。このメンバーで本当に良かったです」
作品は高校生たちが繰り広げる青春ラブストーリーだが、同世代だけでなく大人たちが共感できるシーンも散りばめられている。
「青春のキラキラした一面だけではなくて、高校生たちが全うに悩み、葛藤する様子もきちんと描かれています。でも決して重くないし、爽やかさと甘さのバランスが絶妙です。この映画を見て昔の仲間に連絡したくなったり、周りに人がいてくれるのはありがたいことなんだと思える作品になっているので、幅広い年代の方に楽しんでほしいです」
“イケメン四天王”を演じた稲葉さんに高校時代のモテエピソードを伺うと、「モテたことがない」と意外な答えが。
「高校3年生のときに友人から“めちゃくちゃモテてたよ”って言われたんですけど、まったく知りませんでした。告白されるとか、バレンタインにチョコをもらうとか、遠巻きにキャーキャー言われるとか何もなくて、女子との接点は本当になかったので。もっと早く教えてよ! って。今となっては笑い話ですね」
話題の映画やドラマへの出演が続いている稲葉さん。さまざまな役を演じてきたが、今後のキャリアで挑戦してみたい役があると語ってくれた。
「教師の役をやってみたいです。両親が学校の先生なので、色々と話を聞いてみたい。教育の現場を長く見ている両親に、今の学生はどんな子たちでどんな問題を抱えているのか、それに対して大人や教員は何ができるのか、そういう話をしてみたいですね。仕事というフィルターがないと照れくさくてなかなか聞けないと思うから」
さらに2019年を迎えるにあたって、新年の抱負も伺った。
「まずは健康でいること。衰えは感じていないけど10代の頃とは当然変わってきているし、今の体をいかに使いやすくできるかに興味があります。明確なスキルも色々と増やしたい。2019年は、心も体もニュートラルな状態を高いレベルで維持することを目指します!」
「春待つ僕ら」
(C)あなしん/講談社 (C)2018 映画「春待つ僕ら」製作委員会
原作/あなしん「春待つ僕ら」講談社「KCデザート」刊
監督/平川雄一朗 脚本/おかざきさとこ
出演/土屋太鳳、北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友 他
公開/12月14日(金)より、公開中
TEXT/Yukari Tanaka
PHOTO/Tsubasa Tsutsui
STYLING/Daisuke Araki
HAIR&MAKE/Kazuya Matsumoto(W)
衣装/トップス 19,000円 ATELIER BETON (STUDIO FABWORK 03‐6438‐9575)
この記事のライター
Poco'ce
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